食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。

最近実家からメロンが送られてきたので、切ってみるととても美味しそうな香りが…♪
その香りに誘われて、一人で半玉を一気にぺろりと食べてしまいました(^∇^)
もし自分にカリウム制限があったらこんな食べ方はできないな…と思いながら
贅沢な週末を過ごさせていただきました♪

さて先月 心疾患をお持ちのお母様のために、
減塩食をたべてもらいたいという息子さまからご連絡をいただきました。
お母様は現在88歳。
もともと醤油、味噌など和食の濃い味付けがお好きで、
ほかの味付けはなかなか口にしてくれない、味の好みがはっきりしているお方です。
もういい年だから 寿命が短くなっても好きなものを食べたいというお母様の訴えは強く、
息子様は気を落とされていました。

息子様はとても勉強熱心で、
本やインターネットで調べて減塩の工夫を実践されていましたが、
お母様は味が薄いと言って食べてくださらないので、結局濃い味付けで料理を作ってしまうようでした。

「塩味の味覚には慣れがあるので 少しずつ取り組んでいきましょう!」
とお話をし
週に2回 1食あたり2g以下のお食事をお届けすることになりました。

しばらくして息子様に連絡してみると 
お母様は味が薄くて食べたくないとおっしゃっているご様子…

これではーとの食事をやめてしまっては大変だと思い、
利用回数を減らし1食あたり2・5gの食事に変更してお届けすることになりました。

するとお母様は
「これなら食べれるわ」とはーとの食事に前向きな姿勢を示してくださったようです!

また慣れてきたら 少しずつ利用回数や塩分量を減らすことも考えながら
まずはこのまま様子をみてみましょう!とお伝えしました。
この時の息子さまの嬉しそうなお声は 電話を通じて私にも伝わってきました。
私もすごく嬉しかったです。

新規訪問でこのお二人に出会ったときから
息子様のお母様を想う気持ちはとても優しく、何とかしたいという強い気持ちが
ひしひしと伝わってきていました。

お母様がはーとの食事を前向きに食べてくださったのは、
はーとの食事や味に慣れてきたこともあるけれど
きっと熱心な息子様の気持ちがお母様に伝わりつつあるからなのではと思っています。

はーとの食事は週1回ではあるけれど、お母様が少しずつ薄味に慣れてくださるよう
これからもサポートさせていただきたいと思います!

はーと&はあと 管理栄養士
寺田 満里子

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
暑さが続きますが、花火や海など、楽しみはこれからもいっぱいですよ♪
この間、手持ちの花火ですが、楽しんできました!良い写真が撮れなかったのが、残念です。


先日、I様の担当者会議に参加してきました。
I様は2ヶ月前に退院されたばかりで、退院直後からすぐにお食事のご利用が開始となりました。
そのため、お食事をご利用いただく際、入院されている病院で、退院時のカンファレンスに参加させていただき、今回の担当者会議にもお呼びいただいたのです。
実は本人様とお会いしたのは初めてだったのですが、退院後かなり体力も回復され、お元気な様子が顔色などからも感じとれました。

ケアマネージャー様を始め、訪問看護・訪問入浴・訪問リハビリなどたくさんの事業所様から職員様が集まりました。皆様、I様をサポートしている仲間です。
その集まりに参加させていただけることは大変光栄なことです★
お食事のこと、栄養・えん下のことなど、訪問看護さんと一緒にお話したり、提案したり、今のI様の状況に合わせて今後の提案をさせていただきました。

利用当初は、娘様が介護されるのも大変であり、食事もどのようなものを調理して良いのかわからないとのため、毎日の昼食・夕食をご利用いただいていました。
現在は平日の昼食のみ、配食を参考にし、娘様自身が調理をがんばってされています。
夕食が届く安心感があるため、大変助かっているとのお声をいただき、嬉しい思いでした。
お食事形態についても、また今後のI様の回復状況に併せてご相談にのらせていただきますね。


担当者会議の最後に、ケアマネージャー様より娘様へ、今後の生活へ対する意向をお聞きされたた際、娘様の目にうっすらと涙が・・・。
今まで、介護という面に接したことのなかった娘様。
最初はテレビや知人の方などにいろいろ聞くことで様々な情報がある中、いろんな不安も抱えておられ、神経質になられていました。

自分にI様の介護がしっかりできるのだろうか・・・。
病院での容態があまり良くなかったため、在宅に戻って問題ないだろうか・・・。
いろんな先入観はあったようですが、「こんな良いケアマネージャーさんに担当してもらえて、またケアマネージャーさんからの紹介で様々なサポートしてもらえる方々にも巡り合えて、本当に感謝しています。ここまでがんばってこれているのも皆さんのおかげです」と。
思わず、私もつられそうになりました。
良い出会いがあって本当によかったです☆これからもよろしくお願いいたします!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
いつの間にやら梅雨もあけ、土用の丑の日も過ぎ、猛暑が続いております。
皆さん、夏バテになっていませんか?(夏バテは夏の体調不良も総称です。)
食欲がなくても、脱水症や熱中症予防の為に、水分はしっかり補給しましょう。

さて、食事療養は継続することがとても大切ですが、継続がとても難しいことであることは、すでに何度もブログでご紹介させていただいているかと思います。

今回は、3度目の挑戦の方のお話です。
70歳台、女性の方で、お1人暮らしです。話好きで、お友達とカラオケをするのが大好きです。
糖尿病でご入院中に、病院の管理栄養士様よりはーとをご紹介していただきました。
糖尿病は、遺伝的なもので、10年ほどになります。
血糖もずっと高い状態を示していました。
退院時のヘモグロビンA1cは11%。

食事の指示は、1200Kcal。
退院後の数値を維持したいとの理由で、相談を受けました。朝食や果物の量も相談し、このくらいから始めましょうか、と、毎日の夕食でスタートしました。

しかし、20日程後、家だと食事準備をするので、配食を利用していると、買った食材が使い切れないので、と、停止。
なんとか週に1回でも、せっかく利用を始めたんだから、とお伝えしましたが、
心に届かず停止。食事療養の継続の気持ちがゆらいでしまいました。

その後、2度程、偶然お会いすることがありました。
ご様子どうですか、とお聞きしましたところ、「あんまりやなぁ」と。
病院の集団栄養指導や、血液検査のたびの個別栄養指導には行かれているようです。

食事療養したい気持ちは継続していうようです。が、家に帰ると、できない・・・
悩んでおられました。

どうして伝えれば継続できたのだろう、と気になっていました。

半年後、ご本人からお電話がありました。
ヘモグロビンA1cがまた11%になってしまったんやわぁ。前なぁ、またいつでも声かけて、て言ってはったしなぁ、悪いんやけどぉまた相談にのってくれへんやろか~?

聞くと、カラオケのお付き合いで、外食が続いていたようです。
ご自分で食べ方の工夫はされていたようでいったんは下がったようですが、また上がってしまいました。
でも、入院は嫌!
ご家族にもカラオケに使うお金を、自分の体の為に使いなさいといわれたようです。
外食もやめ、心機一転、今度は週に3回で再開になりました。

しかし、後、やっぱりやめとくなぁとお電話が。
理由はご家族のことで、とのこと。
ううん。どう他にも理由がありそうな・・・

直接お話をと、ご本人宅へ伺いました。すると、週に3回の利用で、数値が改善するか分からないし・・・と不安がおあり。
やっぱり、食事療養の継続の気持ちがゆらいでおられます。
ヘモグロビンA1c11%、かなり危険な状態です。このまま見過ごせません。

もう少しだけ、頑張ってみましょう、週に4回利用で数値が改善されたという例があります、次の検査はいつですか??それまで、もう少しだけ!!少しでも数値を下げましょう。
カラオケも続けましょうよ!!

と、なんとか、次の検査までとの条件付きで、1日おきで、お食事のお届けが再開となりました。3回目の挑戦です。ファイト!

その後お電話で様子を伺ったところ、今は、外食も控え、次の検査に向けて、頑張っておられるようです。

私とご本人の3度目の挑戦です。今は、結果を待っている状態です。
不安であり、楽しみです。きっと良くなっていることを願います。

よかった、の声、笑顔を見たい一心です。ファイト!


先週の休みに下鴨神社のみたらし祭りにいってきました。
とても風流なお祭りです。
境内を流れる小川に足をつけ蝋燭に火を灯します。そうすると1年間無病でいられるそうです。
何をするにも健康が第一です。来年の夏にまた健康でここに来れますように!!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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