食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
今日はさわやかな秋晴れ!
雲一つない空を見ると
気分も晴れやかになりますよね☆
こんな秋晴れが長く続いてくれるといいなあ~!

さてそんな秋晴れの中、今日は新規のお客様を訪問させていただきました。
腎疾患をお持ちの男性です。
病院で透析寸前と言われ、食事制限は
1400kcal 蛋白質40g 塩分6g以下 水分制限1000ml アルコール×、
ノンアルコールのビールもダメと医師からの指示があったようです。

面接は本人様と奥様、娘様とお嫁様、大勢での新規訪問です。
ご家族様も、なんとか透析にならないように今の状態を維持してもらいたい!!
という想いをお持ちです。

そもそもお酒が好きで、昼からビールが飲みたい!!お酒に合うおかずが食べたい!体があちこちしんどくなり、食事だけが楽しみ…という状況なのに、食事制限なんていやだ・・・!!
と、受け入れることができません。
2日前からお届けしている配食も残しがちのようです。

とはいえ、今の状況は透析目前。
透析になってしまうと、今よりももっと生活に制限がかかってしまいます。
好き勝手するわけにもいきません。

しかし、今が大切な時期であることをお伝えしても、ビールが飲めない危機感の方が大きいご様子です。

もし、次回の通院の時に検査結果が改善されていれば
ノンアルコールビールの許可がでるかもしれませんよ?!
そのためにも、今食事療養が必要なんです!!

私だけでなく、二人の娘様からも厳しく説得。
なんとかしてご本人様に食事療養の大切さをお伝えしようと
皆で必死になりました。

しつこく言い続けたせいか、最後には、
『続けられるかわからないけどとりあえずやってみるか…』と
小さな声ではありましたが、少し気持ちが動いた発言を聞くことができました。

次回の通院は11月の2週目です。
その時に、血液検査の結果と食事療養の指示をきちんと確認してきてくださいと
お伝えし、その時に再度フォローさせていただくお約束をさせていただきました。


それまでは、お届けする食事をしっかり食べること、
ノンアルコールのビールを控えることを目標です!!


いつか主治医の先生から、
『ノンアルコールのビールを少量ならOK』と指示がいただけるように
頑張って継続していただけるようサポートしていたただきたいと思います!


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今日の夕食は久しぶりの外食でした☆
近所のお店の月に一度のカレーの日!
秋の味覚たっぷりのキノコポークカレー、おいしかったです♪♪

管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは、京都の管理栄養士の辻本です。
雨が降る度に、どんどんと寒い季節が近づいてきましたね。
私の中では、この季節は同窓会の季節です♪先日1年振りに懐かしい顔と集まってきました!


さてさて、先日糖尿病のU様の自宅へ訪問してきました。
電話で受け付けたカスタマーセンターからの受付表には、「久々に眼科に行くと、眼底で3ヶ所出血しているため、コントロールが必要と言われた」と記入されていました。
受付表を見て、あぁ…糖尿病の合併症で網膜症になられているんだなぁ、と感じました。
生年月日を確認すると66歳。まだまだお若い!これ以上合併症を進行させないためにも、ぜひサポートさせていただきたいと訪問しました。

訪問すると、U様も奥様も、食事療養に意欲的!
今までは朝・夕のほとんどは奥様が調理した食事で、昼はお総菜屋さんのお弁当を食べておられます。お昼は、金額が変わらないからとご飯は大盛りにされていました。
医師からは、ご飯は250gまでと言われていて、1年半前までは計量されていたようですが、今では目安量で食べておられます。

そういえば、昼は自宅のご飯と比べると少し多いかなぁとU様。きっと300gほどは食べておられると思われますよ、と話すと少しビックリしたように、そうかもしれない!っと。
おかずは油物やお肉類を選ぶことが多く、野菜不足にも気づかれています。
ご飯だけで約480kcal食べていると考えられるので、おかずも含めると800~1,000kcalは食べておられるようです。
他にも夕食後の菓子類など、控えた方が良いだろうということも、気づかれています。

私が訪問させていただく1週間ほど前から、食事に気を付けないとなかなか血糖値が下がらないんだなぁと実感され、少しずつ実行に移そうとされている所での、配食ご利用です!

まずは、5分程度で食べ終えてしまわれる食事を、『野菜からゆっくり噛んで食べるようにされ、夕食後のおやつをやめること』『お昼のご飯の大盛りはやめ、自宅でもご飯量の定期的な計量すること』を勧めました。

意識から行動へ移す!気づいた時がスタートです★
そして、それを継続していきましょう!!まずは1ヶ月から。
具体的な目標設定を設けて、目標クリアの喜びを一緒に分かち合えるように、サポートさせていただきます☆


この仕事をしていると、自分の反省点・課題が日々たくさん出てくることを実感しています。
利用者様や関係機関の皆様から教えていただくこと・気づかされることも多々あります。
私も気づいた時がスタートです★がんばっていきますっ!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
もう10月も半ばですね。
最近、色々なところでかぼちゃをよく見かけます。
10月はハロウィーンです★
学生のころ、給食実習でハロウィーンのかぼちゃ料理を作ったのを思い出して、思わず買って、作ってしまいました。
かぼちゃって、おいしいのに当たると、おいしいですよね!
でも糖分も高いので、つい食べすぎないように気を付けましょう。

さてさて、前回の私のブログ劇的ビフォーアフターのケースに引き続き、
今回も同じように劇的改善された方の話です。
が、前回のように、単純に喜んでいいものか、ちょっとわからないケースでした。

栄養指導で、7月に出会いました。
糖尿病、40歳台、男性。
バリバリお仕事されています。月の半分はほぼ出張。

10年前検診で血糖が高いのを指摘され、自分なりの食事療法でいったん正常値に下げ、安心しておられました。

ところが今回、急激な体重減少、体調不良で、病院で検査したところ、血糖が上昇していました。6月のヘモグロビンエーワンシーは7.9%。
栄養指導を受けなさい、と先生に言われ、来られました。

指示量は1800キロカロリー。
若い方ですので、理解も早く、糖尿病の怖さも知っておられます。
自分なりに食事療養をして、改善したことばがあるので、がんばればすぐに下がると言う事も分かっておられます。
栄養指導もやりやすく感じました。

ところが、1ヵ月後の8月栄養指導時、指示量が2080キロカロリーに増えました。
数値も高いのになんで?と驚きましたが、先生に確認すると、理由は、急激に血糖を下げると、眼底出血のおそれがある為。
合併症の網膜症が実は進んでいたのです。

ゆっくり数値を下げていくように指導をしたことは初めてです。
忙しかったり、食べ過ぎたと感じると、自分で調節して主食を抜く事があったので、
絶対に抜かないようにし、主食の量も増やすよう指導しました。
その分野菜をしっかり食べてくださいね。

そして、先日の、3回目の栄養指導時です。
ヘモグロビンエーワンシーはなんと、9月、5.5%まで下がっていました。
薬も出てない、主食は5単位しっかり食べている、総カロリーも2000キロカロリー以上とっておられます。なんで?!野菜の量が増えると、カロリーが増えてもこんなにも変わるのでしょうか。私がヒアリングできていない部分があるのでしょうか・・

先生も、なんで?と首を傾げておられました。
やはり目にも負担はかかっているとのことでした。

正常値に戻ってはいるのですが、複雑です。
この方も複雑な気持ちでおられました。
が、数値が下がったのはとてもうれしいと言われました。
この数値を維持できるように、また継続してくださいね、と3回目を終えました。

難しいです。

はーとの利用者様や栄養指導の患者様、同じ疾患で、同じように最終的に“数値を下げる・維持する”ことが目的でだとしても、同じように型にはめて指導はできません。
その人の体質や性格もあります。
主治医の先生とも連携をとりながら、相談にあたらねばならない、と感じました。
まだまだです!が、めげずに、がんばります!

はーと&はあと 
管理栄養士 宮川曜子

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