腎臓病・透析の方へのサポートの最近のブログ記事

こんにちは!京都管理栄養士の寺田です。
12月も中旬になり、寒さも厳しくなってきましたね!
風邪をひかないように手洗いうがいを徹底しましょうね☆

さて、はーと&はあとでは、
腎疾患の方にお勧めする特殊食品も各種取り扱っております。
これらの商品をご購入していただく場合、
「嚥下・咀嚼サポートサービス」と同様、
サポート会員になっていただき、商品の説明と選定などをさせていただきます。
(取扱い商品は、嚥下サポート商品リスト(PDFファイル)をご参照ください☆)

配食をご利用していただいているお客様の中で
最近会員になった方がいるのでご紹介いたします。

6月から透析を開始された66歳、女性のA様、旦那様とお二人暮らしです。
透析を開始すると同時にはーと&はあとのお食事をご利用していただいております。
A様は以前に、病院から腎疾患の方向けの特殊食品の紹介を受けたことがあり
その時手に入れたパンフレットを見てひじき煮とおでんを大量に購入されていました。
そのほかにも減塩味噌汁やマクトンオイル、ゼリーなど
家の中には腎疾患向けの特殊食品がたくさん用意されておりました。
A様も旦那様も調理ができる状況ではないので、
調理済みの食品を購入して食事支度をされるのが一番良い方法かなと判断し、
特殊食品を利用した食生活を提案させていただきました。

毎日のお食事は
朝食はパン食にコップ1杯の牛乳、果物の缶詰やゼリー
昼食は透析以外の日はご飯と特殊食品のレトルトおでんとひじき(透析の日は施設ででるお弁当)、
夕食は、はーとの配食

といった感じです。

とはいえ、昼食に同じ商品ばかり召し上がっていては
栄養バランスも悪いですし、飽きもでてくるので
他の商品もご提案させていただきますとお伝えしましたが、
当時は、ご自身で購入された商品が山ほどあったので、
とりあえずは今の商品がなくなるまで、様子を見ることになりました.。


それから3か月後、旦那様からお電話がありました。

『家内がゼリーを勝手に注文して食べているのですが、これは食べてもよいのでしょうか?』と。

商品名を確認させていただき、調べてみると・・・

それは、低栄養の方向けの栄養強化食品
1カップで蛋白質5gも補給できてしまうゼリーだったのです。

A様の指示栄養量は1400kcal、蛋白質40g、塩分6g以下。
蛋白制限があるので、この商品はおすすめできません!!

この商品は旦那様が食べてくださいねとお伝えし、
蛋白質の少ないゼリーのご紹介やドラッグストアやスーパーでも購入できる
間食のご提案もさせていただきました。

なぜこのゼリーを買うに至ったのでしょうか?

A様のご自宅には、
購入商品が入っていた段ボールの中に
いろいろな商品のパンフレットも同封されていたのを思い出しました。
それを見てどんな商品かも知らず、購入されてしまったのでしょう。

このままだと、商品知識のないまま必要のないものを購入したり
お体の状態にふさわしくない商品を購入して
無駄にお金がかかったり、体に悪影響を及ぼすことも考えられます。

このまま特殊食品を利用するのであれば、
はーと&はあとを利用していただく方が
安心してご購入いただけますよ!
とお伝えし、
サポート会員になっていただきました。

さっそく、ひじきとおでん以外の商品も紹介させていただき、
サンプルを取り寄せて試していただきました。

気に入っていただければ、
これらも日々の食生活に取り入れて
食事療養していただきたいと思っています!

今後も定期的に様子を伺って、
A様の食生活の様子や介護される旦那様の相談役になっていきたいと思っています。

腎疾患・透析をされている方にとって、食事療養は必要不可欠です!!

特殊食品のご利用をお考えの方も、
特殊食品を利用せずに療養をお考えの方も
一度はーとの管理栄養士にご相談くださいね☆

きっとお力になれると思います(^_^)/

はーと&はあと 管理栄養士 寺田満里子

こんにちは。北摂管理栄養士の島田です。

1点を争う日本シリーズも終わり見事ソフトバンクホークスが優勝しました。
おめでとうございます。悲願の優勝!
(優勝キャンペーンとかで携帯料金タダになってほしい)

7戦ともに、息の詰まる展開が多くファンならずとも
ストレスのかかる試合ばかりでしたがほんの少しの差で明暗分かれるものですね。
(スポーツの醍醐味です)

さて、今日は一ヶ月ちょっと前からご利用いただいている
I様夫妻のお話です。

ご主人が糖尿病性腎症でDrから
「そろそろ透析の準備をしないとだめだ」といわれ
なんとかそれは回避したいと申込みをいただきました。
訪問すると奥様も糖尿病で数値は夫婦ともに悪く
食事もそれまでは外食やお惣菜が多く、自炊をする回数は
めっきり少なくなっている状態でした。

朝が弱く10時ごろに起きられて食事をとり
1日2食+間食の食生活スタイル。これまで食事に
気をつけたことがなかったが、さすがに透析は・・・と腹をくくり
とりあえず一ヶ月間頑張ってみたいと意欲は非常に高かったI様です。

状態としてはご主人の腎機能低下のスピードが早く
クレアチニンが3月時点で2.25だったのが6月で2.85、9月で3.69
と上昇していました。(とても早いスピードで悪化している
これは間に合わないかも・・・と嫌な感じがしましたが)
なんとか抑えたいとのご希望とご本人達の生活状況も加味して
毎日の夕食を配食で、朝と間食を自炊と補食でまかなってもらい
経過をみていただくことになりました。

今後のこと(透析導入など)も考えて、できれば今の内に
一度腎臓専門の先生に診ていただくことをお勧めしましたが
なんでも
「昔から近所の町医者で診てもらっているから他で検査するのは
 失礼にあたるし、今は食事でなんとかしたい」といわれ受診には後ろ向きで
しかし、数年前からの検査結果を出してきては
「よく見ると前から数値は高かったのに指導はなかった
 もっと早くいってくれればよかったのに。
 いよいよ透析か!という手前まできてしまった」と非常に後悔も
こぼされていました。
もちろん、糖尿の奥様にも栄養コントロール食で療養していただきつつ
自宅での薄味を徹底してもらいました。

ただ、よくなる可能性は非常に低く、難しい状態であることは
担当の介護相談員さんにお伝えし、ご本人のご期待に沿えないかもしれないことを
ご了承いただきました。

結果悪い予感の方があたり、配食をスタートした2週間後の検査では4.3とさらに上昇
最新の結果では4.8まで上がりDrからも透析の説明を受けに行くように指導され
「気力がなくなった、どうしていいかわからない」と相談を受け
先日一ヶ月後の相談訪問に伺ってきました
(訪問で透析の必要性と準備のことや、他の透析治療中の方のお話をお伝えし
 少し気力が回復され元気になっていただけましたが、相談らしい相談は
 できず、慰めるのが精一杯でした)
ただ、一緒に利用いただいた奥様の方は血糖が非常に安定し
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も7.8から6.9と下がっていました
奥様は療養がうまくいき、ご主人はうまくいかず
明暗を同時に見ることになり、非常に複雑な心境でした。

透析導入後も療養は続けていくといっていただき
現在も継続いただいているI様夫妻。
なにかの形でご主人にも明を示せる日を目指して
サポートに取り組んでいきたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

今年一年の北摂の様子は
『食事療養をお届けするのだ』でもご紹介しています。ご覧ください。

こんにちは。管理栄養士の宮川です。
秋も深まってきましたね。
ようやく桜の葉も色づいて、紅葉の季節です。
先日実家から、秋の味覚の梨と柿と新米が送られてきました。
下は柿の写真です。
小さい時は柿を好きではなかったのに、食べられるようになりました。
食欲の秋ですね~。ご飯もおいしい!



さて、先日、利用者様の担当者会議に出席してきました。
男性で50代の方、慢性腎不全です。
10月からの関わりです。利用されて1ヶ月弱です。

利用前のケアマネさんからの情報は、
「とっっってもワガママな方なんだけどいい?
濃い味が好きなので、配食は続かないかもしれないけど、
透析は避けたいし入院もしたくないって言うし・・とりあえず来て」といったものでした。

どんな方だろう、と行った新規訪問の第一印象は、とっても丁寧な方。
でもなんとなく、昔はやんちゃだったのかな、といった印象。
食事は外食、お腹がすかなければ食べない、といった気ままな生活。

ケアマネさんには、ポンポンと軽口をたたき言いたい事を言っている間柄のようです。

腎臓の数値を確認すると、全て右肩上がり。
特にカリウムは6を越えています。危ない!
このまま全ての数字が上がり続けると、透析も遠くありません。

「透析は絶対嫌や!配食どやろな・・」という本人に、いろいろお聞きしながら、
本人の「あれはいいのか、これはダメなのか」の質問にもお答えしました。

実はこの方、自分でも、食事療養についてはかなり詳しく調べていました。
口では配食は続けるか分からへんしな、嫌や、と言いながら、やっぱりとても不安のようでした。
話を聞く事で、少し安心してくれた感じはありました。

そして「とにかく1週間は食事続けて!その後は、検査結果が出るまで続けて!ね!」
と、ケアマネさんと一緒になって、説得し、
週に3回、へルパ-さんの入らない日に配食となりました。

それから3週間ほどたちました。

配食は、継続です!
継続の理由は、配食を利用してから2週間で腎臓の血液検査の数値が改善したんです。
カリウムも、クレアチンも尿素窒素も!
配食以外の朝昼食も、抜かずに食べるようにしておられましたし(今まで食事抜きもざらでした)、
ヘルパーさんにも、腎臓食を作ってもらいました。

カロリーをきちんととって、塩分控えめの食事は効いたんでしょう。

Drにもほめられ、本人とってもやる気になりました。
まずは、よかった!

そんなこんなでの、担当者会議でした。
「続いてるやん!がんばってはるやんー!」とケアマネさん。
本人も「また相談乗ってや」と言ってくれました。
ヘルパーさんに調理のコツもお伝えしました。

この調子で数値を維持できるよう、応援させていただきますね。
こんなに短期間でも、食事療養の効果が表れるなんて、私自身も驚きでしたし、
食事療養の力を再度確信できました。

相談力、提案力に磨きをかけて、もっと多くの人に喜んでもらいたいです!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

こんにちは。京都管理栄養士の寺田です。
今日はさわやかな秋晴れ!
雲一つない空を見ると
気分も晴れやかになりますよね☆
こんな秋晴れが長く続いてくれるといいなあ~!

さてそんな秋晴れの中、今日は新規のお客様を訪問させていただきました。
腎疾患をお持ちの男性です。
病院で透析寸前と言われ、食事制限は
1400kcal 蛋白質40g 塩分6g以下 水分制限1000ml アルコール×、
ノンアルコールのビールもダメと医師からの指示があったようです。

面接は本人様と奥様、娘様とお嫁様、大勢での新規訪問です。
ご家族様も、なんとか透析にならないように今の状態を維持してもらいたい!!
という想いをお持ちです。

そもそもお酒が好きで、昼からビールが飲みたい!!お酒に合うおかずが食べたい!体があちこちしんどくなり、食事だけが楽しみ…という状況なのに、食事制限なんていやだ・・・!!
と、受け入れることができません。
2日前からお届けしている配食も残しがちのようです。

とはいえ、今の状況は透析目前。
透析になってしまうと、今よりももっと生活に制限がかかってしまいます。
好き勝手するわけにもいきません。

しかし、今が大切な時期であることをお伝えしても、ビールが飲めない危機感の方が大きいご様子です。

もし、次回の通院の時に検査結果が改善されていれば
ノンアルコールビールの許可がでるかもしれませんよ?!
そのためにも、今食事療養が必要なんです!!

私だけでなく、二人の娘様からも厳しく説得。
なんとかしてご本人様に食事療養の大切さをお伝えしようと
皆で必死になりました。

しつこく言い続けたせいか、最後には、
『続けられるかわからないけどとりあえずやってみるか…』と
小さな声ではありましたが、少し気持ちが動いた発言を聞くことができました。

次回の通院は11月の2週目です。
その時に、血液検査の結果と食事療養の指示をきちんと確認してきてくださいと
お伝えし、その時に再度フォローさせていただくお約束をさせていただきました。


それまでは、お届けする食事をしっかり食べること、
ノンアルコールのビールを控えることを目標です!!


いつか主治医の先生から、
『ノンアルコールのビールを少量ならOK』と指示がいただけるように
頑張って継続していただけるようサポートしていたただきたいと思います!


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今日の夕食は久しぶりの外食でした☆
近所のお店の月に一度のカレーの日!
秋の味覚たっぷりのキノコポークカレー、おいしかったです♪♪

管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは、京都の管理栄養士の藤本です。
10月に入って急に涼しくなりましたね~。
みなさんは衣替えすみましたか?
買い物が大好きな私は秋冬物が買いたくて買いたくてウズウズしています☆


先日とても嬉しいお知らせが届きました。
糖尿病性腎臓病のM様。
出会ったのはおよそ2ヶ月前。
お医者様からこのままでは透析、と言われてなんとか検査結果を良くしたいと連絡をくださったのは奥様でした。
とにかく1ヶ月後の検査でクレアチニンを下げたい!!
奥様、必死です。
実は主治医の先生も腎臓専門の先生ではなく、栄養指導も受けたことがないとのこと。
腎臓病の食事は…
まずは減塩。たんぱく質は控えめ。カリウムも控えましょう。
そんな話を、もう必死になって聞いてくださっていました。

全部を配食にしてしまうのもちょっとかわいそうだから…と
配食と奥様調理、DSでの食事(もちろん減塩)を組み合わせての食事療養になりました。

自宅での調理もほんとに必死になって調理されています。
配食の容器を使って量の目安にしておられ、味付けも薄味を守っておられます。

1ヶ月後。
クレアチニン、下がっていました☆
この調子、この調子!!と奥様と喜び合いました。

そして、先日。
出会ってから2度目の血液検査。
結果は…またまたクレアチニンが下がっていました☆☆
これには奥様大喜び。私も電話越しに大喜びです。

翌日、担当のケアマネージャー様にもさっそく報告に行きました。
私の顔を見てすぐに、笑顔になるケアマネージャー様。
はーとさんのおかげやわ~とおっしゃってくださりました。
いえいえ。奥様の努力と、M様本人様がしっかり食べてくださっているからです。
食事って本当に大切ですよね、と改めて2人で話し合いました。

これからもアドバイスなどお願いします。
M様と奥様を支えてあげてくださいね、とケアマネージャー様。
はい!これからも一緒に頑張っていきましょう!!


私自身も、改めて食事のチカラを感じることができました。
この食事の大切さを、利用者様、ご家族様、ケアマネージャー様、みんなに伝えていける管理栄養士にならなくちゃ☆


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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