食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
夏場に橋の上の温度計で33℃や34℃という数字を見ていたと思っていたら、最近は12℃、この間は8℃の日などもあって、急に冬の寒さに突入したなぁと実感していますっ。
そんな中、京都でも寒い地域から順々に、インフルエンザにかかる人も増えてきているようです。

今回は、そんなインフルエンザや風邪に打ち勝つための抵抗力を身につけていただくために、65歳以上の高齢者様を対象に『免疫力アップのための食事工夫 ~普段の食事に少し工夫することで、免疫力を向上させましょう~』をテーマに講習会を行ってきました。


免疫力を高める効果のあると言われている食材・調理方法などもふまえ、普段の食事にちょっとした工夫をしていただけるよう、頭の片隅に少し置いておいていただけるよう、お話してきました。
しかし、1番は何と言っても、正しい生活習慣を送ることが重要です。偏食・欠食を防ぎ、バランスの良い食卓を調えるようにして下さい!
それが「主食」「主菜」「副菜」を揃えることです。
●主食・・・米・パン・めん類などの穀類で、糖質からのエネルギーをとりましょう。
●主菜・・・主に魚・肉・卵・乳製品・豆類など、たんぱく質やカルシウムを十分にとりましょう。脂肪は控えめに。
●副菜・・・野菜を中心にビタミン・ミネラル・食物繊維を十分にとりましょう。
●汁物・・・野菜や海藻をたくさん使って、第2の野菜的役割に。

では逆に、免疫力を下げてしまうものって何だと思いますか?
年齢の影響も大きいようですが、それだけでなく、食事や生活習慣や心理状態からの影響を受けることの方が大きいと言われています。
中でも、男性はストレス・女性は冷えが1番の原因になるようです。

そういった点からも、『食事や運動』だけでなく、『休息や保温』そして『笑う・楽しむ』という効果も大変重要です。
利用者様にも高齢者様が多い中、配食という1つの接点をきっかけに、いつまでも元気に楽しく、毎日の生活を過ごしていただけるようなお手伝いをさせていただきたいと思います☆


こういった講習会で話す機会も多くなりましたが、人前で話すって、いつまでたっても慣れませんねっ。
実は講習会の担当者様が、手違いにより遅れて来られるという事態が起きてしまい、この時間を私でつなぐことができるのか、急なことで焦りましたが、何とか乗り切ることができましたっ!
人を楽しませる話題や話術ももっと身につけていかないといけないなぁ、と日々勉強です★


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは☆北摂の大都です(^^)ノ
すっかり冬ですね”(ノ><)ノ
思っていた通り、秋が無くいきなり冬の到来(-o-;)
急激な温度変化に身体がついていかない・・
皆さまも体調崩さないようお過ごしくださいませ。

さて、毎月検査結果を確認している茨木市在住のHさま。
今月も訪問して来ました。
Hさまは奥様と奥様のお兄さんとお住まいでした。
「でした」と言うのも、認知が進んでしまった奥様と介護が大変になったお義兄さんが揃ってご入院されたのです。
そんなHさまは慢性腎不全です。
はーとの食事はから2008年からご利用頂いています。

「先生からはどうも無いって言われたで・・」
そうですか~(^^)と
検査結果をどれどれ・・と確認すると
なんとカリウムが6.3!
ひょえ~(」゜□゜)」

ちなみにカリウム値は5.0を超えないようにしないといけません。
心臓停止にもつながるので注意が必要です。

Hさまは2週間に一度の往診時に血液検査をされているので
2週間後の血液検査では5.8まで下がっていたので少し安心・・
それでも高い・・

どうもないことは無いんだけど・・

ここからカリウム値を上げた犯人探しです。

朝食は?
間食は?
飲み物は?

犯人はスポーツドリンクの飲みすぎと判明
いつまでも暑かった夏?秋?
主治医の先生からは水分をたくさん摂るようにと言われていたため
スポーツドリンクを一日1㍑飲んでいたようです。
その他、りんごジュースを同じく1㍑・・・
飲みすぎです・・

水分補給はお水かお茶、紅茶にし
りんごジュースも果汁の少ないジュースを選び、一日200ccまでに
これから食べたくなるような
焼き芋や蒸かし芋は食べないように、
緑茶は二番茶か三番茶にするかほうじ茶をするようお伝え。

もちろんカリウムを下げる薬はきちんと飲むことも・・

最後に冷蔵庫を開けて中を拝見(^^;

また来月来ますね~と
Hさま宅をあとにしました。

その足でケアマネージャーさんのところへ訪問し、ご報告。
ヘルパーさんにお買い物の際に注意して頂くようお願いしてきました。


BUNやカリウム値、HbA1cといった検査項目をみて
食事内容のヒアリングをしての犯人探し

はーとの管理栄養士はこの手の「犯人探し」のプロです(^^;
犯人探しのご相談はいつでもお気軽に☆


はーと&はあと  管理栄養士 大都宏子

北摂の様子は『もっと☆めでぃ北摂ブログ』でもご紹介しています。こちらも覗いてみてくださいね~!

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
急に寒くなりましたが、風邪など皆さんひかれていませんか。
先日少し喉が痛く寒いので、真冬の毛布を出してしまいました。
冬が越せるか心配です。が、あたたかくして直さねば!

さて、今回は、私のミスの話です。
利用者様とのやりとりの中で、行き違いがあり、起こった出来事です。
反省の意味を込めてご紹介します。

利用者様は、先週の金曜に、ご自宅に私が伺うと思っておられました。
私は、先週の金曜に、お電話をして訪問日をきめて、その後日訪問すると思っていました。

Y様、70歳、男性、慢性腎臓病。脳梗塞を起こされ、ご入院中です。
会社の社長さんをされていてきっちりされています。食事療養に意欲的です。

初めのご訪問は病院でした。
退院後の食事療養目的で、病院の相談員さんより、はーとのことをお知り下さいました。

毎日ほとんど外食で、どうしても塩分も蛋白質も上がってしまうので、退院後しばらく慣れるまでは1日1食くらいから配食を利用したいと考えておられました。

病院での指導は、エネルギー1600Kcal、蛋白質40g。塩分6g。
管理栄養士さんからは、蛋白質の指導を中心に受けられ、とても気にされています。
昼夕外食なら絶対に越えてしまいます(例えばカツ丼定食を食べるとしたら、蛋白質は30g程、塩分は5g程いってしまいます!)。

1食あたり朝に10g、昼15g、夕15gの蛋白質の指導を受けられています。
ご自分で計算されています。
なので、夕食は配食にし蛋白15gでいき、朝食は全体で蛋白10g程の決まったものにし、昼食だけ、選び方に気を付けていきましょう、と話しがまとまりました。

病院での話しでしたので、家の様子はわかりませんでした。

なので、一度家の方にも来てほしいと言われました。
月曜が退院です。また来週の金曜にでも電話してきてくれ、と。

ここが、ミスの原因です。
ここでしっかり、日時を決めておけばよかったんです。
金曜に、Y様は、私が家に来る、私はY様に電話だけする、と、思っていました。

そして、金曜、Y様より、「まだ来ないのか」とお電話がありました。
お電話は夕方にかけるつもりで、その日は訪問しようと思っていませんでした。

Y様ときっちりとお約束を交わし確認していなかった、私が悪く、来ると思い待っておられるY様にとても申し訳なく、すぐにご自宅へ向かいました。

Y様は怒っておられましたが、面と向かって謝罪し、来てくれたんやしまぁいいよ、と許してくださいました。
そして、聞きたいことがあったんや、と、家に大量に買ってこられた、エネルギー補給の間食や昼食用の食材を見せてくださいました。

このゼリー蛋白質、塩分はどうや、昼食はこのレトルトでいけるか、朝食はOKやな、
うどん屋で昨日は海老天を食べたが大丈夫やろか・・・etc

とても不安だったんだろうと、思いました。
明日の昼は何を食べようか、退院後こんな感じの食事で大丈夫だろうか、ご自分で勉強なさっている分、腎臓の病気の怖さもよく分かっておられます。

本当に、不安な思いをもたせてしまい、申し訳なく思いました。

同じミスが起きないよう、ご訪問の場合は日時、お電話の場合はかけるお時間を決め、私を相手の方で確認をしておかねばと思いました。

Y様、申し訳ございません、気付かせていただきありがとうございます。

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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