宮川曜子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
もうじき北摂では新しくデイがオープンします★
私は、密に関わっている立場ではないのですが、楽しみです。
京都は、普段と変わらないのですが、北摂を支えられるように地道にがんばりますよ~!

さて、うれしい出来事がありました。
先日お電話した方。糖尿病、80代の奥様。ご主人と2人暮らしです。

栄コン利用3ヶ月です。
実は以前も体調が悪い時だけ利用して下さっていました。
その時は体調回復を理由に、いったん停止されました。

今回も体調をくずされたのがきっかけで、食事を再開されました。
奥様の食事準備負担減が、利用目的の一つなので、ご主人もいっしょにご利用です。

気になる数値は、前回よりHbA1cの数値も8.6%と、ずいぶん上がっていました。
何しろお2人とも美味しいもの好き。
お菓子も大好き。話してる先の机の上にも甘いものが・・。

ご主人は、糖尿病ではないのですが、肥満傾向です。

体調がよくなるまで、プラス奥様の数値が下がるまで継続して下さいね、と話していましたが、やっぱり美味しい物好きな2人。

最初はご主人の口に合わない、なんてこともちらっと聞いたりしました。

心配で、ちょこちょこお電話していました。

そして先日、お電話で、「数値が徐々に下がってきているのよ~!」と奥様のうれしい声が。いや~私もうれしい!

8.6%だったHbA1cが7.8%→7.3%ととても順調に下がってきていました。
夕食を毎日はーとの食事にしたのと、間食を減らしたのがよかったのでは、とのことでした。

数値が下がってきたため、やる気もアップ。
ご主人はなかなか体重は落ちてきていないのですが、ご主人も奥様に励まされ、がんばろう!という気持ちになっておられました。
とても明るい声が聞けました。

継続は力なりです。独りで継続は大変です。

私の電話が継続のサポートになったのかな、とうれしいです♪

今回の件で、最初の3ヶ月で、効果が出せるかがポイントなのかと思いました。
結果が出ないとしんどいですよね。

3ヶ月で効果が出せるようなサポートをする為、まだまだ腕を磨かねば・・!


管理栄養士
宮川曜子

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
不覚にもめずらしく風邪をひいています。
喉が痛いのと、鼻水がとまりません。
はきはきとしゃべれないので、利用者様に聞き取りにくい話し方になっていると思います。

鼻がつまっているので味覚もなんだかおかしい…。
熱も出ていないのに、なんだかすっきりしません。
はーとの利用者様は高齢の方、ご病気の方がほとんどです。きっともっともっとしんどいんだろう、と感じました。

皆さんにうつさないように、早く治さねば!

さて、先日行った新規の方。奥様と2人暮らし。
S様、70歳代、男性、慢性腎不全の方です。

たんぱく制限を言われて退院後。

「Iさんから、おたくの事聞いてお電話したのよ~!」
明るい奥様に出迎えていただきました。

実はI様もはーとの利用者様。
3年ほど栄養コントロール食を利用いただき、食事療養に取り組み、病状を維持されています。S様同様、慢性腎不全です。
カリウムが上がった時や、食事の指示量が変わった時等、よく相談させていただいています。

そのI様からのご紹介でした。
S様は、このままだと透析は5ヶ月と言われています。
食事療養でがんばりたいという気持ちが強く、奥様といっしょに熱心に聞いてくださいました。

「たんぱく質と塩分はだめなのよね、何を食べたらいいの?」と、調理担当の奥様は困り顔。
退院後しばらくは何を食べておられるのかお聞きすると、お粥と野菜の炊いたんくらいね、と言われました。

朝食や、間食内容もお聞きしましたが、全体的にエネルギーが不足していました。

たんぱく制限ができていても、エネルギー不足では、自身の筋たんぱくを分解してエネルギーを取り出そうとする為、たんぱく質の代謝がおこり、尿素窒素が発生することになり、たんぱく質を摂っているのと同じになってしまいます。

これをたんぱく制限のある利用者様に理解していただくのって、いつも難しいと感じます。退院時の栄養指導でも聞いておられるはずなんですが、分かっておられない方、多いです。

はーとの食事は夕食に利用希望だった為、朝食と昼食、間食内容のアドバイスをさせていただきました。

私:「足りないカロリーは果物の缶詰や、マヨネーズも使ってくださいね。」
奥様:「糖分も、まあ~マヨネーズもいいのね。」
S様:「そういえば病院でゼリーが出ていたなぁ。家では食べてへんなぁ。」

S様:「そういえばお造りも食べたいんやけどいいんかな?」
私:「お届けする食事の量も参考にしてください。でも3切れまでにしておいて下さい」

たくさんお話しました。
「よかったぁ、親切に相談にのっていただいて」ととても喜んで下さいました。
私も、お2人の不安な気持ちを少しでも和らげることができたので、とてもうれしかったです。
そして、また検査結果も追いながら、食事療養のサポートをさせていただきます、とS様宅を後にしました。

その後ご紹介いただいたI様ともお電話でお話すると、とても喜んでおられた、と言って下さいました。

うれしい限り。
口コミで、ご紹介いただけたのは喜んでいただいているからだと、感じました。

S様の食事療養は始まったばかり。
この先も喜んでいただけるようなサポートをしていくよう努めていきます!


先日京都の栄養士メンバーで、蒸し野菜を食べに行ってきました★
野菜の甘みが感じられおいしかった~。
久しぶりにゆっくり話せ良い時間でした♪

管理栄養士
宮川曜子

こんにちは。京都の管理栄養士の宮川です。

1月も半ばですが、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
公私ともども去年よりもっといい出会いがあるように、積極的に動いていきます!

今年のお正月は実家に帰ってゆっくりしてきました。
私は愛知県出身です。愛知といえば、モーニングが有名ですよね?
地元でお正月早々いった喫茶店でこんなモーニングを見つけました。

はさみ方が思いきった感じです(笑)。朝からボリューム満点!

さて、そんなお正月も過ぎ、はーとでの毎日が戻ってきました。

昨年12月に、急性胆嚢炎で入院されたM様。
80歳台、女性。肥満。糖尿病があります。
先週退院されることになりました。
入院前は、カロリー調整食をお届けしていたのですが、食事指示量が変わるということで、退院時の栄養指導に、娘様といっしょに同席させてもらいました。

栄養指導前、娘様と話していると、こんなことが分かってきました。

娘様:
「宮川さん、ごめんなさい。 (私:なんで謝るのかな??)
はーとさんの食事だけにしておいたらよかったのに、母が甘いものがすきでお肉も好きだからつい食べさせていたんです。」

M様:
「私もねぇ、つい月に2回くらいならと焼き肉にいったり、はーとさんの食事に唐揚げをつけたり、おかしも1個じゃおさまらなくて・・、食べてたんです。」

あらら・・
食べても1個くらいっていっていたのに・・

M様のご主人も糖尿で、利用してくださっているのですが、ご主人のHbA1cは改善してきていたのですが、M様自身はなかなか改善せず、体重も変わらないので、なんでかな?と思っていたのです。

娘様:
「せっかくお食事届けてもらっているのに、ごめんなさい。
この歳になって制限で、おいしいものが好きな母がかわいそうで。宮川さんに恥ずかしくて言えなかったんです。」

そうだったんですか。年齢のことを言われる方多いんですが、合併症が起こったときしんどいのはご本人なんですよ。

この積み重ねが原因で今回胆嚢炎になりました。

栄養指導の際の指示量は、1400Kcal、脂質30g、塩分6g未満。
病院の管理栄養士さんからは、脂質はかならず守るように、間食はしないこと、という言葉。

この入院でとても痛くてつらい思いをされたようです。
M様も、娘様も、とても反省されていました。
退院後は、再発しないよう食事療養をきちんとしていこうというお気持ちです。
病院の管理栄養士さん、M様、娘様、私でしっかり退院後の食生活を決めました。

退院後は、脂質制限食に変更し、頻度も増やしてもらいました。

配送員からは今のところがんばって食べていると聞いています。
でもなんといってもおいしいもの好きなM様ですので、嫌になってきていないか心配。
そろそろ電話してみます★
今度はかくさずに言ってもらえると思います。


新たな気持ちでスタートです!


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
クリスマスあたりから急に寒くなりましたね!
今年はまだほっかいろを使っていなかったのですが、もう出さないと。
去年買った分がたくさん残っているので・・。

さて、もう12月も末なので、大変お世話になった事業所の方々へ、年末の挨拶にまわっています。

とある事業所に挨拶に伺った時、ケアマネさんと、利用者のT様の話になりました。
T様は糖尿病です。退院後、はーとを利用してくださり、2か月ほどたっています。

耳が大変遠いので、栄養相談は娘さんにしています。
その娘さんからは、「最近血糖が上がっていて・・たぶん紅茶(紙パックの甘いもの)が好きでよく飲むからだと思うんです・・」と聞いていました。
自分で買いに行かれるので、止めようがないようです。娘さんも困っていました。
T様は少し、認知もあるよう。

そんな話をケアマネさんも聞いていて、このまま血糖があがると、再入院になってしまう、と困っておられました。

なんとそこへ、T様が帰ってこられました。
実はこの事業所、デイサービスとくっついているんです。
その日T様はデイの日で、ちょうどデイのスタッフとお買い物に行っておられたようです。

私・ケアマネさん 「あ!Tさん!ちょっとこっちに来て下さい、何を買ってきたんですか?」

T様の手の袋には・・紅茶、柿、みかん・・

「ちょっとここに座って下さい」と、T様に座っていただき、T様の耳元で、こんこんと2人で血糖があがるとどうなるか、話しました。
T様が普段何を買っているか聞き(衛生ボーロやかっぱえびせんもよく買っているようです・・)、ゼリーやヨーグルト等低カロリーのものに変えるよう話しました。
お届けした食事にプラスなのでかんぜんにカロリーオーバー。

「そうやなあ・・××みたいになりたくないしなあ・・」とT様。
(××は糖尿病らしい芸能人の名前。私もあまり知らなかったのですが)

T様は細かいところもあり、カロリー表示を見て購入されています。
ただカロリーが高いものを選んでらっしゃるのはよくない・・。
以前はカロリー計算もきちっとできていたようです。
それもあって娘さんもT様には言いにくいよう。

「それならT様、まず1日1600Kcalまでにしましょか。再入院は嫌ですしね。
 次の検査まで、ちょっとがんばってみて!」

「そやな・・」とT様。

ちょっと不安ですが、ケアマネさんと2人がかりで説得(?)にあたり、ちょっとは届いたようです。
その後、ケアマネさんに、T様のよく行くコンビニやドラックストアで購入できる低カロリーのおやつの資料を作成したものを渡してもらいました。

ケアマネさんは年明け、娘さんも交えて会議をするか検討して下さっています。
年明けの検査結果をまた聞かせてもらいます。

T様に直接伝えられてよかったです★

今年もこうやってたくさんの事業所の方と、利用者様を通じて相談したり、勉強させていただきました。嬉しい事もたくさんありました。はーとの皆にも助けられています。
もっと良い相談ができるよう精進していきます。
来年も宜しくお願いします(^^)


管理栄養士
宮川曜子

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
先週末、立て続けに忘年会があり、体重が1kg増えました。
この時期、気をつけないといけませんね・・。
まだ忘年会が控えていますので、早く戻します!

さて、先日利用者F様の息子さんから、こんな電話がありました。
「カリウム制限が出たんですがどうしたらいいですか?!」

F様、心疾患、糖尿病。80歳代の女性です。要介護2。
腎機能の低下は確認していませんでした。血糖も良好。
息子さんは真面目な方です。一生懸命介護にあたっています。

カリウムがどのくらいの値になったかきくと、5.7mEq/l。
カリウムは6以上になると、心停止の危険が高まります。
ぎりぎりです。お薬も出たよう。

はーとの食事は、昼に1食、カロリー調整食です。
朝と夕は息子さんが用意したり、お惣菜。

「今回、先生から腎機能の低下もいわれましたか・・?」と聞くと、それは大丈夫、とのこと。
たんぱく制限はなし。
腎臓食にかえる必要はないようです。

何かカリウムの高い食品をおうちで召し上がったのかな・・?
F様はそんなに食べる方じゃなかったはずだけど・・?
糖尿歴も長かったはずだし、息子さんまさか果物たくさん用意したりしてないよね・・?

電話口で食生活をヒアリングしました。

すると、原因はやっぱり果物でした!!
秋には、柿、最近はみかんを1~2個召し上がっていたようです。
あとお芋も、時々食べてらっしゃったよう。

生の果物やお芋にはカリウムは多いことを伝え、缶詰めにするか、やめるよう伝えました。
ドクターからも聞いてなかったよう。

「あぁ、そうなんですか。やめた方がいいですか。やめますわ。」と息子さん。
果物やお芋が好きで喜んで食べられたので、特に果物は毎日食べておられたようです。
食欲のない時もあったので、喜んで食べてくれるものを用意したくなるのは、分かります。

いったん数値が下がるまで、ちょっとやめて下さいね。
心臓にも負担をかけますので。

息子さんがある程度分かっていらっしゃると思っていたので、私も盲点でした。
生果物にカリウムが多い、という知識も、よく知られていると思っていましたので、よけいに盲点でした。
思い込みはいけません。

次の検査はすぐなので、またお電話して聞いてみます。
食事と薬で数値はきっと下がるでしょう。

食事療養のサポートが私の仕事です!


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

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