食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃ京都東川です。
今年は早く梅雨入りしましたね~
少し朝夕は涼しかったりもしますが、この時季から水分摂取にはご注意くださいね。

さて、先日来られたクリニックの患者様。
50歳代、女性、糖尿病、高血圧、脂質異常症ありのI様。
栄養指導に来られて、1年3ヶ月になります。
今まで1ヶ月に1回のペースで受診されていましたが、次回から2ヶ月に1回になりました。
その理由は血糖コントロールが良好だからです。

1年半前に糖尿病が発覚。
その当初は、HbA1cが10%。
初回の栄養指導時に、「自分が糖尿病になるなんて思っていなくて・・・どうしたいいですか!?」とおっしゃっていたのを覚えています。
それが、今では、服薬なしで食事療養、運動療養でHbA1cが5.7%になりました。
もちろん、血圧やコレステロール、中性脂肪なども全てクリアです。
体重も13kg減量されました。もちろん急激に減ったわけではありません。
この1年3ヶ月をかけて少しずつ減量されました。

そんなI様、5月の半ばに10日間ほど入院されました。
耳の鼓膜の手術を何十年も前に受けておられ、その再手術のためです。
入院中、自分が糖尿病であることをちゃんと伝え、糖尿病食にしてもらったそうです。
その感想は・・・
「自分でも今までちゃんとしていたつもりだったけど、味や量について勉強になった。
あそこまで完璧には無理だけど、意識が高まりましたわ。」と。

そうですね、頭では、理屈では、わかっていても、その通りにいかなかったり、できないことあります。
また、できていると思っても、微妙に違っていたり。
そんな時に、目で見て、食べてみて初めて分かる事があります。それが体験学習ですね。
I様は入院することで、体験学習をされました。
でも、なかなか入院する機会はないですよね。入院を拒まれる方も多いです。
そんな時は、是非はーとにご連絡ください。
指示量に合わせたお食事を体験していただくことができます。
週に1回でも短期間でも大丈夫ですよ。
食事療養のお助け役になれれば嬉しいです。

I様は、2ヶ月に1回の受診になり、
「今までは1ヶ月に1回診てもらわないと不安もありましたが、これからは2ヶ月間自分で管理できるよう頑張ってきます。」とモチベーション高く帰って行かれました。

I様には、この調子で少しずつ自己管理を上げていってもらいたいです。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんばんは。めでぃ京都の藤本です。
とうとう梅雨入りですね~。
毎日のように雨が降っていると、バイクに乗るのもちょっと憂鬱です。
去年の今頃は雨というだけでバイクの運転にちょっと不安がありましたが、
ここは2年目。
バイクに関しては、去年よりも自信を持って運転できています(笑)
でも、油断大敵!ですよね。安全運転を心がけます。

さて、先日、ヘルパーさん対象の勉強会をやってきました。
「高齢者の食事について、というテーマでお願いします」という依頼だったので、
「低栄養」と「高血圧」について、少し話してから、
ちょっとした試作とはーとの食事の試食をしていただきました。

勉強会の時間が1時間だったので、ほんとに少ししかお話しはできませんでしたが、
さすが普段から利用者様の近くにおられるヘルパーさん。
こういう利用者様がいて…
こんな時はどうしたらいいの?
色々と質問してくださりました。
また、実際に、はーとの健バラと栄コンの塩分調整食と食べていただき、塩分の違いを実際に感じていただいたのですが、
お持ちしたのは、高血圧の方の目標塩分量である、1日塩分6gの設定のお食事。
塩分6gというのがとっても薄味だと皆さん思っておられたようで、
食べてみると、意外としっかり味ついてますね!と驚いてくださりました。
そうなんです!意外と塩分控えめでもおいしいんです☆
利用者様へ調理なさる機会も多いヘルパーさんに「薄味でもおいしい」をわかっていただけたことはとても嬉しいです。

普段から味の濃いものがお好きな方でも、だんだんと薄味には慣れてもらえます。
急に薄味にすると慣れる前に「もう嫌」となってしまう方も多いかと思います。
なので、少しずつでもいいので「今よりも薄味」「今よりも改善」に気をつけていただいて、それを続けていただくようにお願いしました。

今回、ヘルパーさんへの勉強会をさせていただいて、
いつも利用者様の近くにおられるヘルパーさんの仕事について話を聞けて、
私自身もいろいろと気づけたり、勉強になりました。
こうやって、利用者様をとりまく介護の関係機関の皆様と連携をとっていって、
利用者様へよりよいサポートができるよう、努めていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。
めでぃ京都の寺田です。

雨が続いていますね。
台風の接近、各地で発生する大雨、洪水警報。
明日も雨かなぁと常に天気予報が気になってしまいます。
今週も半ばまでくもりや雨の日が多いそうです。

天気は良くないですが、こんな時こそ気分は上げて行きたいと思います☆

4月に一度ご訪問させていただいたご利用者様。
腎不全をお持ちの方です。
今までの血液検査データはどこにいったかわからないなあ~とおっしゃっていたので
現状の把握ができなかったのですが、5月末に血液検査をされたそうで
私まで届けてくださいました。
『血液検査データの見方が分からないので教えてほしい』との連絡を受けたので
お電話させていただきました。

腎臓の機能が影響してくるものは、
クレアチニンや尿素窒素、カリウムやリン、貧血を示しているヘモグロビンなど・・・

簡単に説明させていただきましたが、

『こんなにたくさんあってわからへんわ~』と・・・。

直接読み方がわからなくても大丈夫です☆
担当管理栄養士である私に見せていただければ、
確認させていただきますよ♪
とお伝えすると嬉しそうな反応を示してくださいました。

それなら、一年前のものも探してみますわ~!と張り切っておられました。

一年前のがあれば、経過がわかるので、よかったです。

また私の手元に血液検査データが届くのを待って、またご連絡させていきますね
とお伝えして、電話を終わろうとしたその瞬間

・・・

『ホントのこというとな~…』

え?!

何を隠しているのかと思ったら、普段の食生活のことをいろいろと話してくださいました。

『実は結構菓子パンとか食べているんですよ。これはどうなんでしょうか?』と。

どんな菓子パンを食べているのかお伺いしてみると、
『わしゃクリーム系がすきでなあ~』と。

腎臓を守るためにはですが、たんぱく質をとりすぎないようにすること
カロリーをしっかりととることも大切だとお伝えし

『菓子パンの中でもクリームやあんこには、蛋白質が多いんですよ。クロワッサンやバターロールのほうがカロリーもしっかりとれるのでおすすめですよ』とお話しすると
『クロワッサンも結構好きだから食べていいのはうれしいですわい。やっぱり菓子パンっぽいものはたべてはいけないのかなと思っておったのでね』と喜んで話をきいてくださいました。


本当はいけないかもしれないけど、
好きだから食べたい、つい食べてしまう、ということはよくあると思います。
でも、そういう事柄というのは、後ろめたい想いが生まれるので
自然と黙っていたくなってしまいますよね。
でも、後ろめたく思っていることの中に、大丈夫なこともあるかもしれません。
適量をお伝えすることで、食べたいものが食べられるかもしれません。
それのことを伝えることが出来れば、
気持ちを楽にさせることができるのではないかなと思っています。

この『ホントいうと…』 という、
なかなか聞き出すことが難しい、ちょっと後ろめたい話を話してくださったことは
とてもうれしいことでした。


私と話すことで、気持ちが楽になったり、
食べてもいいんだ!と安心していただける…

そんな相談員を目指していきたいと思います!!


はーと&はあと 管理栄養士 寺田 満里子

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