食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
皆さん、GWはいかがお過ごしでしたか?5月病には、なっていませんか??
暑くなってきたか、と思うとまだ少し涼しい日もありますね。
朝晩は冷えます!風邪にはご注意下さいね!


さて先日、15名弱ほどの勉強会を行ってきました。
対象は、マンションの1人暮らしの65歳以上の方・マンション周辺の65歳以上の方でした。
まだまだ動けて、しっかりしている方々ばかりです。
最近の65歳はまだまだ高齢者とは言い難いものがありますね。
そんな方々が配食を必要と感じるの?というように思えてしまうかもしれませんが、普通のお弁当屋さんではない、“はーと&はあと”だからこそできることがあるのだと感じています。

現在は、マンションの1人暮らしの高齢者が孤独死を迎えることが多いと聞きます。
人との繋がり・社会との繋がりも持たず、身寄りもなく、誰にも気付いてもらうこともなく…、という方が増えてきているようです。
同じマンションでも顔も見たことない、何てことが普通にあるようです。
そんな環境を少しでも変えられるように、勉強会をお願いします!と地域包括支援センターのケアマネージャーであるA様から頼まれたのは、連休に入る直前っ。
大した資料は作れなくても、何か伝えることはできるはず!と行ってきました。

参加者の反応は、配食なんてまだまだ…といった感じではありましたが、
宅配食全般の役割を始め、“はーと&はあと”の特徴・役割・他機関との連携・コミュニケーションの大切さ・目指すもの、などなど伝えてきました。
実際の利用者様の例を挙げながら、利用する理由・食事内容・利用頻度、事前訪問により一緒に相談しながら決めさせていただいていることなどを話しました。

そして、1番ひっかかられる所がお値段。そうです、他社さんより高額なのです。
でも、だからこそ“はーと&はあと”のサポートを必要とされている方に、利用してみようかなぁと連絡を下さった方に、何がきっかけであっても出会うことができた方に、食事だけでなく安心・安全を届けたいんです。
普通のお弁当屋さんの食事で良い方はそれで良いんです。
でも“はーと&はあと”にしかできないこと、見いだせないものがあるはずなんです★

それが何なのか、利用者様によって、配食を利用される理由は違うはずです。
利用者様のニーズを知ることで、その方が必要としているサポートをしていけることと思っています。
専門の相談員として、1人1人の方に適したサポートを行っていけるよう、利用者様が差し伸べている手をしっかり掴みたいと思います☆


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最近の京都管理栄養士の必需品!?いろんな業務にかかる時間を計測中。
慣れてないため、ストップボタンの押し忘れが多々ありますが。
ピッピッ鳴らしながら♪このブログを書くのは何分かかったかな…。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。
FFS事業部の柴田です。

ゴールデンウイーク最終日に、
友人と岩盤浴に行ってきました!
たっぷり汗をかいてリフレッシュ♪♪
そのおかげか、お休みが明けた今でも
五月病にかかることなく元気にすごしてしています!

さて、今回はFFS事業部内で最近感じたことについて書きたいと思います。

FFS事業部では、主にデイサービス(通所介護)に食事を提供させていただいています。
提供方法は主に、クックチル(関西圏)またはクックフリーズ(主に関東圏)があり
地域によって提供方法が異なります。

4月から新たにお取引を開始するデイサービスが増えたり、
今までお取引がなかった小規模の特別養護老人ホームなど入所施設への食事提供も始まったりとFFS事業部のあり方も進化しつつあるようです!

そんな中、昨日、とある東京のデイサービスから
「ペースト食の提供はできないか?」といったお問い合わせがありました。

現在では、基本的にペースト食の提供はしていません。

ですから、既存の施設様には
嚥下・咀嚼PJで取り扱っているレトルト食品をお届けし、
施設で温めて提供していただくケースが多いです。
現状としては(株)三和化学の「ブレンダー食ミニ80g×10袋の詰め合わせ」という
レトルトの商品を注文していただき、
2,3品を1食分として食べていただいていることが多いです。

この東京の施設は、「来週末までに大至急!!」ということだったので
他施設と同様にブレンダー食ミニをご紹介させていただき
検討していただくことにしました。


ペースト食を必要とする他の施設では
ずっとブレンダー食ミニのセットを注文されることが多く
他の商品を注文されるケースはゼロのようです。

もちろん、在宅と同様、その他の商品も多数扱っていますし
一部の施設では他の商品をしっていただこうと
試食会も開いているのですが、なかなか注文がないようです…


私はまだ、直接食べている現場をじっくり見たり、直接介護スタッフの声を伺っていないので
現状の把握がまだ足りませんし、
もしかしたら喫食している人は頻繁に入れ替わっているので
種類はさほど必要ないのかもしれません。

でも、もし喫食している人がずっと同じ方だったとしたら
デイサービスに来るたび毎回ブレンダー食を食べているというのは
食べる楽しみはほとんどないのではないでしょうか?

デイサービスに通う場合、週2回程度通う方が多いので
さほど問題ではないのかもしれませんが
やはり少しでも食べる楽しみを感じていただきたいものです。


これを機に、ペースト食を食べている施設の現状や
施設様にできるよりよい提案はないのか考えてみたいと思いました!


まだまだ勉強不足だと感じる日々です。
広くアンテナを張って、情報収集していきたいと思います。


先日、
(株)田中ビジネスサポ―トの「すむーす食」の製造現場を
見学させていただき、たくさんの商品を試食させていただきました!

*「すむーす食」は冷凍保存なので、
嚥下・咀嚼サポートサービスの中で取扱っていません。

ファシリティーフードサポート事業部
管理栄養士 柴田 満里子

こんにちは。
京都管理栄養士の宮川です。
新緑がきれいな季節ですね。ツツジも咲き乱れて、きれいな季節です♪
バイクで走るのも気持ちがいいです。
この調子だとあっという間に夏になってしまいそうです!


さて、先日行った新規の方。
病院への訪問でした。

M様、70才台の男性。奥さんと一緒に面談です。
5か月ほど入院されていて、やっと退院です。
糖尿の血糖管理の為、というのが利用理由です。奥さんは、別居中なので、食事準備はすべてご自分です。

でも、面談中、終始お元気なさそうな顔、「いやいや、帰ったら自分でできるよ」と、私の話にもあまり乗り気でない・・

お届けは夕食だけなので、朝昼の食事内容もお聞きしたのですが、「う~ん、ふうん」と、奥さんもごめんねぇ~という感じになり、話しが進みませんでした。

入院中、HbA1cは6%台に下がっていますが、在宅に戻ってから8%台に戻らないように食事相談にのらないと、と思いつつもどかしい気持ちでした。


そして、退院のその日。
紹介元のケアマネさんに、担当者会議に呼んでもらいました。

M様、病院にいた時と、ぜんぜん違いました。
表情も明るく、話もはきはき。
退院でばたばたして、ちょっとお疲れの様子もあったのですが、服装もしゃきっとして、なんとなく顔色も良くなっているように見えました。

食事の話も、ケアマネさん、奥さんといっしょに、「また病院に戻らない為に、栄養士さんに指導してもらうんだよ!!朝は何食べるの?昼は?!」とうるさく(?!)言ったところ、ぽつぽつと、聞く事ができました。

おかげで、『朝食の味噌汁の味噌は、インスタントの1袋だと塩分が多いので、半分に!』『野菜なければせめて野菜ジュースを先にとって!果汁入っているのは血糖上がるので、野菜100%で!』とアドバイスすることができました。

奥さんによると、人に言わずに、昔からご自身で自由に出かけたり、勝手に物事をすすめていたり、という性格のようです。
M様は、こちらから、病状や食生活を把握するようにしないといけない方だなと感じました。

「検査表もちゃんと私たちには見せてね!」「通院は月1ね!」と、しっかり皆で確認しました。
よかった、これでケアマネさん、奥さんとも、しっかちタッグが組めました。

自宅でくつろぐ、M様の明るい顔を見て、再入院させたくないと思いました。
入院中の顔より、今の顔の方が、素敵です★
やっぱり自分の家が一番。
これからしっかりサポートさせていただきます!!


ゴールデンウィークに、高槻ジャズストリートに行ってきました♪
プロの方以外も、すごい熱演で、感動の嵐でした。
パワーをいっぱいもらいました!

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管理栄養士
宮川曜子

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