食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。

はーとのサービスを利用していただいている理由の中に、安否確認重視、かつ、食事の
確保という方も多いです。
その場合、別居のご家族からの依頼が圧倒的に多いです。

70歳代、女性、独居、要介護Ⅲ、認知症(軽度)。
いつものように、食事をお届けすると、本人様がいらっしゃらないと配送員から連絡が
ありました。
鍵をあけて入らせていただいており、本人様一人で、出掛けられない方です。
娘様へすぐに連絡をすると・・・

娘様:「私もさっきから、電話してるんですけど、いないんですよね(困惑)」
   「一人で外出は、無理だし今日はデイサービスの日でもないし、いったい
   どこにいったのかしら???もしかして倒れてるのかと思い、今、見に行こうと思ってたところなんですよ。
   電話ありがとう。助かるわ。でも、いないのはおかしいし、近所の方に電話してみます・・・」

その後、近所の方が一緒に、本人様と外出されていたということでした。
お食事も再度、お届けしました。一見、何気ない一幕なのですが、ご家族からすると
「倒れてるんじゃないか」と嫌な思いが走る一瞬です。
他の利用者様でも、所在がわかり、胸を撫で下ろすことが多いです。
はーとさんが、こうしてお届け時、様子を見てくれるので、本当に安心とお電話でよく耳にすることができ、嬉しいです。

先日、また別の方で、お食事は停止中だった利用者様の娘様から、お電話があり、お父様がお亡くなりになったとのご連絡でした。
   本当にお世話になり、感謝してますと電話口で娘様は号泣されてました。
   私も、言葉に詰まってしまいました・・・
   母の事をこれからも宜しくお願いしますとおっしゃってます。
   ご夫婦で利用して頂いていたので・・・・配送員との会話も楽しいと言っていた   だいてます。

   私達が関わることで少しでも在宅での生活が豊かなものになることを喜びとしています。

安心をお届けしたいです。
一人でも多くの方のお役に立ちたいと思ってます。

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利用者様の奥様が手作りで作ってくださった、マスコットです☆
いつも、車につけてます。


                  はーと&はあと 管理栄養士  山村 豊美

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

皆さんワールドカップは見てましたか?日本チームの活躍もあり、盛り上がりましたよね
スペインのパスすばらしい!!!
日本があんなにも苦戦したパラグアイ相手にすんなりパスを繋げるとは、感動です。

パスが繋がるって当たり前のことなのに、そのパスが
あんなにも見ていて美しいものだということを知りました。

技術力の差を魅せつけてくれましたよね~
やっぱり技術力のあるチームは強いって感じました。


そんななか、ある新規の方に訪問に行ってきました。
M様。非常に個性的且つはっきり物言うタイプのおじいさんです。

最初テービルを挟んで向かい座らされると、開口一番
「まず、ワシの要望をいうから、それが受けれるならお宅にお願いする
 ダメならこの話しはなしや!
 まず、中華風の料理はあかん。
 肉は一切食べないから乗せんといてくれ。
 あんかけ料理みたいなんも、絶対たべへん。
 魚は大丈夫やから塩焼きとかはええけど、ムニエルみたいなもんはいらん。
 グラタンとか、マカロニとかこんにゃくとかふにゃふにゃしたのは嫌いやしな。
 それで、カロリーと塩分は先生から言われたとおり1600キロカロリーの6gにしてくれ 
 どや、できるか?」

(めっちゃ多いやん、できるか!!!)と思いつつ、隣に座るご家族に目線を移すと
(わがままいってすいません、でも私たちも用意できないし、何とか配食利用させたい)感が
伝わってきました。

「いろいろこだわりをお持ちですね~そしたらひとつひとつでウチができることを
 お伝えします。
 まず、肉は別の料理にかえてお持ちできるので大丈夫です。
 魚の塩焼きもメニューにあるので大丈夫です。食べれます。
 ただ、中華風料理やあんかけはどうしても献立的にたまには出てきますね。
 マカロニやこんにゃくなどの個別の好き嫌いも対応はちょっと難しいですね~どうしましょう。
 カロリーと塩分は間違いなく先生からの言われてとおりの食事をお持ちしますので
 その点は安心してください。そこは絶対ぶれませんので」とお話しし
どこまで出来て、何が出来ないのかをお伝えし、どうやって利用されていくかを話し合うことに。
(さらに、同じ時間帯に訪問にこられていた訪問介護の責任者の方も同席いただき
 ヘルパーさんと配食でどうやって食事を確保するかも一緒に相談させていただきました)

そして、とりあえず毎日の夕食を利用するが嫌いな日は献立表を見ながらキャンセルしてもらい
キャンセルされた日の夕食は昼に入られるヘルパーさんが追加で夕食分も用意されることで
基本プランが成立。

さらに最初の3日間の献立が知りたいといわれたので即カスタマーの山村さんに
近々の献立を電話で確認し
初日は秋刀魚の塩焼き、二日目はエビフライ、3日目は牛肉と野菜のコンソメ煮であることを伝え
3日目は肉なので代用品で用意できることもお伝えしました。
(後日連絡があり、牛肉の献立日は結局ヘルパーさんに用意いただきことになりましたが)

あんなこんなして、とりあえずスタートにこぎつけたM様。

いまのところ落ち着いて召し上がられています。
(訪問時間を延長して話し合ったかいがありました。よかった)

ご利用者さまによってはあまりご自身のことを話されない方もいれば
M様のように、すべてを知っといてほしいとばかりに
無理難題なパスを出される方もおられますが
これからも技術力を磨いて、どんなパスも裁ける力をつけて
食事療養スタートのシュートを決めたいと思いました。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心


今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。
雨ですね・・・でももうすぐ京都は祇園祭です!!

さて、先日ある利用者様宅に担当のケアマネージャー様と一緒に訪問してきました。
栄養相談に乗ってほしい人がいるんですと連絡があり、一緒に訪問してきました。

高齢世帯で奥様が食事支度をされているのですが、しんどくて・・・とのことで配食をご希望されました。
ケアマネジャー様はご主人様の担当です。
先日ケアマネージャー様が訪問した際に、色々話を聞いているうちに、食事支度の負担軽減とともに、これは奥様に一度栄養相談が必要だと感じられ、連絡いただいたのです。
奥様は、以前から高血圧をお持ちでお薬で管理されています。
食べることがお好きで、お聞きするとおかずの量が多いし、味つけも濃いようで、塩辛いものもお好きです。
先に試食をお持ちしていたので、感想をお聞きすると
「あの量ぐらいが理想なのよね?いつももっと食べているわ~味付けもね・・・」と。
試食の日もはーとのお食事にお野菜の炊いたのやら何やらをプラスして召し上がられたそうです。
ご主人様も出してくれるものは残さず食べると、80歳代のご夫婦にしては、お二人ともとてもしっかり召し上がっておられるようです。
塩分の多い食品についてお話しし、減塩のポイントの説明ををすると、「なるほどね~!」と納得。
そして、一緒に同席してくださったご近所にお住みのお嫁様もメモを取りながら、うん!うん!と。
よくお聞きすると息子様もメタボでポッコリお腹。
お嫁様が話を聞いているうちに、「これは家の食事も気をつけねば!」と思い、メモを取ってくださっていました。
そして、奥様、お嫁様共々、はーとのお食事を「見本にします!」と。
週末のみはーとのお食事をご利用いただきます。平日はもう少し頑張りたいとのことです。
減塩に気をつけならがら、日々の食事の見直しをしてもらいます。
お嫁様はよく、ご両親のお宅に来られているので見て、たまに味見させてもらって、家でも実行してみますと。
やはり、食べて見てもらうのが分かりやすいな~と思います。
週1回からでも食事を見直すきっかけになります。
また、今回、同席してくださったケアマネージャー様は食事の大切さをとてもよくわかってくださっている方で、いつも栄養相談が必要と感じた利用者様がいれば「東川さん!!ちょっと!!」とお電話がかかってきます。
とても嬉しく、ありがたく思うと同時に、もっとこの食事の大切さを広げていきたと思います。
ご相談お待ちしております。

はーと&はあと 管理栄養士東川千佳子

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9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」