食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
皆様、祇園祭行かれましたか??暑かったでしょうねぇ。
私は京都に住みながらも今年も行けず仕舞いでしたが、来年こそは…♪
梅雨明けした空が眩しいです★
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最近は、私たち管理栄養士もカスタマーセンターの仕事にも少し携わっています。
いつもは外へ出ることが多いのですが、最近は事務所内にいることも多い日々です。
パソコンの前に座り、お食事の追加・キャンセルの電話を受けるのはもちろん、電話での相談員として、栄養の相談にのらせていただくこともしばしば。

いつも近くにいるカスタマーの仕事内容が、わかっているようでまだまだわかっていない…。
役割り・大変さなどなどを少し実感しながらも、外・中働く場所は違っても、同じ気持ちで利用者様の健康をサポートすることに関しては変わりないなぁと感じます☆


さて先日、宮川さんが担当されていたT様の長女様から、『もうすぐ退院するので、食事をお願いしたい。でも病院の先生から前の時には言われなかったことを言われたんですが、どうしたら良いですか?』と電話がありました。
宮川さんが不在の時間帯でもあったため、私が対応させていただくこととなりました。

長女様に電話をかけ直しさせていただくことになっていたため、まずT様のお食事停止前の状況を確認してみました。
『1週間ほどで退院する予定』とお聞きしていたようでしたが、実際は1ヶ月ほど入院されていて、予定より随分長くかかられたのだなぁと…。
また、腎臓病を患っておられるT様。『たんぱく質の制限が40gから50gまで良いと言われた』と先ほどの電話で言われていたよう…。

これは、もしや透析導入されたのではないか、と恐る恐る長女様にお電話してみました。
すると、今回の入院の目的は透析を導入する前に行うシャント手術のためだったようです。
(血液透析では十分な血液量を得るために、動脈と静脈を体内または体外で直接つなぎ合わせたシャントというものが必要なのです。)
しかし、入院中にT様の容態が悪化したことによって、血液検査の結果が悪化し、すぐに透析導入を宣告されてしまったとのことでした。

そのため、ご病状に合わせて、病院の先生からのお食事の指示量が異なったのです。
今後、定期的に透析を受けられる病院はまた別の病院のようで、そちらでも食事内容について再確認しますと言って下さいました。
お届けするお食事も、まずは腎不全の方用の食事から透析の方用の食事に変更し、具体的な指示量がわかり次第、お届けするお食事以外についても相談にのらせていただく旨をお伝えしました。
長女様が電話の向こう側でご安心して下さっていた様子がわかり、私も何だか嬉しくなりました。

T様はまた今後も毎日の夕食をご利用下さいます。
朝食・昼食、もしくは間食も含めて、1日トータルでアドバイスさせていただくことで、病状の管理が行いやすく、ご病状を維持していけるようサポートさせていただきたいと思います!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
先日の大雨、皆さん大丈夫でしたか。カッパも傘も意味がないくらいすごかったですね。
鴨川の三角洲も小さくなっているくらいの水量でした!自然ってすごい。
こんな日は、事業所や利用者様宅で迎えていただくとほっとします。
今週末には梅雨が明けるかな。

さて、今回は、なんと1年越しの新規のお客様の話です。
T様。70歳代、男性。
1年前のちょうど7月、退院後の食事に困っているから、とご相談のお電話がありました。
まだご入院中でしたので、病院への訪問です。

疾患は慢性膵炎。入退院を繰り返されています。
今度の退院後は、再入院したくないから食事に気を付けたい!こんな思いをもっておられました。
慢性膵炎のお食事の基本は、脂質制限。
消化のよい食事です。

しかしT様の家は商店街の近くにあり、すぐに店屋物をとったり、外食ができる環境です。
また、奥様とあまりうまくいっておらず、ご自分で食事確保をしなければなりません。

どうしても脂質が多く、消化の良くない食事に偏ってしまわれていました。

私:退院後は、弊社の脂質制限食を利用しながら、他の食事の選び方にも気を付けていきましょうね!
T様:よろしく!
笑ってくださいました。
2週間ほどで退院できると言われたT様。待っていますからね!

・・・そして2週間、1か月、半年、
・・・ついに1年たちました。
なかなか退院のご連絡がなく、気になっていました。


T様、どうしているんだろう。
この1年間、時々思い出したり、ケアマネさんにどんな様子かお聞きしたり、本当に気になっていたので、お電話をいただいた時はびっくりした反面、とてもうれしかったです。
しかも、“宮川”の名も覚えていてくださいました。
いろいろ転院の末、やっと退院できたようです。あ~よかった。


T様、病院と違って家での生活だと、ご自分の食欲に勝てるか不安のようです。わかってはいるんだけど・・・と。
チョコレートやら、串かつやら、他にも食べたいものがたくさん。在宅の食事療養の大変なところはここにあると思います。病院にはない誘惑!

私:やっぱり脂肪は消化吸収が悪いので、しばらくやめておきましょう。退院後の検査結果を見ながらかんがえていきましょう。
T様:そやなあ。

1年間心配していたんです。退院本当によかった。
私たち、ここからが始まりですよ!

1年前のたった1度のご面談、1時間程度のことなのに、覚えていてくださり、本当にうれしいものです。

今回は入院しないよう、お届けするお食事をしっかり食べていただき、声かけや相談にのりながら、サポートさせていただきますから!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ

梅雨もいよいよ後半・・
局地的な集中豪雨が発生しておりますが、
もうすぐ梅雨明けだとか・・

暑過ぎるのも困りますが、
原付で移動する私達にとっては雨より晴れの方が嬉しいのです。

さて、先日
スタートして40日ほど経過したTさま宅を訪れました。

Tさまは、電気屋さんを自営しておられます。
脳出血で倒れて、右半身に麻痺が残っておられます。
歩行も足を引きずりながら・・
かかってくる電話はヘッドホンをつけ、受話器を使用せずに電話応対をしておられます。
倒れる前は現場で電気工事などをされていたのですが、
麻痺がでてからは店番です。

麻痺の不自由さなど全く感じさせません。

そんなTさまは
今までは他社の配食を使っておられたのですが
昼食の配達をしてもらえなくなり、ケアマネージャーさんから紹介され利用に至りました。

血圧の管理と減量目的で、栄養コントロール食をお届けしています。
倒れる前はアルコールが大好きだったようですが
さすがに2回も倒れて入院をされると
禁酒しないとなぁ・・とは思っておられたよう・・
しかし、根っからのアルコール好き、
町の電気屋さんの社長さんとあっては
いろいろお付き合いもあり、なかなか止められない・・

「ワシ、なかなかできんのやわ・・
なんとか、してもらえんか??」
ということが新規訪問の際の訴えでした。

禁酒はさすがに届くお弁当だけを食べていたらできるものでも無いのですが・・

スタートしてすぐに、以前のお弁当との違いがわかり
自覚が強くなったのか、
アルコールをほとんど飲まなくなったのだとか・・
いただき物のお菓子類もほとんど手をつけず、従業員に持って帰らすようにし・・

約1ヶ月後の先日
3ヶ月に1度の定期検査をしてみたところ・・

今まで、ず~っと上限値を超えていた
中性脂肪もLDLコレステロールも、γーGTも
全て基準値内に入ったと・・

「こんな数字、産まれてはじめて見たわ♪
先生にも褒められたしな♪あまりに嬉しくて記念に取ってんねん♪」

以前どれだけの数値だったのかを知りたかったのですが
悪い結果は全て破って捨てていて手元にないとか(^^;
(子供のテストみたいでしょ・・)

俄然、禁酒にも減量にもやる気が出てきたTさま。
半年かけて5kgの減量を目標に
目を輝かせておられました。

「また、声かけて励ましてな。でないとワシすぐできんようになるから・・」

ハイ!もちろんです!
私がTさまのトレーナーですから(^^)v

ちょくちょく、チェックしに来ますよ。


食事を届けるだけでなく、励ましたり、持ち上げたり?して
食事療養が継続できるようお手伝いをさせて頂きます。
そのための担当管理栄養士ですからね。
なんでもご相談ください☆


はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!

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