食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。カスタマーセンターの山村です。
週1回、クリニックの栄養指導にもいってます。
クリニック管轄エリアである、下京西部医師会が主催の集談会が年1度開催されています。
先週3/5(土)リーガロイヤルホテルにて「第23回下西集談会」が開催され、
発表してきました。医師、歯科医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、理学療法士、管理栄養士等が集う場です。
私は『栄養指導における教材としての宅配食の有効性』というお題で発表しました☆
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栄養指導にこられている患者さん10名に、栄養コントロール食を週4回4週間継続して利用していただくA群と、週1回16週間継続して利用するB群に分け、4週間ごとに栄養指導、食事内容に関するアンケートを実施し経過を観測し、意識変容・行動変容を観察しました。A群とB群では大きな有意性は見られなかったですが、継続的な管理栄養士の介入は意識変容・行動変容に有効であり、教育効果はあったと考えられました。
検証開始前と検証終了後に身体計測・血液検査を実施した結果、
週4回4週間継続したA群の患者さんの中で糖尿病の方がおられ、数値が劇的に改善(開始前、ヘモグロビンA1C9,8%⇒16週間後6.3%、現在、ヘモグロビンA1C5.5%~5.6%に維持されている症例を発表してきました。
クリニックのDrは「自分達のやっている事をどんどん世の中に問うべき」
「わくわくする仕事がしたい」「患者を寝たきりにさせない」「患者の薬を減らしたい」
「夢を追い続ける」いつも、熱いです。
クリニックでは、クラウドも始動されており、どんどん進化しています。
管理栄養士として、もっと、もっと進化したい!と強く思います。
医師や他業種の症例発表は本当に勉強になります。とても有意義な時間でした。
はーと&はあとの栄養コントロール食の威力、食事の大切さ、管理栄養士としての関わり、もっと外に発信していきたいです。私の役割です。
はーと&はあとは食事療養をサポートするブランドとして日本一の会社を目指しています。
どうしたら日本一になれるのか?いつも考えてます。
私達、管理栄養士の腕にかかってます☆


今日(3/8)、嬉しいお電話を頂きました。
お電話でフォローしている栄養コントロール食を利用されている女性からでした。
食事を今月はいっぱいキャンセルしていたが、やっぱり山村さんから、食事が大事!ていわれているのを思いだし、やっぱりキャンセルをやめ、届けてもらうことにしたわとお電話があり、とっても嬉しい気持ちになりました。
いつも「何とかしたい!」という思いでいっぱいです。
何かを伝えるのは大変パワーがいる事を実感していますが、一番の仕事でありやりがいとなってます。

                  はーと&はあと 管理栄養士  山村 豊美

こんにちは、めでぃ京都東川です。

先日改めて、自分たちの役割の意味を再認識したことがありました。
ある利用者様宅に訪問した時のことです。

ご本人様の奥様から連絡がありました。
「病院から食事制限の指示がでたので、食事をお願いしたい。」と。
糖尿病性腎症です。
ご本人様は仕事中とのことで奥様とお話をすることに。
「このままでは、5年後に透析と言われた。」と。
でも、奥様はご本人様の病気の状態や、食事療養に関してのことは全くと言っていいほど無知でした。
「検査結果のことも聞いても教えてくれないんです。」と。

ご本人様も頑固なところがあり、「教えても仕方がない。」といった感じのよう。
病院には定期的には通っておられ、担当医師からの指示はもらってきてくださいました。
食事内容を確認すると外食、中食(市販弁当)が多く、また、塩分の多い缶詰などの摂取もありました。

奥様は、はーとの食事を利用して、味付けや量に慣れてもらいたいとのことでした。
「そうです。とにかく薄味に慣れないといけません!!」と、その他食事療養の重要性を説明しました。
でも、お話を聞いていると、ご本人様は、はーとの食事を利用することに納得ができていない様子。

「これは、ご本人様に会わないと。」と思ったところに、ご本人様が仕事から帰ってこられました。

奥様が「この前言っていた食事の・・・」と話されると
「まぁ、食べてみるけど・・・・制限しろと言われても、そんなん作れる訳がないねん。そんなん言うてらた何も食べれないしな。」と。
少しお話を聞いただけで、ご本人様も食事療養に対して無知なんだと分かりました。
食事療養に対してとても否定的でした。
でも、少し食事の内容のことなどを話すと理解される部分もあり、知る場がなかったんだと思いました。
だからこそ、私がちゃんと食事療養の重要性や方法を伝えないといけないと思いました。
ちゃんとした方法や情報を知るということはとても重要です。
でもその機会がないと知ることができません。

栄養指導をしている時もそうです。
私達専門家が当たり前と思っていることも、患者さんにとっては、全く知らないことや間違っていることが多いです。
正しい情報を早い段階で伝えることができるよう努めていきます。


はーと&はあと 管理栄養士 東川千佳子

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
3月に入りましたね。
花粉症の皆様にはそろそろ辛い時期だと思いますが、
私は大丈夫なので、よく晴れたあったかい日にどこかにお出かけしたいな~と今からわくわくです☆
雨の日が時々あったり、風が冷たい日もありますが、
信号などで止まったりしたときに日なただと、あたたかい春の日差しな気がしています。

さて、先日の雨がよく降った日でしたが、新規の利用者様のお宅に訪問してきました。
退院されたばかりの、糖尿病性腎症の女性の方です。
ご主人と2人暮らしですが、
塩分やたんぱく質の制限があるお食事が必要なため、ご主人がお食事の準備ができないとお困りで、配食を利用されることになりました。

お医者様からお食事のことで何か言われたことはあるか伺うと、
生の野菜や果物を控えるように言われた、とのこと。
腎臓の機能が低下してくるとカリウムの排泄が上手くできなくなって体内に溜まりやすくなるので、なるべくカリウムを制限するために生の野菜や果物をやめていただきたいんです。
とお話しすると、「そうそうカリウム、先生言ってたわ」、と旦那様。
野菜だとゆでこぼす、果物は缶詰のものならいいですよ、とお伝えすると、
「そういうことやったんか~、納得できた!」と今度は本人様。
話を伺うと、病院の朝食には缶詰の果物が出てきていたとのこと。
「なんで缶詰の果物なんや、と思っていたけど、カリウムのことやったんやね、納得。」

ここで、果物を食べるなら缶詰のものを、とおすすめしましたが、注意点がひとつ。
甘くておいしい缶詰の汁ですが、これは召し上がらないでくださいね。
汁にカリウムが溶け出ていますので!!
(利用者様にもしっかり注意点、お伝えしています)

少し話がずれてしまいましたが、
今回の訪問で、改めて「利用者様に納得していただく」ことって大切だなと感じました。
特に栄養コントロール食を利用していただいている方は
これまで好きなものを食べてきた、という方が多くいらっしゃると思います。
そんなときにお医者様、あるいは栄養士様から食事に気をつけるよう言われて、はーとへ連絡をくださるのです。
「なんとか頑張りたい」「食事のコントロールをしっかりしたい」という思いを持って利用開始になられるのだから、
やみくもに頑張って続けましょう、と励ますのではなく、
まずは「なぜこの(制限された)食事が必要なのか」をお伝えして、だから頑張りましょう!とお声をかけたいと思います。
納得できていないと、何かを続けることって大変ですもんね。

前に、私たちはーとの栄養士は「食事の大切さを伝えるのが役割」と山村さんや東川さんに言われたことがありましたが、そのことを思い返せた日になりました☆
少しでも利用者様の「続けよう」「頑張ろう」の気持ちを長く持ち続けていただけるように、
これからも全力を尽くしていきます!!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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