食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは。めでぃ北摂の寺田です。
先日、肩胛骨まで伸びていた髪をばっさり切り、
ショートヘアにしました(^_^)/
少し頭が寒いけど、気分も変わり、良い気分転換になりました♪

さて、今日は 月に一回血液検査を報告してくださるU様のお話です。
年末のご挨拶もかねて、先日U様宅をご訪問させていただきました。
U様は80歳男性、糖尿病をお持ちです。
今年の8月からはーとのお食事を昼食、夕食毎日ご利用してくださっています。
奥様とお二人暮らしで、奥様がきちんと単位計算をし、
朝ご飯も間食の量もきちんと決めて頑張っておられます。
U様ご夫婦は、運動もできる限り毎日20分だけでもするように心がけておられ、
時間をみつけては家のまわりを歩いておられる頑張り屋のご夫婦です。
その成果もあり、HbA1cの値も8月から、上下しながらも順調 に減っており、
7.6⇒8.0⇒7.1⇒7.0となっています。
ですので今の状態を維持できるよう、お食事も運動も続けいただくことにしました。

来年のHbA1cは6代を目指してがんばりますわ!!
と新たな意気込みを示してくださいました。


さてこれから迎えるのはお正月。
糖尿病を持っていても、お餅やおせち、お酒など、食べたいですものね。

U様はこの半年、しっかり頑張ってこられたから、
そのご褒美も兼ねて、

お正月は、お正月らしく御節食べましょう!
お酒も少し飲みましょう!
おもちを食べて大丈夫です!
と、お伝えさせていただきました。

ただし、食べる量と時間は気にしてくださいね!
とだけ、念を押させていただきました。

おもち2個を食べるなら、ご飯は食べないように、
おせち料理は食べ過ぎないように小皿に少量ずつ持って、食べる量を決めること、
ビールよりも、糖質ゼロ発泡酒をコップ1杯、または、焼酎水割り1杯程度までにすること

などを守っていただくことにしました。

『1月の血液検査が少し不安だけど、お正月くらいお正月らしいことをしなくちゃ
これから一年頑張れませんから!』
とU様。

そうですよね。

U様ご夫婦は、食事のこと、運動のことを
しっかり実行される方なので、安心です。

また、来年もU様のことをサポートさせていただきます!

私もまだまだ未熟者ですが、
その方にとって、より長く継続できるよりよいアドバイスが出来るよう
もっとたくさんの人と出会い、たくさんの事を学んでいきたいと思っています!

来年も宜しくお願い致します!

はーと&はあと
管理栄養士 寺田 満里子

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
急に寒くなりましたね。訪問した時に入れて下さる、あったか~いお茶が、とってもおいしい季節です。
そんな寒さの中、3組のご夫婦に心が温まりました◎

土曜日の栄養指導でのお話です。
この日はご夫婦共に糖尿病のI様・M様、旦那様が糖尿病で一緒に奥様がお話を聞きに来て下さったT様の栄養の相談にのりました。


I様はご夫婦ともあればあるだけ食べてしまうという傾向にあります。今までは、残すことが苦手で満腹になるまで食べておられました。
旦那様は糖尿病という意識の薄い方ではありますが、以前に比べて食事量が減り、野菜を食べる機会も多くなり、少しずつ「残す」という行動ができるようになってきておられます◎
今月はお2人とも気の緩みが出てきて、血液検査の結果が少し悪化していました。奥様の方がHbA1cが高い数値で、旦那様から「一緒に結果が改善するよう、これからは夕食後に一緒に運動してみます。お前も一緒なら体を動かせられるだろ?」とのお言葉がありました★

お次は順調良く結果が改善されているM様。毎食たっぷりの野菜からゆっくり噛んで食べることで数値改善したことを実感されています。
息子様も境界型糖尿病のようで、ご自身の経験を基に、奥様は息子様の食事を作りにしばらく東京へ行かれていました。
その間、旦那様の食生活は単品で済ませてしまったり、野菜が不足したりと、バランスが崩れてしまっていました。
「やっぱり妻がいないと、いい加減な食事をしてしまいますねぇ。妻がいてくれる有り難みがわかります!1ヶ月に1回、見直しができる機会があると、ホントにありがたい!妻の結果が改善されていると、私もがんばらないとって思います!」とのお言葉がありました★

最後に、つい1週間ほど前に検診で糖尿病と診断されたT様。I様・M様に比べてお若く、40歳台。小さな娘様もおられます。
何から始めて良いのか、これは食べて良いのか・悪いのか、不安がいっぱいの様子でした。
栄養指導室に来て下さる1週間前から食事療養に取り組まれていましたが、今までの食事量・味付け・食事内容がガラッと変わってしまい、すでに「続けられるかどうか…。無理しないと結果良くならないでしょ?我慢ばっかりですよ…」と少しイライラしながら。
また「1日3食、気を付けるのも、朝早いから妻にも負担がかかってるし。どうしたら良いんですか?」と。
無理があっては、絶対食事療養は上手く継続できません!短期間だけがんばって結果が改善されても、また悪化してしまいます。何事も習慣!そして継続は力なりです★
奥様の調理負担にならない提案をし、まずは食事のバランスを調え、野菜からゆっくり噛んで食べるところから実行していただくこととなりました。


年末年始、食事内容が偏りやすく、食べ過ぎて運動もしない不規則になりがちな時期です。
皆様も体調はもちろん、体重管理もしっかりと!
お互いを想い合うご夫婦にホンワカしたある土曜日の数分の出来事でした☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
今週半ばから一気に寒くなりましたね。
最近は、銭湯へ通っています。
シャワーとは違い、体の中から温まりますので、疲れもとれます。
ゆっくりお湯に入ってリラックスするもの大切ですね。

さて、今日は、栄養指導先の医院の患者さんの話です。
50代の男性の方です。
1年前半程に、健診で悪玉コレステロールが、200mg/dlをこえており、栄養指導に来られました。
体型は大柄、性格はおとなしくて温厚、とても丁寧。

さて病名欄をみると、脂質異常症。これは数値に表れている通り。
そして、鬱病。少し人に気を遣いすぎるような印象もおありなので、それでかな・・?

初めまして。
ご両親とおすまいで、食事はお母様が準備されているようです。
「コレステロール高いといけないんでしょう、分かっているんですがね・・」

でも気分的なこともあって、なかなか生活は変えられないようです。
生活パターンは決まっています。
昼に起きて、お仕事をされ、帰宅後は用意してある菓子パンやおやつ、夕食を食べ、夜中に眠る毎日。

私「まず菓子パンをやめましょうか。」
いやぁ母親が用意してくれているから・・・

なかなか行動にうつせません。

それでも、2~3か月ごとに午前中の栄養指導には来て下さり、徐々に打ち解けて下さり、
お母様(栄養指導には一緒に連れられて来られません・・)の理解も少しずつ得られ、
仕事後のおやつを買い控えたり、改善はみられるようになってきました。

そんな感じで、1年後の夏の検診で悪玉コレステロールは、160mg/dlくらいに!
本人も喜んで下さいました。

そして、その次の栄養指導時。
実は・・・ こないだ母親が亡くなったんです・・・

めちゃくちゃしょげておられました。生活もインスタントに偏り朝も起きれず・・

そうですよね、自分の母親が亡くなってすぐだったら、とても取り乱していそうです。
誰の言葉も聞きたくないかもしれません。

まぁ無理せずゆっくり戻していきましょう、でもインスタントはやめて下さい。
と、この回は終了しました。

そして先日の栄養指導。
部屋に入られた瞬間、もう大丈夫ですと言われました。

親友から、久しぶりに連絡があり、話をされたようです。
それでずいぶん楽になり、お母様の納骨も終わり、ふっきれたようです。
行動にも変化あり、お母様生前でもできなかった早起きができ、
お父様と朝食をとり、自分でスーパーへ買い物に行き野菜を必ず買って調理されていました。

びっくりな変化です。
ご自分から野菜の食べ方、調理の仕方を教えて欲しいと言われました。
こんなこと初めてです。頼ってくれていたのだと思いました。うれしかったです!!

穏やかな顔でしたので、躁の状態になっているわけでもなさそう。
彼にとって、お母様の存在が、生活の、精神の大部分を、おそらく占めていたんです。
気持ちと行動って密接につながっているのだと、感じました。

栄養指導では、患者さんの気持ちとのバランスや、ひっかかる(やる気の)ポイントを、うまく探りながらすすめていく事も大切です。
相手の気持ち、立場を考え、的確な助言や提案ができるよう、腕を磨いていきたいと思います★

管理栄養士 宮川 曜子

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