藤本祥代のブログの最近のブログ記事

こんにちは。京都の管理栄養士の藤本です。

10月になりましたね。
最近はバイクに乗りやすい気候の毎日。
これがずっと続けばいいのですが...
あっという間に 寒い が口癖になりそうです。

さて、今日は先月からご利用になっているS様の話です。
初めてお会いしたのは病院。
もうすぐ退院ということで、退院後のお食事のことを、本人様と長女様とお話しました。
腎不全のS様。実はお医者様から透析目前と言われていらっしゃいます。
なんとか透析への移行を遅らせたいという思いで弊社にお電話くださりました。

退院してすぐは昼夕ともにお持ちして、ゆくゆくは昼か夕食だけでも自分でも作れるようになってほしいと娘様。
耳が少し遠く、あまりお話されないS様の気持ちを確認しながら、
まずは昼夕、毎日でのお届けになりました。
朝食内容の相談と、塩分の多い漬物などは控えていただく話をして
その日の面談は終わりました。

そして先日、1ヶ月目のフォロー。
娘様とお話すると、
なんとこの間あった血液検査では腎臓の数値は良好。透析半年後と言われていたが、この調子なら1年後に延ばせそうと言われたとのこと。
娘様喜んでいただけました。
ただ、配食に少し飽き気味。
退院の時よりも元気になってきて食べたい欲求でてきたようだと娘様より。
やはり毎日配食ばかりだとちょっと飽きてきますよね。

そこで、娘様へ食事のアドバイスし、娘様がフォローできる日などでキャンセルしていただくことも提案。
制限食というので少し構えておられましたが、
配食の量を参考にしていただくこと、
主菜は揚げ物にしていただくこと、
塩分は控えめに、
まずはこのポイントだけでを守って準備してもらうように提案。
塩分については外で買う時も栄養成分表示を見て、特に塩分低いものを選んでいるという娘様なので、きっと大丈夫です。

配送員からは
「飽きることなく、最近おいしく感じるようになった。
以前は、お漬物や塩昆布だけをおかずに、ご飯を食べるだけの食事だったので、
医師からも注意を受けた。食事を改善できてよかった。」
とS様言っておられたと報告が入っています。

食事療養の必要性を感じていただいているS様。
そんなS様のやる気を続けていただけるように、
少し休憩する日も提案しながらサポートしていきたいと思います。


この間の週末、高校からの友達の結婚式に行ってきました。
とっても素敵でした☆
来年にももう2人、結婚が決まっています。
25歳、第一次ピークの到来です!

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、京都管理栄養士の藤本です。

少しずつ気温も湿度も下がって秋らしくなってきましたね。
日中はまだ30℃近くあったりもしますが(^_^;)
朝晩との気温差に気をつけていきたいものです。

さて、先日病院へお伺いした利用者様。
心不全の悪化で入院になっておられたのですが、
退院に際して、病院からの栄養指導をみんなで共有しようと、
家族様はもちろん、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、そして私も一緒に参加してのカンファレンスでした。
前々回の入院時にも病院からの栄養指導はあったのですが、
本人だけではなく、今回は自宅での生活のキーパーソンとなるご主人様も一緒に聞いていただき、
食事療養の必要性を理解していただきたいという目的もありました。

というのも、実は自宅での食事内容を聞くと、
朝はご飯、味噌汁、目玉焼き(塩や醤油かける)、キャベツ炒め(塩こしょう)、漬物。
昼はご主人様が体調良い時に好きな物を買ってきて、奥様にうどんや寿司を食べさせているため食事コントロールが全く出来ていない状態。
夕は配食ですが、減塩食でスタートしましたが、食べられずに普通食になっている状況でした。

指導中も、ご飯に味噌汁、目玉焼き、というのは長年やってきたことや。これをやめることはできない!とご主人様。
また、昼のうどんもやめられない様子。
なんとか減塩対策を、と病院の栄養士さんも、看護師さんも、家族様も、もちろん私やケアマネージャーさんも、
こうするのはどうか、これでは出来ないか、と提案します。

なんとか了承いただけたのが、
朝の目玉焼き・キャベツ炒めの塩を控える。味噌汁は具だけ食べる。
昼は奥様は食パン+ジャム+牛乳とする。
夕食の配食は減塩食で再スタートする。

できればご主人も一緒に減塩に取り組んでいただきたいのですが、
少し頑固なところもあるご主人様なので(さらに認知症も少しお持ちです)、
まずは本人様だけでも取り組んでもらう計画です。

退院後は、毎日ヘルパーさんが入り体重測定・むくみチェック。(火金)で買い物。
また、服薬確認とトイレ声かけする(声かけしないと一日4~5回しか行かれないため)。
もちろん私も定期的に食事内容のチェックもしていきたいと思っています。

なかなか受け入れが難しい方でもあるのですが、
なんとか入退院を繰り返す生活から脱却を!と
ケアマネージャーさんやヘルパーさんとも情報を共有しながらサポートします。


先日、雨上がりに虹を発見。
二重になっているの、わかりますか?(^^)v


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。京都管理栄養士の藤本です。

日中はまだまだ暑いなと思いますが、
朝晩は気温が下がり過ごしやすくなってきましたね。
少しずつ秋の気配です。

今日は栄養指導の患者様の話です。
6月末に初めて栄養指導をさせていただいてから、先日2回目の指導でした。
糖尿病や脂質異常症などお持ちの男性。
家では調理もなさっています。
前回の指導終わりにはかなり意欲を持って帰っていただいたのですが…
今回来られるなり「だめでした…」と少し落ち込み気味。
血液検査の数値としては改善されているのですが(もちろん薬の効果もありますが)、
前回の指導内容である「間食」の誘惑に負けてしまったそうです。
「最初の1ヶ月くらいは頑張れたんですけどね~」
とおっしゃっていましたが、続けられなかったと反省モードです。

話を聞いてみると、
ご家族様と一緒にほぼ毎日アイスキャンディーやかき氷を食べてしまったとのこと。
暑い夏ですしね。冷たいものが欲しくなりますよね。と共感しつつ、
でも!と切り替えて指導。

アイスクリームは脂質も高いと思ってアイスキャンディーやかき氷にしていた、とのこと。
アイスクリームは商品にもよりますが、1カップ200kcal以上、多いものでは300kcal以上あります。
その点、アイスキャンディーやかき氷は100kcal以下のものが多いです。
なので、選び方としては正解☆

ただし、甘いもの・冷たくて美味しいものの誘惑に毎日負けてしまうのは…ダメでしたね。
毎日食べ続けると、それが習慣となってしまい、なかなか抜け出せなくなってしまいます。
本人様も反省しておられたので、
(私はそれが大事だと思っています。
振り返ってみて、これでいいやと思うのか、ダメだったと思うのか。
この気持ちの差で今後は大きく変わります。)
過ぎたことはもうネチネチ言いません!
これからどうするか、が大切です!

とりあえずアイスキャンディー類はやめましょう。
家族様につられてしまわないようにしてください。
幸いもう夏ももう終わりなので、やめやすいかなと思います。


その他にも何点かお話させていただきましたが、
「最初の1ヶ月くらいは頑張れたんですけどね~」
ということなので、今回は2ヶ月後ではなく、1ヶ月後にまた来ていただいて、
頑張っておられるかチェックしたいと思います。

少しでも達成感があると頑張れるので目標は小さく。
その小さな目標を積み重ねていって、
病状の改善・安定につなげられるように、私も全力でサポートしますね!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、管理栄養士の藤本です。

お盆も過ぎて8月も残り少なくなってきましたが、まだまだ暑いですね。
ここ最近、雷が鳴って雨が降る、ということが続いています。
ニュースを見ていると、落雷でお亡くなりになった方もいらっしゃるとか。
私もバイクで外を走っているときは気をつけなくちゃと思います。
皆さんも気を付けてくださいね。


さて、先日新規でお伺いしたY様。
病院の栄養指導の際に、栄養士さんからご紹介していただいて、退院後すぐに連絡をくださりました。
肥満、血糖やや高め、高血圧、腎機能も少し下がっておられます。
病院からの指示は、カロリーと塩分のコントロールをすること。
「1300~1400kcal、塩分は控えめにしましょう」と退院後の生活で気をつけることを書いた紙に記載がありました。
栄養指導の際には、糖尿病の食品交換表を用いて指示カロリーの単位計算をし、何をどれだけ食べればよいかを指導なさっていました。
しかし、Y様によると、
その指導の時は分かったつもりでいるのだけれど、今みてみるとやっぱりよくわからなくて。とのこと。
自分の適正量と塩分控えめの味付けを覚えたいまずは2週間昼夕食に毎日とってみたい、というご希望でした。

そこで、配食は1400kcal・塩分6gのものにして昼夕の分は配食で量や味付けを体感し覚えていただくことを提案。
配食でお持ちできない分として、朝食の相談をさせていただきました。
今日は何を食べたかと聞くと、食パン半分と果物、とのこと。
食パン半分は病院からの紙に書いてある、とおっしゃりました。
確かに紙には食パン半分の絵がのっているのですが、この意味は「食パン1枚が1単位」(糖尿病食品交換表の1単位)ということ。
Yさまの場合、朝食ではご飯やパンなどの主食には3単位分食べてもよいので、食パンなら6枚切り1枚半まで食べてもよいのですよ、と訂正。
そしたら果物は?とY様。
最近よく食べるのはキウイフルーツ。合わせてぶどうを食べたり、バナナを食べたりされているようです。
病院からの紙や、食品交換表の本を見ながら、果物1単位分の目安量と、キウイとぶどうなど2種類組み合わせて食べるときは、0.5単位ずつにすることをお伝えさせていただきました。
なるほど~と納得していただけた様子のY様。
1回聞いただけではなかなかわからない、とおっしゃっていたので、
病院の指導の復習ができてよかったわ、と言っていただけました。

さぁ、あとは実践あるのみですね!
配食は自分の適正量を知るのにとてもいい「道具」です。
食事の準備も自分でできる方にはやっていただきたい。
このY様のように、まずは適正な量や味付けを知る・覚えるために配食を使って、その後は自分でやってみるというのは大賛成です。
Y様にもお伝えしましたが、
自分でやってみて、血液検査の結果が悪化したり、体重が増えてきたりしたときには、また見直しのために配食を再開する。
こんな方法で最終的には自分でコントロールできるようになっていただくことが、私たちはーと&はあとの役割なんです。

少しずつでよいです。
一気にこれまでの自分の生活習慣を変えることはとても困難です。
少しずつ、これまでよりも良くなるように。
はーと&はあとを上手に活用しながら、食事療養を続けていってくださいね。


先日、夏の風物詩「甲子園」に行ってきました。

実は元・高校野球部のマネージャーの私。
高校野球はドラマがあって、みんな一生懸命で。やっぱり大好きです。
ザ・青春☆
あの頃の自分に負けないように頑張らなくっちゃ~。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

毎日暑いですね。
でも最近、朝と夜は少し涼しくなってきたような気もしています。
秋の到来かな!?…日中に関してはまだまだ残暑は厳しいと思いますが(^^;)

先日新規で訪問した利用者様ですが、
居間に通していただいて、最初に目に入ったのは「iPad」!!
以前から欲しいな~と思いつつ、娘様などにパソコンもあるし必要ないのでは?と反対されていたそうですが、
やっぱり欲しいと思いきって購入されたそう。
実は私も欲しいな~と思いつつ買っていないので、「すごいですね!いいな~」と興味津々。
その方は90歳くらいの女性。まだまだ若いっっ。
私もそろそろiPadかiPhoneか。デビューしたいところです。


今日はある地域包括さん主催の予防講座に講師として参加してきました。
介護認定を受けておられない方や、要支援の方が参加される講座です。
今回は10名ほどの参加者で、みなさん女性。
以前に参加させていただいた別の地域の講座とはまた違う雰囲気でした。
とにかくみなさんお元気でパワフル!
よく喋り、よく笑い、素敵な講座になりました。

今回お話させていただいたのは、この時期らしく夏バテ対策について。
生活習慣の話や熱中症対策の話まで色々と話しましたが、
食事については、以下のポイントをお話しました。

★冷たい飲み物のがぶ飲みは禁物
水分補給は大切ですが、冷たいものを一気に飲むと、胃腸の機能を弱くして食欲不振や消化不良を招くこともあります。
水分補給は、こまめに少しずつ。

★バランスのとれた食事をきちんととる
食欲がないからといって、そうめんなど麺類ばかりになっていませんか?
少なめでも1日3食「主食・主菜・副菜」をそろえてバランス良く食べることが大切です。

★刺激の強い食べ物を味方にする
胃腸を刺激すると食欲が増進します。唐辛子やワサビなど食欲を刺激する香辛料をうまく活用しましょう。
また、レモンやお酢などの酸味もおすすめ。食欲増進だけでなく、疲労回復効果も期待できます。


講座の終わりには質問タイムを設けました。
せっかくの機会なので今回のテーマ以外でもいいですよというと、
色々と質問や私は普段こういうことに気をつけてますという意見など活発に話してくださりました。
糖尿病や腎臓病の食事のことも聞いてくださりました。
そこで思ったのは、こういう講座などが少しでもみなさんの日々の食生活を見直すきっかけになっていてほしいということ。
そして、今日来てくださったみなさんのように、病気になる前に、病気が悪化する前に、予防をすることが大切なんだなと改めて感じました。


みなさんがいつまでも元気でパワフルで毎日を楽しんでいただけるように、
今日の講座がお役にたてていることを願っています☆


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」