食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。めでぃはあと京都の山村です。
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12月は気ぜわしいですがクリスマスツリーのきらびやかなのはとても好きです。ある病院に飾られていました☆

2003年から6年間毎日、昼食夕食365日、毎日ご利用頂いている私の担当の利用者様がいらっしゃいます。
43歳、男性、独居、精神疾患、健康食、きざみ食を利用。

6年前からずっと頑張って食べていただいておりますが、あまり多くを話されず、寝てられることも多く、配送員とのコミニュケーションもいまいちとれてなかったのですが、少しづつ馴染んでいかれました。
がある時、「歩行することも嫌になり、最近、四つんばい(ハイハイ)されている」という配送員の日誌(毎日、利用者様の事を書いてます)があり悲しい思いでいましたが、最近、二足でちゃんと立ち、配送員と会話もしている。ヘルパーさんとも散歩に行ってられる」とあり自分の家族のことのように、すごく嬉しい気持ちになりました。
この男性のお父様も、生前、配食を利用していただいてました。2年前にご逝去されました。が・・・直接、この男性とじっくり話しをするとかはないのです。
難しいことに直面したり、パニック状態になられることもあり、そうなると固まってしまわれ、床をコロコロ転げだされます。

でも、実はいつもずっと見つめています☆これからも・・・

この男性のように、食事療養が必要な方ばかりではありません。
食事の制限はないが要介護高齢者や食事の支度が困難な方に多数ご利用いただいています。

以前、あるケアマネージャーさんから「前にお願いしていたお弁当屋さんが天候が非常に悪いからどーしても今日は〇〇さんのご自宅にすみませんが、届けられないのです。」と言われて愕然としたことがあるらしいです。
ケアマネさんが食事をどこかで購入し、持参されたようです。
ケアマネさんの担当の利用者様でもちろん食事はそのお弁当がないと、食べるものがない状況なのに『今日は届けられない』 
その次に、「はーとさんは超悪天候でどうしようもなくなったらどうします?」と
問われました。
即答しました!
「どんな天候、どんな状況でも絶対、お届けします。それが、使命です。
もしかして今までに考えもしなかった、とんでもない状況に見舞われることもあるかもしれませんが、それでも届けます。車が無理なら走ってでも届けます!
それと、はーとは弁当屋ではありません!でも、在宅での食生活は支えます!」

ケアマネさんには笑われましたが、
「わかりました!そこまでいうなら安心だし任せられるわ~(笑)かなわんわ!」
とおっしゃいました。

私達はご利用者様の一食をとても大切にしています。
動けない方がはーとの食事を待って頂いていると思うと、どんな状況でも届けられないなんてない!と私は思っております。
お食事をご注文頂いている、当たり前の安心だと思います☆

管理栄養士として、最新の医療情報を知り技術を磨く事はもちろん大切で日々、努力しないといけないのですが、技術的なこととは別に、
在宅で「生きるための1食」に携わっていることにやりがいをいつも感じています♪
「なんとかしたい」と思っています☆
                                  はーと&はあと 管理栄養士 山村豊美

こんにちは。めでぃ北摂の島田です。

今回は縁のお話です。

先任の中村さんがいなくなってから早二ヶ月が経とうとしております。

担当の茨木市を引継ぎ、利用者さまへの
挨拶に横のりしたことは前のブログでのお話しましたよね。

今日は、その追加談です。
一回の横のり挨拶ですべての利用者さまにお会いすることは
できず、当日の利用のない方や他のコースの利用者さまには
個別で訪問・挨拶にいってきました。

そのなかでお独り、北摂利用者の中で最高齢99歳のS様に
訪問したときのこと
僕「こんにちは。はじめまして、中村の後任の島田天心といいます。
  男性なのですが中村と同じ管理栄養士ですので
  これからもご相談などお気軽におっしゃってくださいね」と挨拶したところ
(普通の方は、ご丁寧にどうも)的なお返事をいただくのですが
S様からは
『大学は大阪か~?』と聞かれ
「いえ、神戸の方の大学なんです」と答えたところ
『神戸学院大学か』と見事に当てられてしましました。

《別に説明するほどではありませんが、神戸学院大学って
 一流でもなければ有名でもない大学です。正直・・・
 なので、大学は神戸学院大学です!と答えてもあまりそこから
 話しが広がることはまずありません。
 そのため、よく軽い質問程度に 大学はどちら?と聞かれたときは
 神戸の方の大学なんです程度に答えていたのですが》

いきなり神戸学院大学を当てられて、めちゃくちゃびっくりしました。
「ご存知でしたか?神戸学院大学」
『知ってるよ、わしの従兄弟の息子が神戸学院大学で栄養学部長しとった
 S教授ってしってるか?』
「しってます、しってます。S教授の授業を受けてましたから」
と、ここまで話しが進んでハッとしました。
S様とS教授、同じ名前でした。S様はちょっと珍しい名前なのです。

すごい偶然というか、縁というか
S教授から栄養学の基礎を教えていただいき→管理栄養士になり→
はーと&はあとで働いて→大阪に移り→茨木を担当したことで
S教授のご親族のS様の担当管理栄養士になることができました。

話しが弾んで、教授が今もお元気であることや
S様が現役のころは府庁の食品衛生課みたいなことろに勤務されていて
後年は短大で公衆衛生の教鞭もとられていたことを教えていただきました。

地元出身でもない僕ですが、毎日のように新しい人にあっていると
どこかで回りまわっての縁に出会うもんなのですね~


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは、めでぃ京都東川です。
グッと冷え込みましたね。
先日、おバカなことをしてしまいました。
利用者様宅へ寒さ対策には欠かせないダウンを忘れてしまいました。
その日は朝から晩まで雨が降っていて、カッパを着た時点でダウンの存在は忘れてしまい、バイクで走っている途中で「うん!?なんだかスースーするな」と思い気づきました。ほんとおバカです。
バタバタと慌しい12月ですが、うっかりミスのないうように注意したいと思います。

先日、配送員から、ある利用者様の報告がありました。
「検査結果でクレアチニンが上がった」というものでした。
急いで利用者様宅に訪問してきました。
80歳代、男性、糖尿病性腎症。
奥様が食事の管理をされています。
毎月、病院での検査結果を報告してくださいます。
腎臓がこれ以上悪化しないうようにと入院され、食事管理をしっかりしないさいと担当医から言われたことをきっかけに、はーとの栄養コントロール食を利用されるようになられ、2年になります。

退院当初は、昼、夕毎日ご利用になっていました。
もともと食べることが大好きな方で、奥様の作る食事を食べたいという要望があり、奥様もその要望に答えたいということから、初めは日曜日だけ奥様が用意されることになりました。
私もご本人様のその想いに答えたいと思い、奥様へ調理の工夫やたんぱく質の量などを説明しました。
そして、しばらく経って、土曜日も奥様が準備されることになりました。
「外食をしてしまった」「間食が多かった」など月によって波はありましたが、ご本人様、奥様とも頑張っておられ、クレアチニンは3.5前後、尿素窒素は35~40で退院後から、ずっと同じ数値で安定していました。
しかし、今回クレアチニンが3.4→3.8に上がったと。
実は、1ヶ月ほど前から、昼は奥様が作るということで夕食だけの利用に切り替えられました。
その際、奥様に再度、減塩、たんぱく質量、エネルギー確保の方法をお伝えしました。

今回の訪問時、食事内容を確認しました。
たんぱく質量は守れているようでしたが、エネルギーの不足がありました。
寒くなり、鍋やうどんなど温かいものなどが多く、油料理が少なかったと。
油の使い方について説明し、塩分についても再度調味料の確認をしました。
もう少しこまめに連絡するべきだったと反省しています。
次回の検査日まで再度食事を見直していただきます。こまめにサポートします。

食事療養をされている方にとって、定期的な検査日は、不安と緊張が入り混じった日だと思います。
同じように私達にとっても、とても不安な日です。
結果がでているだろうか、どうだろうかと・・・少しでも結果がでてますようにと。
結果が思うようにでないこともあります。
その場合は、どうしてかと原因を考え、どうすれば良いか考えます。
利用者様、そのご家族様と同じように一喜一憂しながら前に進んでいきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

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