食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

先日、国宝犬山城&犬山祭り&お花見のバスツアーに行ってきました。
なかなか渋いツアーでしょ(^^;
十数台の山車が城下町を練り歩きます。
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私たちが乗り込んだバス
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tha お・お・さ・か!って感じのバスでしょ(^^;
行く先々でかなり注目の的でした(^^)ノ


さて、先日訪問したKさま。
吹田市在住の70代の男性。
息子夫婦と孫とひ孫の4世代でお住まいです。
もともとは、島根県でお住まいだったようですが
去年同居されたようです。
面談は息子さまのお嫁さんとさせて頂きました。

島根県におられる時から腎臓が悪かったようです。
今回退院するにあたり、病院の主治医に食事について
気を付けることはないか?と聞いたところ
何を食べても良いと言われたとか・・

お嫁さん曰く、
『こんな薬たくさん出されて、何食べてもいいわけないですやん!おかしいでしょう?いくら先生に聞いても、何食べても良いしか言われないし。』
と不安をぶつけてきました。
退院時の栄養指導もなかったようです。

『水分制限もあるのに、こんなたくさんの薬・・少しでも薬を減らしてあげれたら・・と思うんです。』
とも。

主治医からの指示が不明ではありましたが
慢性腎不全の食事制限の基本をお伝えし、処方されている薬を確認すると・・
カリウムを下げる薬は2種類。

カリウムを下げる薬を出しておいて、「何食べてもいい」とは・・・

ここはきちんと説明をさせて頂きました。
カリウムを下げる薬が出ていること、カリウムの働き、カリウムが高くなりすぎると心臓停止をひきおこすこと、カリウムは野菜や果物に多く含むこと・・

『え~っ!? 朝からバナナ食べさせましたよ。病院で出てたから・・』

病院では制限した範囲で3度の食事を用意するため出ていたのかもしれません。

今後は往診の先生が定期的に血液検査をされるとのことだったので
腎機能の検査項目をお伝えし、併せて検査結果を確認させて頂くことをお伝え。

『ケアマネージャーさんからも、色々教えてもらえるよって言われたんですよ。相談できて良かったです。ずいぶん不安が解消しました。』

こう言って頂きました(^^)v

『不安が解消しました。』
この言葉は相談員として嬉しい一言です。

『不安と不都合を抱える人々のお役にたつ』
はーとの掲げる理念ですしね(^^)ノ

Kさま宅を後にし、そのまま入院されていた病院へ直行。
栄養課に行き、Kさまの入院時の食事を確認してきました。
やっぱり、カリウム制限も蛋白質制限もありましたね。
そのことをお嫁さんに電話で報告して本日の任務終了。

『不安が解消しました。』
たくさんの人から、この言葉が聞けるよう頑張りたいです☆

管理栄養士 大都宏子

こんにちは、北摂栄養士の島田です。

先日、というかちょっと前ですが
国立循環器病センター主催の市民講座に参加してきました。
これまで、講演や演題発表を共催で行ってきた国立循環器センターが
主催として初めて市民講座を開催されたようで
楽しみに参加してきました。

とうぜん、循環器専門病院ですので
話は心臓と脳の治療や最新情報についての講義でしたが
市民参加ということもあり、難しい内容ではなく
非常にゆる~い感じてリラックスして聞くことができました。

特に私が印象に残ったのは、やはり栄養の話
もちろん難しい話ではなく、講義された管理栄養士の先生の発表のなかで
おもしろい内容だったのでお伝えします。

毎日の食事をバランスよく摂るためには、どのような食品を
どの程度食べるのがよいか、国や地域によって差はあれど
概ね決まっていることがあります。それは【糖質のバランス】
日本では食事バランスガイドが発表され

1SVは1サーブとして食品群ごとに目安量が示されています

糖質バランスの目安は1日の必要なエネルギーの半分は糖質でとりましょう!というもの
これ、実は万国共通だそうです
アメリカ版

その他各国のフードガイドもご覧ください
ファイルをダウンロード

糖質は体を動かすのに必要な五大栄養素のひとつです。
食事をするとき、半分はご飯などの穀類からとるようにと指導するのは
グローバル基準なんですね。
最近は「ご飯は控えて~、おかずをしっかり食べてますの(私えらいでしょ)」的な
ことをよく聞きますが、それってやっぱりずれてるんですね。
グローバルスタンダードに照らし合わせても。


はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは。北摂管理栄養士の山村です。
とても暖かくなったのですが、花粉症の私はこの時期、つらいです。

先日、以前、8年前に1週間だけ利用のあった利用者様宅へ、食事が必要との
依頼で訪問してきました。随分前なので利用されたことがある事は覚えてられませんでした。

70歳代男性、糖尿病、独居、性格、温厚、几帳面。
つい最近まで、骨折で入院されていて退院となられました。
そこでの食事がはーと&はあとがお届けしている病院でした。
入院前は血糖値がいつも200mg/dlを超えていたそうですが、入院中は110mg/dlまで下がっていたとの事。
「運動もしてないのに不思議やわ~不思議やわ~。」と連呼。
「血糖値が下がったのは入院中の食事ですよ。
入院前はどんな食事をされていたのですかね?もしかして、お1人暮らしなので外食ですか?」と私。
「そうそう、よくわかるんやね。毎日外食。でもな、寿司とそばとか、天ぷらうどんとかやで。身体にはいいやろ。」
「その毎日の外食が血糖値を上げてますね。野菜もかなり不足ですね。」
「うそーそうやったんや、全然知らなかったわ。外食か・・・野菜も食べてないな。
今日、話ができてよかったわ。
退院してからは、血糖値が上がるのが怖わくて、いてもたってもいられんかった。
病院の先生に聞いても、上がらないように頑張れ!上がるとインスリンやぞ!
としか言われないしどうしたらよいかわからんかった。」
その後、血糖値を下げ合併症にならないように作戦会議をしました(笑)
面談の始めは、夕食を週4回利用するとおっしゃっていましたが、
昼食も毎日お届けする事になりました。
とっても、やれやれという表情をされ私も嬉しかったです。
管理栄養士にとっては、あたり前の事でも深刻に悩んでられる事も多々あります。
療養のお手伝いをさせていただきたいです。
『食事の威力』と『私の存在』を様々な方に伝えていきたいです。


はーと&はあと管理栄養士 山村 豊美

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