食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
11月も終わりですね~!
私にとってはイベント三昧の11月でした。
親族や友人の結婚式、親の還暦祝いやはーとの記念式典…
毎週末のようにフルコースのお食事をいただいてしまいました~♪♪
そのせいか、…少し体重が増えたかも?!
ご利用者様と一緒に、自分の体重もしっかりコントロールしたいと思います!!

さて、
先日3か月に一度の定期フォローをさせていただいた糖尿病の方のお話しです。
今回でフォロー訪問は3回目となりますが、徐々に意識変容が見られています。

最初は、食事療養への意欲も低く、
『果物や甘いもの、食べてはいけないことはわかっているんです。でもなかなかね…』
と繰り返しておられました。
まずは合併症についてお話しさせていただきました。

2度目の訪問では、食事の相談に乗ってほしいという態度がみられました。
『間食は全然していないんですよ。ただ、昼食は配食を残し、外食することが多かったかな…』
外出前に配食を食べてから出かけるようにとお願いしました。
また、いつもどんなものを食べているか把握するために1日だけ食事記録をしてみてくださいとお願いしました。

3度目の訪問では、
『体重が3kgも減ったんです!!糖尿の数値も低くなってきたんです』と
とてもうれしい報告がありました!

話を伺うと、
毎日配食を食べてから外出し、散歩としていること、
また毎日ではありませんが、旦那様が食事の記録をしているとのことでした。

前回話をさせていただいたことをきちんと実践してくださっていたのです!!

ちょうど2か月ほど前から体重が減ってきて、少しがんばろう!!
と思ったようです!

『野菜もたっぷりとるようにしているし、間食もしていないんですよ~。
お菓子を見たら食べたくなるから、見ないようにしているんです』
と、とても笑顔です(^_^)/

「では、これから3か月も今の調子で頑張ってくださいね。
これからはミカンのおいしくなる季節ですし、食べすき注意してくださいね~!」
とお伝えすると

その途端、苦笑いが。。。

いつもこの時期になるとミカンを少し食べ過ぎてしまうようです。

ですから、これからの目標は、
『ミカンは小サイズ2個まで』『スーパーではお菓子売り場に行かない』
に決定。
そして、この二つの目標を大きく書いた用紙をお渡しし、
「目につくところに貼っておいてくださいね!」
とお伝えしました。

その2週間後にお電話させていただくと、
「目標の紙は、ちゃんと貼ってありますよ~。ミカン2つまでとスーパーのお菓子コーナーに行かないことですよね!!」
と、嬉しそうに話してくださり、目標を掲げることがとても良いモチベーションになっている様子がうかがえました。


食事も散歩も、継続することが大切です。
無理ないペースで、引き続きがんばっていただきたいと思いました☆


はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは、京都の管理栄養士の辻本です。
もうあと1ヶ月ほどで今年も終わりなんですね。まだまだ実感がありません。
師走の季節、走りますっ!!


さて、皆さん「菊芋」をご存知ですか?
糖尿病の方はご存知の方も多いのではないでしょうか。

デンプンを主体とする芋類とは異なり、デンプンはほとんど含まず、「菊芋」の60%はイヌリンという食物繊維だそうです。
イヌリンは糖でありながら極めて低カロリーで、尚且つ一緒にとった別の糖の吸収を阻害する力もあります。だから、菊芋は天然のインスリンともいわれているんですね。

先日に栄養指導先のクリニックの患者様が持ってこられたとのことで、看護師さんもどうしたら良いのか…と思われていたところに、通りすがりの私が。
「聞いたことはあるけど、実際食べたことはないですねぇ。」なんて話しをしていたら、「持って帰って作ってみたら?」と。
そんなこんなで持ち帰り、…さてどうしようか?
調理方法が書かれていたのですが、やはりそこはO型。調味料は手加減ですっ。
「菊芋のきんぴら」と「菊芋のポトフ風」を作ってみました。
写真を撮り損ねましたがちゃんと作りました!

感想としては、食感が最初は不思議に感じましたが、結構おいしかったです。同じ芋類でいうと、じゃが芋やさつま芋より、長芋の方が食感が似ているでしょうか。
見た目は生姜のようにゴツゴツしているんですが、食べるとやわらかくて、調理時間も短くて済みました。
今回は鍋で煮ましたが、レンジでも簡単調理が可能なようです。

実際の効果はわかりかねますが、糖尿病患者さんが気になっておられた「菊芋」について、調理して食べてみることで、よりよくわかったので、よかったです。

『百聞は一見にしかず』と言いますが、よく学生時代の先生が言われていたのが『百見は一験にしかず』
本当にそうだなぁと、仕事の中でも日々実感しています。


上手に撮れなかったですが、先日ライトアップでは色付き始めた紅葉が真っ赤でキレイでした♪
友達とおみくじも。あと1か月の運勢…「大吉」でした☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
急に寒さが厳しくなってきました。
風邪がはやっているようですが、皆さんは大丈夫ですか?
私はすでに風邪ひいてしまいました。油断してました。
早寝早起きで、早く直します!


さて、先日、ケアマネージャーのI様からの依頼で、
勉強会の講師をしてきました。
I様の事業所は、地域で介護予防の為に教室を定期的に開いています。
今回は、食事がテーマで、特に嚥下について話してほしいとのことでした。

はーとでは、4月から新しく、嚥下咀嚼サポートサービスが始まっています。
その周知の為、以前、I様の事業所にも伺っていたのですが、
それを思い出して声をかけてくれたんです。


勉強会の参加者は10人ほどで、地域の方と、I様の事業所の方が集まりました。
参加者の1人の方のお宅での開催で、和気合いあいとした雰囲気です。

なぜ飲み込みにくくなるのか。
どんな様子があれば飲み込みにくくなっていることが疑われるのか。
食べ物が間違って気管にはいり肺で炎症をおこしたらどうなるのか。
と、順を追ってお話ししました。

実は、参加者の中に、誤嚥性肺炎で入院した方がおられました。
見た目にも若い方だったので、驚きましたが、ご自分から体験を話してくれました。
寝ている間になったようです。
しばらくは絶食で、徐々に訓練して食事の段階を上げて言ったようです。
今はほとんど家族と変わらないものを食べておられるようです。

不顕性の誤嚥性肺炎は、食事後時間がたってから起こる可能性があるので、怖いものです。
予防の為には、食後の口腔ケアを必ずする等しないといけません。
が、唾液でもなることがあるようです。

後半は、食事の時の注意、調理の時の工夫、を中心に具体的にお話しました。
皆さん真剣に聞いてくださいました。

最後に参加者の方もいっしょにトロミ剤を使ってもらい、トロミをつくってもらいました。そして濃いトロミと薄いトロミの試飲をいっしょにしてもらいました。

トロミがダマになってしまい「かき混ぜなあかんの」、濃すぎるトロミに「うわ~これは飲みにくいね」など、楽しそうな様子でした。
トロミを作りながら、「うちの旦那も調子が悪い時だけ使っているわ」と言っておられる方もいました。お聞きすると、ご主人の介護をされているようです。日によって飲み込む力が変わるようです。少ししんどそうな様子も感じました。

そんなこんなで、勉強会を終えました。

介護をしている人、介護をしていない人、介護をされた事がある人、みんなそれぞれの事情をかかえていました。皆さん、よかったわ、ありがとうね、と言ってくださいました。

今回の勉強会では、私が教えるばかりでなく、参加者から体験談を話してもらったり、意見を聞いたり、質問をもらったりする時間が多くありました。
地域の方でよく知っている同士だから話しやすい雰囲気だったんだと思います。

準備するにあたり勉強したのはもちろんですが、勉強会中も、勉強させてもらいました。
こちらこそありがとうございました!
この体験を、また次出会う方への相談に生かしていきたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

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