辻本実希のブログの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
2月はめずらしく、四つ葉のタクシーを3回見ました☆
私にも、皆様にも、何か良いことありますようにっ♪


さて最近、「社会的にも当社の利用者様にも、腎臓病の方が増えてきているように感じるのですが、ご担当の方で腎臓病の方っておられますか?」とご訪問した、ある事業所様。
すると、Kケアマネージャー様から、「もう透析されている人でね…」と話し出して下さいました。

この方は、糖尿病から腎臓病へ移行し、透析にいたられたようです。
現在は6ヶ月ほど入院されています。
透析導入前に1方の足を切断され、義足で過ごしておられましたが、血糖コントロールの不良が続き、ついに今回の入院でもう1方の足も切断することとなられたようでした。
しかし、ご本人様はそんな中でも全く自覚がないようで、二人三脚で支えている奥様も困っておられるとのことでした。

病院にいる間は検査数値が良くなるのは当たり前です!自宅に帰ってからが大変重要なんです!!
いくらインスリン注射や服薬により、病状が安定している傾向にあっても、やはり最後には食事が大変重要なのです★

K様より、病院側は数値が良くなったら「帰宅して良い」と判断されますが、両足を切断されている中、自宅は階段で上らないといけない場所だそうで、帰宅してからも負担が大きいようです。
今までも入退院の繰り返しばかりが続いているようで、ご家族様はこのまま入院させるか、入所されるかでお考えのようで、K様もどうしてあげるのが良いのか悩んでおられました。

ご自宅での生活を支えるという意味では、私たちも同じ気持ちです。
「ご本人の意思を確認し、もしもご自宅へ戻ることができたら、その時にはお食事が必要になると思うから、助けてもらうと思うわ」とK様からお言葉をいただき、事業所様を後にしました。


K様から話を聞き、両足を切断されていますが、病状の自覚や療養への意識もなく、入退院の繰り返しを繰り返しているばかりに、入院させておくままか、入所させるかで周りのご家族様が悩んでおられるという現状に寂しさを感じました。
病院から在宅に戻られてご自宅での食事療養を継続的に行うことで、食事療養へ意欲的になっていただけるような、入退院の繰り返しが少しでも減るようなお手伝いを、在宅食生活サポート事業部の管理栄養士として今後も努力・努力です!!


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
先日夕方遅くの訪問時、帰社中に見上げた夜空には、大きなまん丸の満月がありました♪
実は1ヶ月ほど前にバイクで転倒しているので、見上げながらの運転に注意でしたがっ。


さて、先日ご訪問させていただいたのはT様の娘様宅。
T様ご夫婦にお食事ご利用の旨は伝えたものの、お父様はまだまだ自分で調理や準備したりできると、配食をあまり好んではおられないようです。

しかしお母様は糖尿病をお持ちで、先日病院へ行かれた際、血糖値があまりにも高かったため、緊急入院されました。
10日間ほどの入院だったようですが、インスリンをしっかり打つことができていなかったということ、間食が多いということが原因だったようです。
今まで食事療養なんて取り組んだことなんてなかったようですが、今回の入院を機に、娘様の気持ちの中に『食事療養の大切さ』を感じられる点があったようです!

T様があまり乗り気ではないため、まずは3日間の夕食をお届けさせていただくことに★
その際、お届けするお食事以外のアドバイスや、食事療養を導入していく上で少しでも意識を付けていただけるように、お手紙をお渡ししています。
また、手紙をお渡しするだけでなく、配送員さんからの声かけや、電話をいただいた時に気の利いた応答をすることなどの、ほんの些細なことがT様の食事療養への意欲に繋がることを願っています☆

お食事をお届けすることで、T様ご夫婦の食事療養への意識へ、そして行動へと移っていくきっかけづくりの1つとしていただき、病状への維持・改善へと導くことができるように、管理栄養士・配送員さん共々お役立ていただきたいと感じた訪問でした。


実は、T様の娘様はケアマネージャー様。私の担当地域の方です。
T様は娘様と別地域にお住まいですが、偶然にも私の担当地域でした。
娘様より「それを聞いて安心した」というお言葉をいただき、またいろんな配食会社がある中、はーと&はあとを選んで下さったのは、「いつも事業所によく足を運んでくれていて、どんな食事なのか実際食べてみたことはないけど、お願いするならはーとさんにしようと思っていたの」と!
とっても、と~っても嬉しいお言葉でした!!

そして、ご自身のご両親を安心してお任せ下さった娘様からのご紹介となったことが、大変嬉しい思いでした◎
ご紹介いただいたからには、少しでもお役に立てるよう、まずは3日間のお届け後に継続してご利用いただけるように、娘様と一緒に食事療養の大切さを伝えたいと思います。
今後も、どなたからでも安心して任せていただける、そんな立場になれるようがんばります☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
いつもながら外へ出てバイクで走っていますが、昼間は手袋をしなくても平気な日があり、少しずつあったかくなってきていることを実感しています♪


さて、毎週土曜日はクリニックさんで栄養指導を担当させていただいており、多くは糖尿病患者様を対象としています。
基本は毎月もしくは2ヶ月に1回、ご病状の確認や、前回から今回来ていただくまでの生活状況(特に食事・運動の点)を確認させていただいています。
継続的にお話をさせていただく方・新患の方、毎週たくさんの方との出会いがあります◎

毎回お話させていただく数分のことが、1ヵ月の間に少しでも『意識できているか』『行動に移せているか』がとても重要です!
採血から15分ほどで、血糖値とHbA1c(過去1~2ヶ月間の血糖値の平均値)が確認できるので、検査日の直前の食事だけでなく、継続的に療養に取り組めていたかどうかがすぐに確認できます。

HbA1cって、上昇するのは早いんですが、下降させるには結構な努力が必要です!体重と一緒で、なかなか落ちてくれません。
1ヶ月間でHbA1cが下降・維持されている方からは、「食事の大切さに気付いた!言ってもらうまではとんでもない食生活だった…」との声をよく聞きます。
しかし数ヶ月経ってもなかなか下降せずに、逆に上昇してしまわれる方もおられ、意識や行動に移していただけるようにお話することの難しさを日々実感しています。

がんばって下降・維持できている方には今後も無理なく継続していけるように、上昇傾向の方には食事・運動の大切さをもっともっとお伝えできるように…。

管理栄養士としての知識はもちろん、話す技術や説得力のある話し方などなど、コミュニケーション能力についても勉強していていかないとなぁと思っています。
思いながら、なかなか行動へ移せていない…。私も意識だけでなく、行動に移さないとっ!

初心って頭の片隅にはありながらも、どこか忘れがちです。
患者様の食生活の見直しも必要ですが、自分自身の見直しも必要です!
日々勉強・日々努力の点を怠らず、初心に帰ろうと思います☆


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前回のブログとは少し異なりますが、こちらは軟化剤を使用してお肉を軟らかく調理してみました。
生姜焼きです♪左と右で噛む回数が約半分!久しぶりに包丁を握りました。
添えのキャベツは茹で、プチトマトは湯むきして食べやすい切り方に。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
先日、社長の横へついて広島へ行ってきました。
初出張(出張と呼べるのかな?)で、1人で乗る新幹線にちょっとドキドキワクワクでした♪


なぜ、広島へ行ってきたかと言うと…。
『視覚から得られる、おいしさ』を学びに行ってきたんです!

高齢者の方や、若くても脳梗塞の後遺症などで、えん下困難の方がおられます。
もちろん咀嚼困難な方とえん下困難な方とは全く違うので、食事の形態も異なります。
咀嚼困難な方には刻み食やミキサー食、えん下困難な方にはミキサー食やトロミ食やゼリー食で対応されている方がほとんどです。

その中で、食事量が少なくて栄養不足になられる方も少なくありません。
食事の摂取量が減る原因として、『見た目が食欲をそそらない・食べる気がしない』という意見が多いようです。
そんな方々に『見た目は同じでも軟らかい』という食事を提供することで、同じ食事内容であっても、摂取量は全く異なり、完食までの時間も普段よりも早いようです。
食べる方の楽しみが増えることでしっかりと栄養摂取ができ、介護者の負担軽減にも繋がるのは、とても魅力だと感じました◎


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①左側の筑前煮。見た目は普通の筑前煮です。
でも1つ1つの食材がスプーンで潰せる軟らかさなんです!
写真では表しきれずで、残念ですが・・・。
②右側のお肉は左が普通の軟らかさもの・右が軟らかいものです。
見た目は同じでも、噛む回数が全く違う。そして右は時間が経って、冷めてからでも軟らかかったんです。
空気と酵素を置換して、食材を柔らかくするのだそうですが、スゴイ技術でした!
勉強になりました。


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広島も京都と同じくらい寒かったですが、おいしいもの食べて帰ってきました★
こちらは、普通の柔らかさです♪


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、めでぃはあと京都の辻本です。
まだまだ寒い日が続いていてビックリですね。温暖化のことを忘れてしまいそうですっ。
通勤時にすれ違う小学生が、雪だるまを作りながらワイワイしているのを見て微笑ましかったです♪


さて先日、担当者会議を兼ねて、ご新規の利用者Y様の訪問に参加してきました。
Y様は嚥下能力が少し低下していて、通常の食事は見守りがあると一口程度の大きさであれば介助なしで食べられるとのことでしたが、お茶などの水分はむせられる傾向にあるとのことでした。
訪問看護さんも入っておられ、担当者会議では嚥下訓練についてお話して下さいました。
主には食事の見守りをされるヘルパーさんへのお話だったのですが、私も最近は嚥下に興味があるため、興味津々でした!

皆様は『アイスマッサージ』って聞かれたことはありますか?
耳にしたことはありますが、恥ずかしながらまだまだ勉強中のことも多く、詳しくは知りませんでした。
Y様は、嚥下機能は低下傾向におられますが、誤嚥される可能性が低く、認知症もないため、毎食前に行うととても効果があるとのことでした。

『アイスマッサージ』は、スポンジ棒や綿棒に砂糖水やはちみつを薄めたものを湿らせ、冷凍して使用します。
①冷やすこと、②甘い味ということ、③声を出すこと、に意味があるそうです!

①嚥下反射(ゴックン)は、冷たい刺激や熱い刺激に反射します。熱い刺激は火傷の恐れもあるため、冷たい刺激を利用します。
②甘い物を口に含むとムセにくいと言われているようです。
③マッサージをする側としては少し不安に感じてしまう点ではありますが、のどちんこ付近を刺激するとオエっとなります。でもそれが良いようで、声を出すということに繋がるようです。

これらを踏まえてY様に実践して下さり、アイスマッサージの後に飲み込んでいただくと、ゴックンという音が聞こえ、みんなで「おぉ~」!いつもは飲み込みの時に音は聞こえないようです。
また、チュッパチャップスなどを用い、唾液が出てきたら飴を口の中から出し、唾液をゴックンしてもらうことも効果があるそうですよ。
私だけでなく、Y様のご健康をサポートする、みんなの学びの場となりました◎

また、口から食べ物を食べていない経管栄養(管で栄養を摂っている)の方でも、ご自身の唾液で誤嚥される方もおられます。
口の中を清潔にすること、少しでも刺激する機会を作ることで、肺炎を防ぐことができるのですね。


偶然にもY様の娘様はヘルパーさんであり、以前に勉強会をさせていただいた際に、はーとの食事を食べていただいた機会があったようです。
その時は治療食を食べて下さったようですが、はーとの工夫に『いつかのために、頭の中に入れておこう』と感じて下さっていたようです★
とっても嬉しいお声でした!今後も、そんなお声が増えますように☆


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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