藤本祥代のブログの最近のブログ記事

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

5月ももう下旬。
過ごしやすい気候が続いてますね。
ずっとこれが続くといいのですが…
くせっ毛には天敵の梅雨になる前に先日パーマをあて直しました☆
美容師さんに肌と同じで髪も紫外線対策が必要と言われ、気をつけなきゃな~と思っています。


さて今日は利用者様の話ではなく、最近読んだ栄養関係の雑誌から少し紹介です。

皆さん、国民健康・栄養調査って聞かれたことはありますか?
厚生労働省が行っている調査なのですが、その平成22年の調査の結果が載っていました。

私が注目したのは塩分の摂取量。
普段の栄養相談業務でもよく出てくる話題のひとつです。
日本人の平均摂取量は男性で11.4g、女性9.8gで、という結果でした。
年代別で見てみると、高齢の方はより多い傾向にありました。

ちなみに、日本人の食事摂取基準2010年版で定められている目標値は男性9.0g未満、女性7.5g未満なんです。
高血圧の方だと、目標値はもっと下がって6g!

普段何気なく食べていると気にならないですが、実はけっこう塩分を摂っているんですよね。

でも、最近はカロリーや塩分は摂りすぎないように、と気をつけている方も増えていると思います。
実際、塩分摂取量は少しずつですが年々下がってきています。
(5年前の平成17年の結果は男性12.4g、女性10.7gでした)

それでもまだ目標値よりも摂取量は多いのが現状!
でも、何をすればいいのかわからないという方もいると思います。

私がいつもお伝えしているのは、徐々にでいいので確実に減らしていくこと。
昨日より今日、今日より明日、少しでも減らせていればひとまずOKです!

減塩というと塩や醤油など調味料の使用を控えなきゃ!というイメージですが、
(もちろんこれも大事です!)
もっと簡単にできるのは、
食品自体に塩分を多く含むものを控えることです。

漬物、梅干し、佃煮、ちくわ、かまぼこ、ハム、ベーコン、味噌汁など…
これらをよく食べる方は、その量を減らすだけでも減塩です。
また、うどんやそば、ラーメンなどの麺類の汁を残すというのもよく言われますよね。

大切なのは、自分の食生活を見直して、できることから始めること!
例えば、たくあん5枚をやめれば1~1.5gの減塩。
ラーメンの汁を半分残せば3~4gの減塩。
(もちろんあくまで目安ですが)
少しずつでいいので皆さんも実践してみてくださいね☆


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

5月も真ん中。
ゴールデンウィークも終わり、ここからまた再スタート!なのですが、
遊びで充実したゴールデンウィークだったので、なかなかしんどいですね(^_^;)
5月と言うのに最近少し肌寒かったですが、風邪などひかれていませんか?


さて、先日嬉しい報告がありました。
以前にこのブログでも書いた糖尿病の利用者様なのですが、
(2012年2月8日のブログです)
血液検査の結果を見せてくださりました。

新規訪問の時に見せていただいた1月の結果がHbA1c10.1%でした。
これが5月の結果では7.5%になっていました!
1ヶ月ごとに検査されていますが、1%ずつくらい下がっておられます。

この利用者様。
お菓子や果物が大好きなのですが、
新規訪問の後は、お菓子はお孫様にあげたり、果物も量を少なくして頑張っておられました。
さらに、運動もしっかり行っておられます。
お電話では「最近サボり気味やけど」と笑っておられましたが、
それでも、2~3日に1回は鴨川へ距離にすると2kmほど散歩に行かれています。

食事も気をつけながら、さらに運動もしっかりされている。
この成果がきちんと血液検査の結果にも出てきているのですね。
本当に素晴らしいっ。
努力の賜物です。

食事と運動。
やはりこの2本柱が基本となっているのだな、と改めて実感しました。

この利用者様、薬の内容はまだ変わってないようですが、
血糖値、HbA1cが安定してきたらきっと薬の量も減るはず。
まずはこの数値を継続、さらにはもう少し下げられるように、
運動も続けながら、食事の面では引き続きお菓子はやめて果物も控えめに、です。

こういう結果を聞けると嬉しいです!!
私もますます頑張らなくちゃ!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、管理栄養士の藤本です。

ゴールデンウィーク目前!
桜が散ってしまったのは少しさみしいですが、これからは夏に向かってワクワクを計画しなくちゃです!
…ちょっと気が早すぎ!?(笑)
桜満開の彦根城の写真をのせておきます。


さて、先日ケアマネさんから一本の電話がありました。

藤本さん、潰瘍性大腸炎用の食事ってある?

潰瘍性大腸炎、あまり聞き慣れない病気ですよね。
厚労省の特定疾患に指定されている難病です。
簡単にいうと、その名の通り、大腸に潰瘍やびらんができます。

残念ながら、種類豊富なはーと&はあとの食事でも、潰瘍性大腸炎専用の食事というのは用意ができません。

でも、それをお伝えして終わるわけにはいきません!

この病気の食事は
「低脂肪、低残渣」が必要です。
低残渣は、食物繊維が少ないということです。

はーと&はあとには、胃や腸の潰瘍や切除をされた方用に、ごぼうや蓮根、きのこ類など固い繊維のもの、また油分多いものを除いた、つまりは消化によい食事があります。

そこで提案!
利用を検討されている方は食べられる食材、食べてはいけない食材の管理がご自身でできる方ということなので、
使用している食材を記載した献立を特別にお渡しし、食べられないものは除いていただくというのはどうでしょうか?

お電話いただいたケアマネさんは、
なるほど!さっそく今の内容で本人と相談してみます!
と言ってくださりました。


このようにその病気にばっちり適した食事がご用意できない場合もあります。
でも、なんとかよい案はないか、一緒に考えることもできますので、
まずは一度お電話くださいね☆
いつでも相談にのります!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

すっかり春☆やっと暖かくなりましたね!
担当エリアの東山の方に向かうと、鴨川沿いの桜の景色に癒されます。
先日は夜桜も見てきました☆


さて、先日新規でお伺いしたS様。
通っておられるクリニックの管理栄養士さんからの紹介でした。
昨年の1月から定期的に栄養指導しているが、最近HbA1cが8から9へ。
このままではいけない、ということでご連絡いただきました。

話を色々伺うと、S様いつも食事記録をつけているとのこと。
見せていただくと、昼は外食。日替わりランチを食べているそうです。
内容はやはり揚げ物類が多く、野菜は少なめ。
夕食もS様の好きなお惣菜買って、あとは豆腐や納豆など…。
いつも買う惣菜は野菜のものというよりは、酢豚など主菜となるメニュー。
加えて、甘辛い味のものばかり選ぶんです、と奥様。

何よりも果物がお好きで、
バナナ、りんご、キウイ…朝も夕食後も食べるそう。

うーん。何からお伝えするべきか…。

食事記録によると、ご飯やパンの量は適正量ちょっと少なめくらい。
でも、HbA1cは9.9。
原因は…?


S様と奥様と相談しながら、まずは取り組みやすいところから、と
目標は 果物をやめる ことにしました。

これまでもお医者様や管理栄養士さんからさんざん指摘を受けてきたそうですがやめられなかった果物。
でもこのままじゃ合併症の危険性がすごく高くなります!
HbA1cが下がるまでは果物を我慢していただくようにお願いしました。
どうしてもやめられない時は、週に1回だけ、果物の種類は1つにして少量に、と提案。
どんな目標を立てても、達成・継続できなければダメです。
続けていけることから始めましょう!とお伝えしました。

奥様へは野菜のおかずを作っていただくよう提案。
主菜は1品だけ、野菜たっぷりの副菜は1~2品。
野菜の他にきのこや海藻もいいですよ、と伝えると、
それなら具だくさんの汁物はいいですか?と奥様から質問。
もちろんOKです☆
ただし、いも類は血糖値をあげやすいので注意してくださいね。
メニューに困ったら、お届けする食事のメニューを参考にしてください。


食事療養に対してすごく前向きになっておられるS様と奥様。
まずは次の血液検査まで頑張るわ!と言ってくださりました。
そのお気持ちがとっても嬉しいです。
お食事は昼食にお届けするのですが、
それ以外の部分が大切です。
病院の管理栄養士さんとも連携をとりながら、一緒に食事療養に取り組んでいきますので、
しんどくなったり、わからなくなったりしたら、連絡くださいね!

次の血液検査が楽しみです☆


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

新年度が始まりました。
春、ですね。
気温はなかなか上がらなかったりであまり実感できないですが、
先日つくしやたんぽぽを見かけて、少し春を感じることができました。
(写真を撮り忘れてしまったのが残念)
桜はあと少しというところですね!
お花見が楽しみです。

さて、先日ケアマネさんの事業所へ訪問した時のこと。
私を見つけてこんな報告を受けました。

Sさん、最近透析の時間が長くなってるようなんです。
私が訪問した時も塩分のことは言ってきたんですけどね…。

これは大変!とS様のところへ行ってきました。

透析時間が長くなってると聞いた、とS様に聞くと、
だいたい30分~1時間延びているとのこと。
看護師さんからも、お漬物はだめ、と怒られたと。
もともとS様、お漬物や味の濃いものがお好きですが、最近その量が増えてきているようです。
漬物は前は我慢して1枚とか2枚とかにしてたけど、最近は4~5枚になっておられました。
さらに、水分もペットボトルで管理などではなく、好きな時にお茶を飲んでおられます。
(これも以前からのクセです)

なぜ水分と塩分を制限しないといけないのか、をもう一度説明。
好きなだけ水分と塩分を取ってしまうと、次の透析までに体重がどんどん増えてしまいます。
その結果、透析時間が延びて、身体的にも精神的にもしんどくなってしまいます。

実際、透析時間が延びて、S様もしんどさを感じておられました。

もう年なんやから好きなもん食べたい
とS様おっしゃっていましたが、
看護師さんもケアマネさんももちろん私も、S様がしんどい思いをされるのが心配なんだと説得し、

漬物は1回1枚まで
水分も今より飲む回数を減らすか量を減らす

この2点を守っていただくようにお伝えしました。


透析の方だけではないですが、塩分の制限でつらいと思う方は多くいらっしゃいます。
S様の場合、もちろん漬物は食べないに越したことはないのですが、
まずは継続することが大切。
実行できそうな目標から続けていきましょう!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

このブログを購読する

9人の管理栄養士プロフィール

  • 山村 豊美「」
  • 大都 宏子「」
  • 島田 天心「」
  • 松政 千佳子「」
  • 宮川 曜子「」
  • 辻本 実希「」
  • 柴田 満里子「」
  • 藤本 祥代「」
  • 小山 祐子「」