糖尿病の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
急に寒くなりましたね。
こたつはもう少し待とうかと思っていましたが、がまんできず出してしまいました。
利用者さんの家でも、ストーブや暖房がついていたりと、もう冬がすぐそこまで来ているんだな、と感じます。

さて先日、新規の方の所に訪問に行ってきました。
50歳代のご夫婦と、子供さん2人の4人家族です。
お電話はご主人からありました。

「妻が糖尿と言われたので、食事を利用したい。自身も高尿酸血症があって、子供たちもちょっと体重が増えている」

さっそく翌日訪問しました。
「どうぞ、入って下さい」と、中にはいると、ご主人と奥様がこたつで座っておられました。
ご主人は身体障害があり車いすで、奥様は別の障害があるようでした。
お2人とも温厚な方で、少しぽっちゃりされています。
奥様は口数が少ないので、ご主人と話します。

お聞きすると、どうやら奥様の体調が芳しくなく、食事準備に困っており、かつ、血糖もあがっていてDrから食事制限をするように言われたとのことでした。
はーとの配送車をみて下さったのと、担当ヘルパーさんから相談にのってくれるからいいよ、と勧められたので、うちに電話を下さいました。
(ヘルパーさんは自立支援で入っていました。)

検査表は手元になく不明だったのですが、空腹時が280mg/dlの血糖のよう。
かなり高い状態です。血圧も薬を飲んでいるので、さらに合併症のリスクは高いです。

食生活を聞くと、時間が不規則。後ずれになってきて、夕食が深夜になることも。
また、お菓子はあまり食べないようですが、果物の量が多い・・
バナナ、柿、ミカン。
お惣菜の揚げものも家族4人で相当な量でした。
これでは体重が増えていきますよね。

不規則なのも、果物もダメなんでしょうね、とご主人。
奥様は苦笑い。

このままの生活を続けていたら、家族4人とも合併症になります。
起こってからでは遅いんです。

ご夫婦とも障害がありますが、食事療養は必要です。
子供さんの健康のこともとても気にかけておられますので、なおさら食事療養をしっかりしないと!

食生活の改善点は多いですが、まずは不足している野菜を3食食べるように約束してもらいました。血糖の上昇を抑制しますし、満腹感で食べすぎも防止。

「言われてみれば野菜少ないですね」と、ご主人、気づいていただきました。
大黒柱のご主人がまずその気になっていただけば、きっとうまく流れていくはず!

はーとの食事は、まずは週3で、家族皆さん分でお届けさせていただくことになりました。

その後、担当のヘルパーさんに報告に伺いました。
「よかった~、少しはやる気になって下さったんですね。食生活の問題点は多いと感じていたんですけど、私ではなかなか介入できなくて。
また相談にのってあげて下さいね」、と喜んでいただけました。

体重や血糖が下がるまで、もちろん下がってからも、食事の相談にのらせていただきます★
家族皆さん喜んでいただけるまで!


その報告のあと、事業所を出たら雨上がりで虹がかかっていました。
思わずパチリ♪
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はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは、京都管理栄養士の松政です。
冷たい風が吹くようになりました。

80歳代、男性、糖尿病、サルコイドーシス。
奥様と娘様と同居。
退院時にしっかりと食事管理をしないといけないということでケアマネージャー様の紹介で利用開始になりました。
8月末に退院され、今に至ります。

今までは奥様が食事を支度され、娘様は仕事で遅いということもありノータッチ。
今回の入院までは、そんなに厳しい食事制限は必要ないと思われていました。
そういうこともあり、全く食事療養はできず、食べたいものを食べ体重も増えて・・・
しかし、今回の入院がこたえたようでご自分から頑張りたいとおっしゃったそうです。
はーとの食事は、お昼にご利用いただき、夜は奥様が支度。
朝は娘様が仕事の前に用意して行かれます。
奥様も勉強のために同じ食事をご利用。
ご本人様、ご家族様の努力の結果、退院前に7.1だったヘモグロビンが6.7(NGSP)に(入院前は8%台)。
今まで好きに食べていたお菓子や果物も減っています。
これからその量が増えていかないことを祈りながら、今後の目標は、血糖コントロールは維持し、改善しながら、もう少し体重を落とすこと。
現在、あまり体を動かすことができていないため、体を動かすことが目標です。
ケアマネージャー様や訪問看護の看護師様と「少しずつ攻めていきましょう!」と話しています。

今回入院をきっかけにやる気になられましたが、本当は、もう少し前、入院前に何とかしたかったなと思いました。
そうすれば、少しは辛い思いをされなくて済んだのに。
だから、もっと早くに食事療養を必要とされる方々に出会いたいです。


はーと&はあと管理栄養士 松政千佳子

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
先週の日曜に、はーとの一部メンバーで淀川市民マラソンに参加してきました。
フルマラソン42.195㎞!
ではなく、私は10㎞を走りました。
社長や山村さん、島田さんはハーフを走りました。
10㎞ですが、なんとか走り切りました。以前より体力が落ちているのを感じました・・。
筋肉痛もありますが、骨もなんだか痛い。何もしていなかった自分に反省。
これをきっかけに運動を継続していくつもりです。
川沿いのコースでした。写真は土手の上から撮ったもので、ゴール付近です。

さて、先日再開したい、とお電話がありました。
40代の男性、U様です。お独り暮らし。
糖尿病、腎機能やや低下。

今回また数値があがってしまったようです。
真面目な方で、言った事はきちんと守られます。
前回も、朝食や間食のアドバイスを守って、5ヶ月程で数値を改善されました。

2年ぶりです。
早速訪問しました。

私 「こんにちは、はーとです」
U様「あぁ、また宜しくお願いします。あ、前と同じ人やねぇ」
私 「そうですよ、お久しぶりです」

私の事覚えててくれました。うれしい。

U様「ちょっとなぁ数値があがってしまったんや、今回もちょっとの間だけかもしれんけど使わせてもらうわぁ」
私 「大丈夫ですよ、数値よくなるまででも」
U様「こないだ、『このままだと透析やで!!』と一方的にDrに言われたんや。あんたんとこ使って前は下がったしな」

一方的にDrに言われ、食事や生活のアドバイスももらえなかったことに、ちょっと怒っておられました。
Drを見返す?為にも、生活を見直したいという気持ちがありました。

最近の数値を確認すると、10月にヘモグロビンA1cが10.4%(J)に急に上がっていました。それまでは6%~7%台をうろうろ。腎機能の数値は2年前と同様1.2前後。(上がっていなくてよかった~)

話を聞くと、どうやら原因はスポーツ飲料でした。
夏場から9月頃まで、仕事中に常飲されていました。
薄めたりもせずにそのままがぶがぶ・・

スポーツドリンクは糖分が多いので、血糖が上がります。
糖尿歴、けっこう長いはずなんですが、ご存知なかったようです。
栄養指導をしていても、「スポーツ飲料あかんの?!」という方、結構いらっしゃる気がします。

また、夕食は調理をしないので、コンビニ弁当。
(以前はちょっと自炊されていたのに・・)

配食は、毎日の夕食の頻度です。なので、この部分は解決できますね。
スポーツドリンクも、涼しくなってきたので、もう飲まないので、大丈夫。

U様「これでちょっとやってみます、ありがとう、また結果知らせます」

やる時はやる!っといった方なので、きっと結果を出されるでしょう。
仕事でなかなか連絡がとりにくい方なので、次の連絡を楽しみにしています。

やる気をサポートできるように、結果が出るまで、寄り添っていきます。
こんな関係のお客様が増えるように、1人1人のお客様を大切にしています★


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは!
FFS事業部の柴田です。
寒くなってきましたね~!
私は冷え性なので、これからの季節は冷えとの戦いです。
寝る前にゆっくりお風呂に入ったり温かい飲み物を飲むなどしています。

さて、月2回、クリニックで栄養指導をしています。
75歳、女性、糖尿病と高血圧です。
お嫁様も一緒に同席されました。
血液検査を拝見すると、昨年8月から空腹時血糖値が上昇、
今年9月にHbA1cを測定したところHbA1c8.4。
服薬とともに、食事も見直すようにと栄養指導を受けることになりました。

血糖が上昇し始めたのは約2年前。
ちょうどその頃引っ越しをされて環境が変わったため、
外出も減り、家の中で過ごす機会が増えたとのことでした。
運動量が減ったことも原因かもしれません。

食事では、野菜の摂取量がかなり少ない食生活をされていました。
朝食はパンと珈琲(砂糖、ミルク)、バナナ1本
昼は、時々麺類とごはんを食べることもしばしば。
夕食ではご飯は小盛り1杯と焼き魚や煮物などが中心です。

野菜摂取について伺うと、
ご主人が野菜嫌いなので野菜料理は少な目であるとのことでした。
そこで便通について伺うと
やはり便秘がちでかなり前からお薬も飲まれているとの事。
かなり昔に医師から毎日バナナを食べてくださいといわれたので
毎日バナナ1本食べているとの事でした。

しかし、この方のHbA1cは8.4。コントロール不良です!
血糖の上昇を緩やかにする野菜や海草、キノコ類の摂取量を増やすこと、
また芋類や煮豆など、ご飯、麺類など主食以外の血糖を上昇させる食材の食べ過ぎに注意する事、そして炭水化物の重ね食いもいけません!
もちろん、野菜から食べて最後にご飯を食べていただくこともお伝えしました。
バナナは毎朝ではなく、ほかのフルーツを食べた日はバナナは食べないようにと伝えました。

野菜はご主人が嫌いなので、あまり作っていない様子。
でも、お嫁様が一緒に野菜をたっぷり食べられる料理を考えてみます
とおっしゃってくれました。

野菜の摂取不足が解消されると
血糖コントロールが良好になるだけでなく、便秘解消にもつながりますからね!

ご家族の協力は、食事療養成功への近道です。
是非、一緒にがんばっていただきたいです!


管理栄養士
柴田満里子

こんにちは。京都の管理栄養士の宮川です。

気持ちのいい気候になってきました。
汗だくでバイクで走っていた1ヶ月前がうそのようです。

これは山口県の秋吉台の写真です。
友人が山口に転勤になった為、遊びにいってきました。
山道をのぼったところにいきなり見通しの良い原っぱが出現してびっくりでした。
カルスト地形の為大きな木がはえないんでしょうか。
天気もよく最高でした。リフレッシュできました♪


さて、定期的に栄養相談をしている方の話です。
I様、80歳台の女性、長年の糖尿病です。
ご主人に先立たれお独り暮らしです。
ちょっと心配性なところもありますが、とても話し好きで気さくな方。

検査をすると、ヘモグロビンA1cと血糖値をメモに書いて配送員に渡してくださいます。
普段は電話でお話するのですが、先日久しぶりに訪問してきました。
というのも、電話に全然出られないから。
お聞きすると、詐欺の電話がとっても多くて怖いので電話にあまり出ないとのことでした。皆さんも気を付けてください!

さて、I様、血糖コントロールはよい方ではありません。
3大合併症の気配はないのですが、高血糖が続くのは心配・・
10月のA1cは7.2%(JDS)。先月も7.2%です。

原因はいつも間食。
分かっています。
明るく「わかってるんだけどねぇ!」と言われます。
前回は黒糖をまぶしたクルミのお菓子が原因でした。
今回は、クルミはやめていますが(なくなったので)、夜におなかがすいて、食パンを食べてみたりするとのことでした。

今回は食パン。
それでは上がります・・
せっかくクルミがなくなったのに。
はーとの食事は週3です。
お届けがない時の食事は、ちょっと野菜が少な目。
それでおなかがすくのかな・・?ヘルパーさんも調理にはいっています。

毎食野菜を増やす事。夜食には低カロリーのゼリーを試してみる事。
と、世間話をまじえながら、なんとか話をつけました。
なにしろ話好きな方です。ついつい話が横道にそれます・・。

I様、次は下がっているようにやってみます!と言われました。
いつもそう言って下さるんですが・・なかなか結果が。
次の検査、楽しみにしていますのでまた教えてくださいね、と訪問を終えました。

今回の訪問のことは担当のケアマネさんに伝え、ケアマネさん経由で、ヘルパーさんにも伝えてもらうつもりです。
お食事のお届けだけでなく、食事療養のサポートをさせていただくのが私の役目なので。食事療養に取り組むには環境も大事です。
次回の検査こそは良い結果を期待しています!


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

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