食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
毎日暑いですね~。
いよいよ8月になり、夏真っ盛り。
嫌になるくらいの暑いですが、青い空に白い入道雲っていう景色が私はけっこう好きです。

さて、先日新規訪問した利用者様。
退院後の食事を、とのことで入院先へお伺いしました。
胃潰瘍からの出血で入院されたそうで、退院後すぐに普段の食事に戻すのは心配、とのことでした。
いろいろとお話しを伺う中で「持病があってね」と…
ん?持病ってなんの病気なんですか?とお聞きすると、
糖尿病と高血圧、それに不整脈もあって…と奥様。
2~3年前に健診で指摘されていたそうですが、薬だけで特に食事の制限などは聞いていたいとのことです。
これまでの食事は?と聞いてみると、
味の濃いものが好きで何でもソースや醤油をかけて…と。
今回の入院中の食事は薄味すぎてもう嫌と思っておられたそうです。

これまで栄養指導などは受けたことはないとのことだったので、
せっかくこうやって出会えたのでこの機会に食事のことを一緒に考えましょう!と提案。

今は元気でも、糖尿病は放っておくと合併症を引き起こします!
高血圧・不整脈があるなら、塩分にも気をつけないと突然倒れたら大変ですよ!

カロリーと塩分に気をつけていただく必要があること、
いきなり厳しい減塩をして、もう嫌!となるなら、
まずはいつもかけているソースや醤油の回数を減らすなどできることから始めてほしい、とお伝えしました。


今回は退院直後の食事のため、まずは胃に負担をかけない消化の良いお食事をお届けになりましたが、
主治医の先生と相談しながら、糖尿病や心疾患の食事に切り替えていきましょう、とお伝えして訪問を終えました。


これまで何にも食事のことを気にかけてこなかった、という方に食事の大切さを伝えることは本当に難しいです。
でも、これが私たちのメインテーマ。
新規訪問の時の動機付けがいちばん大切なんですが、
今回の訪問でどれだけ伝えられたか、少し不安もあります。
でも、利用者様とはこの1回切りの関係ではありません!
これからも末永くサポートさせていただけたらいいなと思っています。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。
めでぃ京都の寺田です。
8月に入り、これからが夏本番ですね!
トマト、なす、キュウリなど夏野菜が非常に美味しいと感じる今日この頃。
旬の野菜は特に栄養価が高く美味しいので
毎日の食事に積極的に取り入れていきたいですね!

さて、6月にお食事を再開されたT様。
以前は慢性腎不全でしたが、この6月から透析が始まりました。
昼食は、はーと&はあとと他社の配食、
夕食は毎日ヘルパーさんが来て食事を用意しています。
透析前は蛋白質35gというかなり厳しい制限だったので、
透析になって、蛋白質制限はどうしたらよいのかヘルパーさんがわからなくなっているとケアマネージャー様より相談をうけました。

『食事のことならお任せください♪』と
T様をご担当されているヘルパー様を集め、
T様の食事療養の勉強会をさせていただきました。

まずは、普段の調理の様子を伺うために
冷蔵庫の中を見せていただくと、
1つ15g程度に小分けされた肉、魚を発見!
普段はこれを2つ分、つまり30g程度を使って主菜を作っているとのこと。

これでは蛋白質が不足してしまいますし、
カロリー不足の原因にもなりかねます。

ですから、1つ15gではなく、25gに小分けして、2種類使うこと。
つまり、蛋白質は1食50g程度を目安に肉、魚を使っては?と提案させていただきました。

また、食事記録を付けておられたので、確認すると、
煮焚き物に偏っておられました。
ですから炒め物、揚げ物、焼き物も使ってバリエーションを増やしては?とお伝えすると、
『肉や魚も一度茹でてから調理するって聞いていたので…』との答えが!!

おそらくカリウム制限の事だろうと思い、
カリウム制限についてもどう認識されているのか確認すると、

『とにかくなんでも茹でる必要があると思っていたので・・・』と。

カリウムは、水に溶け出る性質があるので、
茹でこぼすと食べにくい食材はなるべく細かく切って流水にさらすこと、
肉や魚は、食べ過ぎないことでカリウム制限になること(リンの制限にもつながる!)
生果物は食べないで缶詰の果物にすること(汁はすててくださいね!)
を実践し
なるべくT様が満足できるように、
献立によって茹でこぼしと流水にさらす方法とを使い分けるようお伝えしました。

また『揚げ物はなるべくやめた方がいいとおもっていたんですけど…』
とのと質問をいただいたので、
カロリー摂取の必要性と現状はカロリー不足の可能性が高いことをお話しさせていたきました。
T様も揚げ物がお好きなようですので、揚げ物やごま油を使った料理もご提案♪
蛋白質があまり多くない間食もご紹介すると、
食べられるものが多くなったことに対して、T様も少し嬉しそうにされていました。
これからが楽しみですね!


T様のヘルパー様は、T様が慢性腎不全の頃から食事療養にかなり真剣に取り組んでおられたので、“制限すること”が先行しすぎてしまったようです。
ヘルパー様にとって、食事療養が必要な方への調理はとても難しく大変なことです。
でも調理方法があっているのか確認したり、普段の疑問を解消する機会が
とても少ないのでは?と感じました。
これからはご利用者様のヘルパー様が困っておられないか、
耳を傾けてみようと思いました。


今回の自宅勉強会は、ヘルパー様が普段感じておられることを聞くことができましたし
ヘルパー様が実践につなげやすい方法を一緒に考えながら話ができたので
とても貴重な機会でした♪

これからももっといろんな場で活躍できる管理栄養士を目指して、
今日も頑張ります(^_^)/

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
皆様、バテていませんか?
冷たいものばかり食べたり、飲んだりするのが多くなる季節ですが、胃腸にも優しく、ホッコリとする温かい食べ物をたまには食べると良いですよ。


さて先日、土曜日のクリニックで栄養指導を担当していたら、急遽栄養指導をお願いします、と先生の診察後にカルテが回ってきました。
実は以前にも来院歴のあるO様。
2年前に1人目のお子さんが生まれるに辺り、産婦人科で食後の血糖値が高くなる傾向にあり、来院されていました。
その時にも1回お目にかかりましたが、何せ1人で栄養指導を受け持つことになった初期の患者様だったので、私も必死だったんでしょうね。
失礼ながらあまり覚えておらず…。
今も毎週必死ではある中ですが、今回は2人目のお子さんを出産されるとのこと。

O様からも「以前の指導内容はあんまり覚えてないんです、1人目の子が生まれてからは食事にあんまり気をつけれてなかったですねぇ」と。

気をつけて下さいね!!
妊娠中だけでなく、その期間を過ぎても糖尿病だけ継続される方もいるんです。
また、妊娠中はお腹の中にいるお子さんのことも考えて、食事に注意しないといけません!
そのことをもう一度伝え、またお食事のバランスや、食べる順番など、少しだけ気をつけていただくこととなりました。

以前と異なる点は、身近に2歳になる小さいお子さんがいるということ。
「ついお菓子を子供と一緒に食べちゃって…」と。
O様自身だけでなく、小さいお子さんの糖尿病も増えつつあります。
お子さんのためにも、一緒に健康に過ごしていただけるようにとお話しました★

1ヶ月後、お話したことを実践いただけていたか、病状の確認と一緒に確認させていただきます。

その後またお会いする時は、3人目のお子さんを妊娠された時でしょうか?
いや、本当はしっかりとお食事に気をつける日を継続されて、お会いしないのが1番でしょうね!


また血糖値が高くなってしまったために再会となりましたが、管理栄養士の立場としては少し悲しい、でも私個人としては1人目のお子さんが無事元気に成長しておられるのをお聞きでき、少し嬉しい出来事でした☆


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こちらも久し振り♪良いことがありますように・・・☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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