食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
暑くなったり寒くなったりで、体調は崩しておられませんか?
私は珍しくこんな季節に熱を出してしまいましたっ。
先日、配送員さんを対象に勉強会の講師をさせていただいたため、知恵熱でも出たんでしょうか??


さてさて、その配送員さんを対象に行った勉強会についてです。
月に1回、当社・配送員さん・製造さんで会議を行っています。いつもはグループに分かれてディスカッションなど行い、テーマを基にあーでもない・こーでもない…と話し合っています。
最近は勉強会を行うこともあり、今回担当をさせていただくこととなりました。

「在宅高齢者の食事について」をテーマに、当社の配食を踏まえてお話しました。

当社は、必ずお食事ご利用前に、担当の専門相談員(管理栄養士)が事前訪問をしています。
最近は配送員さんにも事前訪問に同行していただき、利用者様がなぜ食事を利用して下さることになったのか、事前訪問がなぜ必要なのか、など配送員さんも相談員の1人として知っていただく機会にしていただいています。


その事前訪問の際、普段のお食事内容をお聞きする中、気になる点が大きく分けて2つあります。

①低栄養による栄養失調・脱水症
在宅高齢者の中で、約3割の方が低栄養状態だと言われています。
当社のご利用者様の中にも、少食でなかなか食事が食べられない方や、菓子パンなどで、1日2食を済ましておられたという方もおられます。
1日1食だけでもバランス良く食事を食べてほしくて!と、ご連絡下さるご相談者様(特にケアマネージャー様)がほとんどです。

また、今度は逆に②栄養過剰・偏食
外食や調理済み食材ばかりを食べていて、脂っこい物・塩分の多い物を食べておられる方や、お肉やお魚が中心のおかずを1回に2品以上食べておられ、野菜不足になっている方などもおられます。
ご病状を発症したり、悪化されたりする方も多いため、私たち専門の相談員(管理栄養士)の担当がいることで、ご安心いただいています。


もちろん、食事そのものだけでなく、安否確認やコミュニケーションも大事な要素の1つです。
配送員さんから得た情報を担当のケアマネージャー様や、ご家族様へ提供することで、サポート体制の見直しに繋がった方もたくさんおられます。

当社の配食は、配送員さん・製造さんがいてくれてこそ成り立っているのです★


なぜ、利用者様は、他社の配食会社など様々ある中、当社をご利用して下さっているのか?
私たちは、利用者様・利用者様を取り巻く環境にいる方にどうしたら喜んでもらえるのか?

答えはきっと1つではありません。
私も再度この思いを常に心にとどめ、1つ1つの仕事に取り組んで行きたいと思います!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
暑くなってきましたね。とうとう梅雨いりもしました。
季節の変わり目で風邪をひいている方も多いなと感じます。
私も不覚にも風邪をひいてしまいました。咳と鼻水がひどいです。体はしんどくないのですが・・・、皆さんも気を付けてください!!

急に暑くなってきたこともあって、ケアマネージャー様の事業所へ挨拶に伺うと、涼しくてほっとすることもあります。
先日伺った事業所では、時々水分も補給してね、ちょっと待っててね、といわれお茶まで出していただきました。ありがとございます。生き返りました。

さて、そのお茶を出していただいた事業所でケアマネージャー様に聞かれました。
「ケアマネージャーに何か求めること、なんかない?」

いつもこちらから、話をふったりお聞きしたりすることが多いので、戸惑いました。
うーん、、、
少し考えました。そのケアマネさんは、ケアマネ業務についての資料かレポートのようなものを作成中で、その部分で考え中だったようです。

質問に対する答えがまとまらず、
在宅の食事療養の重要性を、ケアマネさんも含め、もっとみんなで共有できればなぁと思いますがねぇ、、、と答えました。

食べることは生きることですので、バランスの良い食事は健康で安定した生活を送るのに必須です。それが重要であると感じているケアマネさんがもっと増えると、もっと多くの方がより長く在宅での生活を送れるのではないでしょうか。それには、家族やヘルパー、訪問看護、ケアマネさんの協力が絶対必要です。

するとケアマネさんは、「あぁ、なるほどね、そういえば私、配食の管理栄養士さんとか、担当者会議に呼んだことないわね~、来てくれるの??」と。

はい、もちろん参加させていただきます!!!
そんなときこそ、私達はーと&はあとの相談員、管理栄養士を呼んでください!!!
その方の食生活に関する問題点や、改善点を皆で共有し相談にのらせていただきたいので!!!

実際担当者会議では、糖尿病の方であれば、間食の様子やヘルパーさんの準備する食事の量について等、栄養状態が悪い方であれば、配食以外の食事ならどんなものなら食べられそうか、準備できそうか等、相談にのらせていただきます。
管理栄養士でしか気付かないようなことも、気付いてフォローしていきたいと思っています!

「なかなか在宅で管理栄養士に会わないので、そこまで考えなかったわねぇ~、今度から声かけるわね。よし、このこと書いとこ♪」とケアマネさん。

よかったよかった。
ケアマネさんが埋まらず困っていた欄が埋まって。
はーとの管理栄養士のことも興味をもって聞いてくださって。

もっともっと在宅での食事の重要性をたくさんの方にわかっていただく為、また食事のことで困っている方を見つけて力になる為、事業所へ、病院へ、今日も訪問へいってきます!!! 雨にも暑さにもマケズ!!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
6月も10日を過ぎ、いよいよ梅雨がやってくるようです・・


さて先日、吹田市在住のYさま宅へ・・
Yさまはもう、かれこれ4年ご利用頂いています。

最初にお会いした当初はものすごくお喋りの大好きな女性でした。
ご入院中から熱心に腎臓病の食事に関する書籍を読まれて
退院後の新規訪問の際はいろいろなご質問がありました。

食事をお届けする配送員にもたくさん喋って下さっていました。

というのも、心のご病気から
躁の日と鬱の日があったのです。
長く躁の日があったのですが
鬱の日が始まってから、もう長くお元気な声を聞いていません。
気持ちが下降するにつれて病状も下降。
入退院も何度かされています。

腎不全から塩分・タンパク質・カリウム制限が必要な食事で
エネルギーアップのため揚げ物や炒め物などの油を使うメニューがよく登場します。
しかし、薬もたくさん服用し、味覚異常や吐き気がするといった症状も出て
味がない。食欲がわかない。吐き気がする。
の3拍子がそろい、食事が喉を通らないようになりました。
特に脂っこいものをうけつけなくなりました。

しかし、食欲が出ないからといって食事をしないとますます病状が悪化してしまう、という
ことはご本人様も自覚をされているため、何とか食べている・・

そこで、主治医の先生と、担当のケアマネージャーさんと相談し
基本は塩分・タンパク質制限の食事を用意し、日々の献立を確認しながら
『揚げ物』メニューの日は塩分調整食をお届けすることにしました。
何とか食べてもらい、2週間に1度の血液検査で腎機能を確認しながら
吐き気止めを処方してもらいながら継続してもらっています。

いつも『もう何食べても味ないねん・・薬飲まなアカンから食べてるけど』
食事を流し込んでいる様子が想像できます・・

食事は普通楽しみにされるものですが
Yさんにとっては『苦痛』なんです。

なんとか腎機能も悪いながら安定しているようなので
少しでも、「(食事を見て)食べてみよっかな・・」と思って貰えれば・・
という思いで
週1回程度の割合で塩分が低いメニューの健康バランス食をお届けさせて貰おうと思いつきました。
早速、ケアマネージャーさんのもとへ提案を。

それは妙案だわ♪と喜んでもらえました。
あとは主治医の先生にも事情を説明し、もちろん許可を頂いてから実行・・

広い自宅で独りで食事をされていることも
食欲がわかない原因の一つだとは思いますが、少しでも苦痛な食事が楽しみになって貰えれば・・と思います。

先生から許可が出ますように・・

はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!


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私のコレクション?の一筆箋です。
2月は梅、4月は桜、秋は紅葉、冬はつばき・・

ご利用者さまにちょっとしたモノをお渡しする際に
一言、二言書いてお渡ししています。

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9人の管理栄養士プロフィール

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