食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。めでぃ京都の寺田です。

今日も暑いですね!
ようやく梅雨が明けたといううれしさとともに、
もうすでに厳しい真夏の訪れに少し戸惑いをかんじています。
夏の暑さに負けないよう、しっかり食べてパワーをつけようと思います☆


さて、先日に退院時カンファレンスに参加させていただいた腎疾患をお持ちの方のお話しです。
ご入院中に透析用のシャントを作られ、いつでも透析できる準備はされておりますが
とりあえず透析をしなくても大丈夫な状態までに回復されておられます。
独居で、歩行もやや困難な方なので、
ご自宅での生活に他のスタッフも心配のご様子ですが
できるだけ透析が回避できるよう
朝食はご自身でご用意していただき、
昼食は市の配食(減塩食)を利用、夕食をはーと&はあとの食事をたべていただくことで退院後の生活を過ごしていただくことになりました。

もともと欠食する傾向もあった方なので、
朝ご飯をきちんと食べれるかどうか心配でした。
毎日ヘルパーさんが入られるとのことですが、
少しだけ認知症もおありだったので、
配食時にも必ず『お薬飲んでくださいね』『ちゃんとお食事召し上がってくださいね』と声掛けをさせていだくことで
飲み忘れ、食べ忘れを防ごうということになっていました。


さて、自宅での生活が始まり、配食も始まり1日目。
『味がない、おいしくない、やめたい』
と連絡がありました。
急いで本人様に電話をかけさせていたきましたが、『こんなもの食べたくない』と一点張り。

この方は配食なしでは生活が難しいですし、腎臓に負担をかけないためにも
しっかりとお食事をとっていただかなければなりません。

翌日、本人様に会って説得するためにご自宅に訪問させていただきました。

ちょうどお昼の時間だったので、机の上には昼の他社様の配食があり、ぼんやりと眺めておられました。
『こんな味ないもの食べるくらいなら死んだ方がましだ。なんでこんなもの…。勝手に自分で調味料かけてたべてるわい。もう帰ってくれ』
ととてもご立腹。話を少しも聞いてくださいません。

とにかく、配食をやめてしまってはどうしようもないと思い、
マヨネーズやケチャップを小さいスプーン1杯までにしてくださいねと
塩分の少ない調味料の目安をお伝えをさせていただきました。

本当は塩分は極力控えていただきたいので、調味料を足すことは本当はやめていただきたいのですが、
調味料の目安をお伝えしたことで、少し気持ちが落ち着かれたようです。
お気持ちを話し始めてくださいました。

自分では何が良くて悪いのかわからんとおっしゃっていたので
おそらく気持ちが混乱されていたのかなと感じました。

ですから引き続き冷蔵庫の中を拝見させていただき、
食欲のない時に食べていただきたいもの(ゼリーがあったので、1日2個程度)や
食事に追加しても大丈夫なもの(香辛料系)
をお伝えさせていただきました。

とにかくたべてくださいねと強くお伝えし、ご自宅を後にしました。


その後きちんとたべてくださっているかなと心配だったのですが
昨日『食欲がないから食べれない』と、食事のキャンセルの連絡がありました。
配送員によると、顔も赤くされて、ベットで寝ておられ、さらに一日何も食べていない状態だとのこと。

担当のケアマネージャー様にそのご様子をご報告させていただきました。
すぐに様子を見に行くとのことだったので、
とりあえず、ゼリーだけでも口にしていただくようにとお願いいたしました。


本日、またケアマネージャー様から連絡が入る予定です。
その後、私もご本人様へご連絡させていただきたいと思っています。

腎疾患という食事制限が厳しいなか、
エネルギー不足にならないようなんとか食事をとっていただきたいです。

ご本人様を説得できるだろうか、少しでも食べていただける提案ができるだろうかと
不安な気持ちですが、
ご本人様のご体調が少しでもよくなっていただきたいという気持ちを
精一杯お伝えしようとと思っています。

はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
先日、認知症あんしんサポーター講座を、御池地域包括センターで
はーとの社員対象に開いていただき、受けてきました。
認知症という病気を少しだとは思いますが理解でき、大変良い機会でした。

はーとの利用者様には認知症の方も多くおられます。
相談員として、本人やそのご家族と接することがありますが、
上辺だけになっていなかったかどうか、思い返し、反省しました。

認知症になると、ご家族が大変なのはもちろんですが、本人が一番辛い、というのが一番の気付きでした。
自分が認知症だったら・・、と置き換えて考えると、
大切な思い出、家族や友達の顔、仕事をすることや遊ぶこと、さらには食べることまで、忘れてしまい、何もない靄の中にポツンと1人置き去りにされてしまったら、どんなに悲しいかと思います。きっと助けてほしい、と思います。

今回の講座で、そういった認知症の方に、優しく温かい手を差し伸べられる人として、認知症あんしんサポーターとして、もっと認知症の方を知る努力をしなければならないと思いました!

さて、私の担当の方の中にも、認知症が徐々に進行している方がおられます。
80歳代の方でリウマチと糖尿病があり、介護認定を受けられています。

2年ほど前から、はーとの配食を利用してくださっています。
もと国語教師でたぶん厳しい先生だったんだろうな、、と思わせる方です。
食事にもこだわりが強くおありです。

自分で何でもできますし!とデイサービスは拒否、ヘルパーさんをやっと受け入れられたタイミングで次第があり、配食はケアマネさんが説得され、利用が開始しました。

当初は、
配食のご飯の量が足りないわ、
朝ごはんだけが楽しみなのでチーズはやめないわよ、
実は甘みがほしくて紅茶にはちみつを落としているの、
等々ご相談をよくお受けしました。

しかし、その後2~3回ご入院を繰り返され、認知症がでてきました。
入院の度、認知レベルがゆっくり落ちていかれ、ご相談や訴えも少なくなっていきました。

話される内容も、だんだん変わってきて、食事のことでなく、
ちょっと交番に行ってきてと配送員に伝えられたり、理解できかねる内容が出てきました。

あんなに食べることが好きで、ご飯の量も少ないと仰られたのに、今は朝ごはんも食べていなかったり、配食のご飯も残してしまわれることも。

担当のケアマネさんも、
「以前はあんなに食欲もあったのに・・。徐々に認知症が進行されてるので配送時に変わったことがあれば教えて」と、心配されています。クーラーの電源も入・切も分からなくなっておられます。
ご自分での服薬も忘れてしまうので、配送員から確認もさせていただくようになりました。

私達にできることは、お食事のお届け時に、この方に「今日もきましたよ」、と心からの声かけをして安心してもらうことや、少しでも様子がいつもと違えば関係機関に連絡をしたりすることです。
におい、服装、室内の温度、少しの気づきの情報が、重要な情報になることが多くあります。

1日でも長く家での生活を(この方は入院してもすぐに家に帰りたいといつも言われるくらい家での生活が好きな方です!)続けていただけるよう、見守らせていただきます。


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは、カスタマーセンターの大都です。

先日、仕事に慣れてきた・・と書いたところですが

まだまだ・・でした。

毎日、配送員さんがたくさんの情報を日誌に挙げてきてくれます。
体調のことやら、最近の様子が書かれているのですが
個人の情報を履歴として入力するという作業が毎日あります。

とめどなくかかってくる電話に出ながら
パソコン入力をするのですが、
そもそも、パソコン入力作業が得意ではないので
時間がかかる・・(涙)

お客様からの電話も切ると同時に次の電話・・・
対応と処理がついていかない・・(涙)

お客様だけではなく、配送員さんからの電話もあります。
『ID708426の〇〇さん・・』

『ええっ!?70・・何です?!』

いきなりの6桁の数字が聞き取れない・・

『ちょっと待って・・70・・』

『まだ、データーが(FAXの時もあります)届いていないのですが・・』
と製造元から催促の電話を頂くことも・・

こんな調子の毎日・・
まだまだです・・

もっと入力作業と頭の回転が速くなれば・・

そんな中、ある北摂の利用者さまからの電話に出たところ・・
『今日の検査でクレアチニンが1.5まで下がってたよ。大都さんに伝えようと思って・・』と。

その方は、最初にお会いして既に7年目。
ず~っと透析回避されています。

『他の数値も見てもらった方がいいかしら?』

もう私が拝見することはないですが、担当者に見せて下さいねと電話をおきました。

久々に元気な声と検査数値を聞くことができて嬉しかったですね。

もうちょっと作業に余裕がでて、こんな話をたくさん聞ける日が早く来ますように・・

管理栄養士 大都 宏子

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