食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
本日ご訪問した利用者様の娘様に、「直接会って話すと違うんだけど、電話での声がタレントのあの人に似ているのよねぇ。ほらほら、最近司会もしてたと思うわ。こないだの電話の時、あの人に話しているつもりで話してしまっていたわ」と。
そんなに似てるんですか?あの人ってダレでしょう??思い出したら言うわっと言って下さっていましたが、すっごく気になりました!


さてさて、先日より大都さんや寺田さんのブログで、『嚥下』についてのお話があります。
宮崎社長を初め、大都さん・寺田さん・藤本さん・私とで、嚥下の講習会へ参加してきましたので、各々興味が涌いている今日この頃です♪
食事介助にも少し携わらせていただいたり、いろんな食形態(講習会を開いて下さった病院で提供されている、やわらか食・ミキサー食・ゼリー食など)を見て味合わせていただくことで、嚥下困難な方の食事について学べる、良いきっかけとなりました。
実際にヘルパーさんに同行して嚥下困難な方のご自宅へ訪問もさせていただきました。普段のヘルパーさんのお仕事内容も見せていただくことができ、貴重な体験でした!

一言で食事を食べる時に困っているといっても、咀嚼困難な方に適している食事・嚥下困難な方に適している食事って、全く違うものなんですよね。また、個人差も大きいものだと思います。
だから難しいんです!!食事準備をされる方が大変重要な鍵を握っています。
でもそれはどの年代においても言えることであって、食事準備する方の嗜好が大きく関わってくるため、生活習慣病などという病気も増えてきたんですよね。


『嚥下』について少し知ることができたことで、今まで以上に『たくさんの方に、口から食べておいしく・安心して食べていただきたい!食べる楽しみを感じてほしい!しっかりと栄養補給し、元気の源にしてほしい!』と思えました☆
そして、きっと自分自身が咀嚼困難・嚥下困難になった時にもそう感じることと思います。だって食べることが好きですから◎


つい先日には『ソフト食のセミナー』に参加してきました。
見た目はしっかりと形があるのですが、食べてみるとすっごく柔らかいんです◎

メニュー:鶏のから揚げ・えびのチリソース・ほうれん草のごま和え・サイダーゼリー
食材の切り方や、すり身にしたり、とろみ剤を使用したり、少しの工夫で口から食べていただけるおいしい工夫を学んできました!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ

先日の台風がやって来て、少し夜の温度が下がったかなと感じています。
ちょうど夏の疲れが出る頃です。お気をつけ下さいませ。

さて、そろそろ配食をスタートして2ヶ月が経とうとしている
東淀川区のNさま。
70歳代 女性。慢性心不全の方です。
今までも何度も入退院を繰り返されています。

今回の退院に伴い、ご自宅を訪問される訪問看護師のMさんより紹介されました。
新規訪問時には同居の息子様も同席して下さいましたが、
息子様も
「今まで、家族が言っても言うこと聞かなかったし、今回もそう続かんやろ・・」
といった温度でのスタートとなりました。

ご本人様のそれまでの食生活と言えば・・
田舎の出身とのことで
塩辛いモノが大好き。なんでも醤油をジャバジャバかけ、
漬物、みそ汁は毎日。

お届けする食事には醤油などはかけないようお願いして帰りました。

お届けから数日後
味のことを伺うと
「もみない、もみない。」
味が無いという意味らしいです(^^;

そうは言っても心臓に負担かけないよう
薄味が大事ですからね、
頑張って食べてくださいね、しばらくしたら慣れますよ・・

私の声かけには
「そや、そや。塩がアカンねんな。」
と納得顔。
だったんですが、ウチの中では「味ない、味ない・・」と全量摂取はできていなかったようです。

そして半月経過。なんとか心臓は悪くならず維持できていると主治医からも言われたようでしたが
ご本人様は「味がない、味がない・・」
まったく慣れることなく・・
看護師のMさんに食べられないとの訴えがありました。

そこで看護師のMさま、担当のケアマネージャーさんと相談した結果・・
食事の塩分を上げるのではなく、今のままの食事をお届けすることになりました。
夕食以外は自宅で用意をされていることも考え、
また、味がないと言ってこられることを想像し私達が出した結論は
『ご本人さまには塩分を少し上げた食事に変えてみたよ。どうしても食べられない時だけ、ポン酢をかけて食べてね』とウソをつくことに。
塩分を上げてとウソをつくことになりますが、ご本人の心臓のため。
少し味が濃くなった食事だと思って食べて頂ければ、
食べられるかも・・
息子様にはことの次第をご説明してご了承頂きました。

あれから、1ヵ月。
入院することなく在宅で過ごして頂けています(^^)
ウソをついてしまいましたが、結果は良かったです。

ご本人様にとってツライ食事制限を
継続してもらうには、周囲の協力も必要です。

これからも家族様やケアマネージャーさん、訪問看護師、在宅生活をサポートするスタッフの方達と
一緒になって在宅での生活をサポートしていきたいものです。

それには、今回みたいにちょっと「ウソ」をつくこともあるかもしれませんね(^^;


はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
カスタマーセンターの仕事でやはり重要な仕事は、半信半疑でお電話頂いた方で、
食事療養が必要な方には、療養のお手伝いを全力でしていること、食事の支度が困難な
方にはお食事をお届けし、とにかく今日一日お元気だったという事を誰かの目で確認して欲しいという思い(ご家族の依頼がほとんどです)にお答えしているサービスだということを伝えることです。
本当に困ってられる方が多いことを実感します。困って、電話の向こうで震えてられる事もあります。そこを解きほぐすのが最大の仕事です。やりがいです。

今日も1本のお電話がありました。
利用を考えてられる方の娘様からでした。
娘様は他府県にお住まいだという事でした。ご両親が、京都で暮らされていて、高齢となってられ、軽い糖尿病もおありだということです。
たまに、訪問するけど、やはり日々の生活は分からないし、見えない分不安と。
本当にそうだと思います。高齢な両親の「暮らしぶりが見えてない」のって、離れて暮らされているご家族にとって、とても不安なことです。
よく聞くのが、電話をしても寝ていてでないのか?聞こえないのか?外出
なのか?もしかして倒れてるの??容態悪く、病院にでもいったの?(不安はつのる・・)
色々な方の光景が浮かんでしまいます。その不安をはーとのサービスで振り払ってほしいです。ご不在時は必ずご帰宅されるまで、カスタマーセンターで責任を持って連絡をとり続けますし、少しの変化もご家族やケアマネージャー様にお伝えしてしています。ちょっとした事をご家族
にお伝えして大事に至らなかったケースも少なくありません。

今日(9/8)、台風がきているのに、お食事お届け時、いらっしゃらなっかった90歳代、独居の女性がいらっしゃいます。本当に心配になります。お電話が無事繋がった時は本当に、やれやれと思えます。どんどん、その方の生活
テリトリーを知りたくなり、面識ない方なら会いたくなってしまいます。
配送員との連携でとにかく、「安心」をお届けしたいです。

同じ日に、配送員からご自宅にいらっしゃるはずなのに、応答がない!ご家族に即連絡を取って欲しいと。すぐに、開業歯科医をされている勤務中の息子様へ連絡を。
「え~いない?台風もきてるし、家で寝てると思いますわ~」と最初は普通のトーンだったのですが、だんだん心配になってこられるのが手にとるようにわかりました。声のトーンが3トーン程低くなっていきました。
「もう一度、廻っていただき必ずどうだったか電話が欲しい」と。
配送員がもう一度、配達に伺うと、病院にいってられた模様で看護士さんにつれられ、
ご帰宅されたところに遭遇しました。ほッ!!!
何気ない、お渡しできた一場面なのですが、ご家族にとっては本当に、ご心配な場面です。
なので、1分1秒でも早く、ご家族にお知らせしています。
お仕事中の息子様にお電話すると大変な安堵感が伝わってきました。
「よかった!!!」と言って頂け、私も本当に良かったと思いました。
こういう毎日を送っていると、カスタマーセンターの触覚を益々鍛え、研ぎ澄まさなければ~と感じます。


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写真は9/9朝食です。いつもはパン派なのですが主人の弁当に作ったひじきご飯があったのでご飯にしました。おかずも弁当に詰めたの残りですが・・・
メニュー:ひじきご飯、野菜の豚肉巻き、こんにゃく七味焼き、茄子浸し、キャベツサラダ、わかめ味噌汁、ぶどう。

最近、我が家の体重計が壊れ、計っていないのですが明らかに今まではけていたスカートがきつい、もしくは入らない(悲しい)身体も重いのです。
運動不足なので、今日は走るか泳ぎにいくかします。家事もそこそこに・・・(笑)
お仕事休みで~す。


 はーと&はあと 管理栄養士  山村 豊美

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