食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは!
京都管理栄養士の寺田です。
寒くなってきましたね~!
辻本さんのブログにもあったように、
先日、はーと&はあとの10周年記念式典がありました。
10年前、何をしてたかな~と
振り返ってみると、その頃私は・・・
まだ大学生でした。
その頃、自分がこのような形で管理栄養士として働いているなんて
想像していませんでした!!

私がはーと&はあとの管理栄養士として働き始めて約1年8か月。
まだまだ歩み始めたばかりですが、
会社と共に、これからも成長していきたいと思っています☆

さて、栄養コントロール食のご利用者様には、3か月に1度の頻度で
栄養相談をさせていただいております。

今日は、お電話で相談させていただいた糖尿病のH様のお話しです。

H様は、今回のフォローで3回目になりますが、
いつも『忙しいから…』と断られてしまったり、
『毎日運動しているし、安定しているから大丈夫!』とすぐに電話を切られてしまったりなかなかコミュニケ―ションが取れていない方でした。
家族様からも『毎日運動しているので、頑張っていますよ』と伺っていたので
きっと、コントロールは良好なのかな?とイメージしていました。

今回は、なるべく詳しくH様のことを把握するために、
事前にご病状や食生活についての簡単なアンケートを配布し、
ご回答いただいてからご連絡を取らせていただだくことにしました。
アンケートの内容は、
ご体調を伺う項目、普段のお食事で気を付けていること、朝ご飯や間食はどのようなものを食べているのかを簡単にご記入いただくものになっています。

H様が普段のお食事で気を付けていることは、
野菜をたくさん食べること、お菓子を控えること、ゆっくりよく噛んで食べること、間食はしない・・・など8項目ほどにチェックがついていました。
いろいろな事を気を付けており、意識が高いのかなということが伺えました。
栄養指導は頻繁にうけているのかを確認すると、
昔8年ほど前、糖尿病の教育入院を受けたとのこと。
『その時にきちんと勉強したから知識はちゃんと覚えているし、
インスリンの量も血糖値をみながら調整したりして、
きちんと糖尿病のコントロールは自分でできていますよ~。』

自信をもって取り組んでおられるようです。

次に実際のお食事内容について確認すると、
朝食は、ご飯少々+メロンパン半分、
間食は、果物、お菓子、おまんじゅう、菓子パン、コーヒー

に〇がついていました。

少し血糖を上げやすいものが多いのでは?どう思いますか?
と伺うと、
『少食になってきたから、ご飯はあまり食べられないの。
すぐに低血糖のような症状になるから、
夕食の後は、必ず果物とおまんじゅうを食べるようにしているんです。
低血糖の時はチョコレートとおまんじゅうと決めています』

と、突然、H様の話方が急に早口に・・・。

『夕食後の果物、おまんじゅうがなかったら、自分は低血糖になるから、止めるつもりはない。』
『インスリンは自分できちんと調整できているから、今のままで大丈夫やし』
『主人も亡くなったので、私はもういつあの世にいってもかまいやしませんわ』

まるで、こちらの話は聞くつもりがありません、という態度で約20分が経過。
『もうご飯たべないといけないので、もう電話きりますね、ガチャン』
とお電話が終了…

こちらからは何の提案もすることができず、H様の話をひたすら聞くだけで終わってしまいました。。。

食事について、何も言われたくないといった気持ちの現れでしょうか・・・

今回お電話することによって、
H様は、実は血糖を上げやすい甘いものが過剰気味であるということや
どんな気持ちで食事療養に対する取り組んでおられるのか、など、
現状を把握することはできました。

しかし、このままではいけません!!!
これからは、まずはご本人様に、合併症の恐ろしさについて理解していかなければなりません(現在HbA1c8.0!!)。
家族様にも今の食生活の問題点についてお伝えしていかなければなりません。

いずれにせよ、H様に対する目標は、
きちんと耳を傾けていただくことです!
次の血液検査の日程は把握できたので、それに合わせて、またご連絡させていただこうと思います。


お客様をフォローさせていただく中で、
どのような聞き方をすれば答えていただけるのか?
日々試行錯誤する毎日です。

失敗することも多いですが、失敗から学びを得られるように
私も一歩一歩歩んでいきたいと思います!

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは、京都の管理栄養士の辻本です。
もうすぐイルミネーションがキラキラと輝く季節になりましたね!
暗くて寒い中のバイク、唯一の楽しみですかね。


さて、先日にはーと&はあとの記念すべき『10周年記念』の食事会がありました☆
日が経つのは早いもので、私は入社して3年4ヶ月ほどになります。
この記念すべき瞬間に、この場にいれたことは大変喜ばしいことでした★

食事会には来賓の皆様もご参加いただき、はーとの10年の歴史をおもしろおかしくご紹介。
噂では聞いたことが…という、はーと&はあとの数々の伝説がっ!
こうやってはーと&はあとが作られてきたんだなぁ。
こんな大変なこともあったんだぁ。
この伝説、本当だったんだ!!
こんな懐かしい写真が!皆さんの意外な一面♪
はーと&はあとの志…変わってないんだなぁ☆
などなど、たくさん感じることがありました。

実は1ヶ月ほど前に同窓会があり、「変わってないなぁ」って友達に言われたところでした。
その時にはなぜだか良いように受け止められてなかったのですが、「変わってない」っていう言葉が、何だか良い意味で感じ取れた瞬間でした。

来賓の皆様には、はーとメンバーの他者紹介があったのですが、私は真面目で少々頑固だと…。
いや、当たってます!否定しません!
だから今後もコツコツ真面目に、でも多少は息抜きもしながら、進むのは遅くても、一歩ずつ前進です★


はーと&はあとは、次の10年後はどんな風になっているでしょうか?その記念すべき瞬間に私はいるでしょうか?
皆さんは何をしていますか?隣には誰がいますか?
未知だからこそ、いろいろ考えると何だか楽しい♪夢が広がります。

いつも支えて下さっている来賓の皆様、ありがとうございます。
はーとの皆さん、はーとに入社して出会った皆さん、言葉では表しきれませんが、いつもありがとうございます。

あっ、真面目に終わっちゃいましたっ!でもいいんです、これが私ですから★
今後ともよろしくお願いします。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。カスタマーセンターの大都です。

11月とは思えない陽気日々が続いたのですが
来週にはようやくと言うか、急にと言うか、冷え込むようです。
体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

さて、金曜日に舞い込んだ高槻市の新規訪問の問い合わせ。
高槻市担当の島田さんも、茨木の小山さんも伺えないスケジュールの中、
週末にかけて食事が必要で・・と相談されたため
急遽、私が訪問することになりました。

久々の新規訪問です。
懐かしい街並みをJR高槻駅からバスに揺られて到着。
マンションの下で待っていたケアマネージャーさんと一緒にT様宅へ。
80歳代の男性。糖尿病性腎症から透析を始め5年目。
独居の方です。
台所にある瓶ビールを横目で見ながら奥の部屋へ。

平日は高槻市委託の配食を減塩に対応してもらってご利用中。
週末の食事確保にとの相談です。

T様に限らずですが、糖尿病から腎症の合併症を引き起こした方は
特に、食事制限の違いに混乱されます。
今まではエネルギーを控えること、油は大敵!みたいなことを主治医から言われて
いたのですから当然かもしれません。
T様も、塩分・たんぱく質がいけないモノという認識はあるのですが
油を使うことになかなか納得いかず。

朝食・昼食を食パンやおにぎりだけで済ませているため
エネルギー不足を指摘し、なおかつ油を摂ることを伝えたのですが
これがなかなか・・
主治医の先生からは油を摂るなと言われている、
朝食にこれ以上食べると体重が増え、透析に行って怒られるのは嫌だと。
体重が増えるのは、塩分の摂りすぎ等が原因も聞く耳もたず・・

月に数回、お届けしている変わりご飯(赤飯や炊き込みご飯など)にも拒絶反応。
こんなモノ食べたらアカンと。1食2.0g以下の塩分も多いという始末・・

1食の塩分量内で炊き込みご飯を作っているので安心ですと、
「まぁ、一度、食べて味みて下さいね」で、ようやく(しぶしぶ)納得。

最終的に支払方法がT様の意向に反し、今回は利用を見送ることに。
横に居たケアマネージャーさんも目がシロクロ。

久々の新規訪問でしたが、不発に終わってしまいました。

久々すぎて力入り過ぎたかなぁ・・

人の意識・行動変容を促すのは難しいと再認識しました。

管理栄養士 大都宏子

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