食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、カスタマーセンターの大都です。

寒くなりましたね。
体調管理にはお気をつけ下さい。

先日、ある電話がかかってきました。
利用いただいて4年くらいのHさまからです。

別のメンバーが出たのですが、
「大都さんにかわって。」と。

九州の方ですが単身赴任で大阪に来られ
好きな山登りの帰りに倒れて入院。
退院時に病院から紹介され、塩分制限が必要ということで
利用に至りました。

食事って大事なんやなぁと実感してもらったHさまは
職場の人にも勧めて頂いたり。

今ではすっかり元気になり、諦めていた山登りも行ってきたよと報告もありました。

もう担当から外れているHさまからわざわざ、呼び出されるとは
何事!?
と思いつつ電話口に出ると・・

単身赴任の任期が終わり、九州に帰るのでと
丁寧な挨拶のお電話でした。

思いもよらない電話でとても嬉しかったですね。

九州に帰ってもお身体に気を付けて頂きたいと思います。

改めて、たくさんの人に喜んで頂ける仕事をしていきたいと思ったお電話でした。

ご利用頂く人の中には、すがる思いで頼ってくれる方もいます。

「なかなか、この話(食事制限)がわかってくれる人が居ない」
という声もよく聞きます。

そんな人たちの支えになれればいいなと思います。

管理栄養士 大都 宏子

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

週1回、クリニックの栄養指導にもいってます。
クリニックの主治医は「寝たきりにさせない」「投薬なし」「減薬する」がモットー
なので、私の出番満載です。

今日も初めて、主治医から言われ、栄養指導室にこられました。
50歳代、男性、独居、脂質異常症、仕事休職中、性格温厚。

現在、怪我で仕事を休まれている男性がこられました。初めて、総コレステロールと
悪玉コレステロールが基準値より、超えてしまったという事。
先生からは、薬はとりあえず出さないので、食事療養でがんばりなさい!指導を受けてきなさいとの事です。
出番です。
いつも、まず、一番大切にしているのはその方の『暮らしぶり』です。
どんな生活をし、どんな事をし、何に興味があり生活をされているのか?もちろん、食生活も詳しく聞き込みます(笑)
初対面ですが、折角、出会えたので、その方の人生に私はとっても興味があり、(人生の先輩でいろんな生き様があるので。たまに、テレビドラマのような人生を聞くことになる事もあります。)なんとかお役に立ちたい気持ちが
いっぱいあります。
50歳男性、休職中なので、収入もなく、自宅のガスも止まっており、食事のすべてはスーパーのお惣菜です。しかも、とても偏りがあり、野菜は全く摂取なし!!!
安価だからと、コロッケや揚げ物、ご飯も自宅で炊かれないので、お寿司等ばかり摂取。
恐るべし、合併症の熱弁をしたら、本人様、目を丸々されてました。やはり、無知でした。
野菜も買わないといけないが『お金がない・・・(悲)』と。
お惣菜の選び方や、電子レンジでチンして食べる野菜の紹介や保存法、できそうな提案を必死で伝えてます。
『わかりました。自分のためだし、やります。実は昔は少し、自炊もできていたので・・』と。
私は、主婦なので、毎日スーパーに買い物に行ってます。野菜の値段の変動も敏感に分かっているので、旬の野菜や利用しやすく栄養価の高い野菜を提案しています。
この男性には、経済的に大変なので、安価でも、野菜摂取できる方法をお伝えしました。裏技を伝授しました。
私達の目の前に現れる、食事療養を必要とされる方は、経済的に大変な方も少なくありません。
在宅での暮らしをすべて認知した上で、とおり一遍ではない、めちゃめちゃ具体的な
栄養指導、アドバイスする事が私の仕事だと思ってます。
今日、この金額で何を買い、何を食べればいいのか?
そんな、今日生きるための、しかもLDLコレステロールを下げる食事の話をしています。
次回、会うまでのお互いの緊張の目標設定が私はたまらなく、好きです。
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寒い時期になりました。小学6年生の娘がカイロ入れをプレゼントしてくれました☆

 はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

1点を争う日本シリーズも終わり見事ソフトバンクホークスが優勝しました。
おめでとうございます。悲願の優勝!
(優勝キャンペーンとかで携帯料金タダになってほしい)

7戦ともに、息の詰まる展開が多くファンならずとも
ストレスのかかる試合ばかりでしたがほんの少しの差で明暗分かれるものですね。
(スポーツの醍醐味です)

さて、今日は一ヶ月ちょっと前からご利用いただいている
I様夫妻のお話です。

ご主人が糖尿病性腎症でDrから
「そろそろ透析の準備をしないとだめだ」といわれ
なんとかそれは回避したいと申込みをいただきました。
訪問すると奥様も糖尿病で数値は夫婦ともに悪く
食事もそれまでは外食やお惣菜が多く、自炊をする回数は
めっきり少なくなっている状態でした。

朝が弱く10時ごろに起きられて食事をとり
1日2食+間食の食生活スタイル。これまで食事に
気をつけたことがなかったが、さすがに透析は・・・と腹をくくり
とりあえず一ヶ月間頑張ってみたいと意欲は非常に高かったI様です。

状態としてはご主人の腎機能低下のスピードが早く
クレアチニンが3月時点で2.25だったのが6月で2.85、9月で3.69
と上昇していました。(とても早いスピードで悪化している
これは間に合わないかも・・・と嫌な感じがしましたが)
なんとか抑えたいとのご希望とご本人達の生活状況も加味して
毎日の夕食を配食で、朝と間食を自炊と補食でまかなってもらい
経過をみていただくことになりました。

今後のこと(透析導入など)も考えて、できれば今の内に
一度腎臓専門の先生に診ていただくことをお勧めしましたが
なんでも
「昔から近所の町医者で診てもらっているから他で検査するのは
 失礼にあたるし、今は食事でなんとかしたい」といわれ受診には後ろ向きで
しかし、数年前からの検査結果を出してきては
「よく見ると前から数値は高かったのに指導はなかった
 もっと早くいってくれればよかったのに。
 いよいよ透析か!という手前まできてしまった」と非常に後悔も
こぼされていました。
もちろん、糖尿の奥様にも栄養コントロール食で療養していただきつつ
自宅での薄味を徹底してもらいました。

ただ、よくなる可能性は非常に低く、難しい状態であることは
担当の介護相談員さんにお伝えし、ご本人のご期待に沿えないかもしれないことを
ご了承いただきました。

結果悪い予感の方があたり、配食をスタートした2週間後の検査では4.3とさらに上昇
最新の結果では4.8まで上がりDrからも透析の説明を受けに行くように指導され
「気力がなくなった、どうしていいかわからない」と相談を受け
先日一ヶ月後の相談訪問に伺ってきました
(訪問で透析の必要性と準備のことや、他の透析治療中の方のお話をお伝えし
 少し気力が回復され元気になっていただけましたが、相談らしい相談は
 できず、慰めるのが精一杯でした)
ただ、一緒に利用いただいた奥様の方は血糖が非常に安定し
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も7.8から6.9と下がっていました
奥様は療養がうまくいき、ご主人はうまくいかず
明暗を同時に見ることになり、非常に複雑な心境でした。

透析導入後も療養は続けていくといっていただき
現在も継続いただいているI様夫妻。
なにかの形でご主人にも明を示せる日を目指して
サポートに取り組んでいきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

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9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」