宮川曜子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
いつのまにか8月も後半ですね。
大文字も終わり、暑さは続いてももう夏も終わりかぁ、と感じてしまいます。
実はうちのマンションの階段の踊り場から大文字の文字が2つも見えるんです。
古いマンションですが、意外にいいところもあります。
ゆっくり、ビールを飲みながら見ることができました♪

さて、先日利用者様のO様のところへお伺いしてきました。
糖尿病で、体重は標準をかなりこえています。
が、お元気で、70歳ですが、現役美容師さんです。
とても明るい方です。

現北摂メンバーの島田さんが新規訪問されているくらいなので、もう3年以上も平日のお昼に週5回カロリー調整食をご利用してくださっています。

ご利用当初、ヘモグロビンエーワンシーは8%台。
でも配食がスタートして、数値は順調に下がり、すぐに6%台に。
その後、私に担当が変更になってからも、食生活に気を遣っておられ、6%ですっと維持されていました。
体重に関してはなかなか減らずですが、増えてもおらず、糖尿が安定しているので、まあよしとしてきていました。

ところが、今回、配送員の情報で、ヘモグロビンエーワンシーが上がっていると聞き、すぐにお伺いしてみました。
確認させていただくと、7.1%とのこと。
安定していたので、半年に1回の検査になり、ご自分でも油断されていたとのことでした。

油断大敵です!

何か思いあたることは?の私の質問に
「・・おかきやら、椎茸の甘辛く煮たものを食べていたからかしら」と、思い当たることはいろいろ。

体重が重いと、血糖は下がりにくいですし、足や腰への負担も大きいですし、血圧も上がります。

担当の先生からも、体重をまずは3kg落とすように、と言われ、O様、危機感を感じておられます。

お孫さんも良くこられていて、いっしょにご飯を食べたりするのをとても楽しみにされているので、お孫さんの成長を見届ける為にも、気合を入れ直しましょう!
合併症がおこってからでは遅いんです。

まずは1ヵ月に0.5kgくらいでもいいので落としていくとお約束しました。
間食をするなら低カロリーのゼリーにして、おなかがすかないように、毎食野菜をとってもらうようにします。

「今までも野菜は食べてるつもりだったけどね。でももっと食べなあかんね!」とO様。
「また寄らせていただきますね」と訪問を終えました。

3ヵ月後が楽しみです。

でもダイエットって私も経験がありますが、継続が難しい!
食事療養もしかり!
なので、また配送員から様子も聞いてもらってフォローさせていただこうと思っています★

私事ですが、先日誕生日に料理の本をもらいました。暮らしの手帖、いいですね。
とってもおいしそうなので、早速この週末にでも作ってみようかな、と思っています♪


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
蒸し暑い日が続きます。
先日北摂の事務所に腎PJの打ち合せで行きました。
大阪の方がすずしい、ような気がしました。
京都は盆地だから暑いっていいますよね。ずっといるので、これが当たり前になっていますが。
こんな中でもクーラーをつけずにおられるご高齢者、多いです。
ご高齢になると、「暑い」を感じにくくなってくるようです。
節電とはいえ、熱中症になっては、何にもなりません!
訪問時は室内の温度にも気をつけてとお声かけしています。

さて、先日、女性のU様という利用者様のお宅に伺いました。
ご独居で75歳、リウマチもあります。

3月から、血糖コントロール目的で、ご利用して下さっています。

利用当初は、ヘモグロビンエーワンシ―8.0%、悪玉コレステロール161mg/dl、かかりつけのお医者様から、
「食事療養が必要だ!!」と言われ、「透析になるぞ!!」と言われ、
かなりの不安を感じながら、知人からの紹介で、はーとにお電話を下さいました。

3月の新規訪問時に、今までのご様子をお聞きすると、
果物、ご飯、甘いお菓子が好きで、1日の分量を超えて毎日食べておられたとのことでした。

でも、今回、かかりつけの先生に厳しく言われ、全くやめられていました。
血糖が上がるのが怖くて、食事はお茶漬けのみ。
逆に少なすぎます。

薬も飲まれていて低血糖の可能性もあるので、
透析回避の為の血糖管理には、バランスも大事なので、野菜だくさんでおかずも食べるよう伝え、
ヘモグロビンエーワンシ―を下げていきましょう、と毎日の夕食でご利用スタートとなりました。

お電話でご様子を聞くと「最初は味薄く感じたけど食べなあかんしな」といつも頑張っておられます。
なかなか血液検査をされていなかったのですが、この8月ようやくされました。

配送員から「U様、検査して数値高いって言ってはんで」と連絡がはいり、
「あれ?あんなに頑張っているのに?!」と、すぐにU様に電話をして、訪問しました。

検査表を見せていただくと、ヘモグロビンエーワンシ―は7.2%。悪玉コレステロールは範囲内に。
下がってるじゃないですか!とほっとしました。
「6.5%以上だから先生に高いって言われてなぁ・・」とU様はまだ不安げ。

確かに6.5%以下がコントロール良好と言われる数値です。
が、下がっているのは、U様の努力の成果ですし、喜びましょう!
それでもうちょっと、続けて、もうちょっとさげましょう!

でもちょっと気になるのが、バランスです。
お昼はお茶漬けのみ・・はやめておられましたが、ごはんと納豆のみ・・にしているとのことでした。
実は体重も減ってな、とU様。
この暑い夏、栄養状態が悪化して、脱水や熱中症になってしまったら、もともこもありません。

昼にも野菜を足しておかずも食べていただくようお伝えしました。

U様「そうか、食べた方がいいんやな、ありがとうな」と納得。
大分と不安も解消された様子。
これでまた様子を教えて下さいね★
と部屋を後にしました。

利用者様からの、「ありがとう」は、この暑さ、走ってきて来てよかったなぁ、と思わせてくれます。
不安があればいつでも喜んでお聞きします。解消のお手伝いさせていただきたいです。

明日からも、走りますよ!


管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
いよいよ8月!夏本番がきました。今年も半分以上きたんですね。早いものです。
暑いのは寒いより好きなのですが、こたえます。
特に熱中症には要注意です。
担当の利用者様の中にも、締め切った部屋で様子がおかしく、ケアマネージャー様といっしょに救急車を呼ばせていただき、熱中症と診断された方がおられました。
幸い大事には至らなかったのですが、部屋を涼しくしてくださいね、水分補給してくださいね、等の声かけや普段と違うという少しの気付きが、一つの命を救うほど重要であると感じています。

先日京都府栄養士会の講座に寺田さんと参加してきました。
テーマは「高齢者がいつまでもおいしく食べられる食事のコツ」です。
まさに私達の仕事に直結するテーマ名!と思い参加しましたが、本当に為になることばかりでした。

その内容を少し・・。
高齢者の栄養管理にあたる食事の基本は、
①生命維持に必要な栄養・水の補給
②加齢にともなう疾患治療への貢献 です。食べられなくなったら命はつきます。
それに付加価値の、
①おいしい
②楽しみ・喜び 食事にこれが加わることで人間らしく生きることができます。

付加価値である、「おいしい」や「うれしい」の気持ちは、一人一人異なります。
疾患により食事制限がある方もおられます。
なので一人一人の価値観を支援し、最期まで口から食べてもらえるように寄り添うのが、
私達管理栄養士の役目になります。
医食同源と言われるように、病気を予防するのも「食」、病気を引き起こすのも「食」なので、食事ってほんとに大切です。

はーとの管理栄養士は一人一人とお話して、相談にのれる立場にいますので、もっとがんばらねばと思いました!

前半は講義だったのですが、後半はなんと調理実習でした。
その内容を少し・・。
さて、ここは1人暮らしの高齢者のお宅。
冷蔵庫には、冷ごはん、卵、鮭フレーク、鯖缶、人参、たまねぎ、じゃがいも、があります。
あなたはヘルパーさんに、どんなメニューを提案しますか??

このお題でグループで案を出し合いました。
鯖じゃが、鯖カレー、卵焼き、・・他に何かある・・?

自分では思いつかなかったメニューも他の方の意見にあり、経験の違いを感じました。
グラタン、散らし寿司、オムレツ、ポテトサラダ・・

グループワークのあと、この食材を使って調理実習を行いました。
塩分も控えめのレシピです。

大学の調理室で行い、私はこれやります、じゃあ私は片づけします、
いろんな職域の人と協力して調理し最後にみんなで試食をしました。

調理実習なんて学生の頃以来です。
偶然知っている病院の栄養士さんにお会いできたり、学生の頃お世話になった先生も参加していたりと、楽しくできました。
減塩でもおいしく驚きでした。寿司飯にも塩を入れていないのですが、いけました。

こんなにたくさん作りました★



いろいろな人と話せて、勉強になりました。
今回の講座の内容を日々の業務にも活かして生きたいと思います♪

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
先日の台風は驚きました。
こんな時期に台風?!ホントに来るの?!と思っている間に、雨がバラバラ振って、その後風も強くなり、バイクも飛ばされるかと思いました。
利用者様も怖かった、といっておられる方がありました。
特に1人暮らしだと家がガタガタなって心細いことだと思います。
でもそんな時でも休まずにお食事と安心をお届けに伺います★

さて、嚥下咀嚼サポートサービスが始まって、3ヶ月ほどたちました。
少しずつご相談が増えてきています。
私も、2名の方を担当させていただいています。
今回はそのうち1名の方の話です。

80代の男性で奥様と2人暮らしです。
最初は奥様からのお電話でした。
奥様、腰を痛め食事準備が負担になってこられ、食の細い主人の分だけでも、と配食の試食を申し込まれました。
健康食の試食を1食持って初めてお伺いしたのが5月です。

奥様が迎えてくださいました。
ご主人は奥様に呼ばれて私がお持ちした試食を見に来られました。

見たご様子、かなりのやせ型の方。
ご主人は、試食をチラッと見られ、「多いなぁ、食べられへん」と一言。
「しんどい」と言って、すぐに奥に戻られてしまいました。
奥様も試食のご飯の量(普通盛りで200g、中茶碗1杯)を見て、
「これならお父さんの1日分ねぇ・・」と。

え?!普段の食事量、どれだけ少ないんですか?!と思い、お聞きしてみると、
1食あたり、ご飯は小鉢(お浸しを盛るような)に1杯、お芋の煮物やゴマ豆腐等の惣菜1人前以下、スキムミルク入りフルーツジュース1杯程度。
これを1日3食と、間食にどら焼きを時々。
おそらく1000Kcalとれているかとれていないか・・

ご主人は好き嫌いも多く、奥様も困りきって、半分諦めも入っている様子です。
配食もこれなら食べれないし、いらない、と言うに決まっている、と。

身長約170cmに体重約40kgと、BMI13台と、やっぱり「やせ」です。
介護保険は申請中で、まだサービスは受けておられずです。
病院は嫌いで全然行っていないようです。
が、先日久しぶりに行って、エンシュアリキッド1日2缶処方されていました。
でも味が合わず飲んでいない状況。

このままだと、栄養不良で命も危険と思いなんとか相談に乗りたいとお伝えし、低栄養の方への補助食品を利用してみたらいかがか、とサポートサービスの提案をしました。
奥様「そうねぇ、それが食べれたらいいものね」とサポートサービスの会員になられました。

それから、何回かお電話や訪問をさせていただき、本人の嗜好をお聞きし、奥様と相談し、いろいろサンプルの補助食品を試していただきました。
が、冷たいもの嫌い、ゼリー嫌い、レトルトおかずもまずい、ジュースも味が普通のと違ってまずい、甘いものもあまり好きな方ではない。

あれもこれも嫌。
ということで、提案した補助食品は尽くお口に合いませんでした。

ご本人に何が何でも聞かねばと思い、もうじゃあ、何が食べたいですか?と聞くと、
「好物のウナギかな。あとはスキムミルクを入れて自分で作っているジュースはおいしい」と。
でも好物のウナギ味の高カロリーの補助食品は口に合わずでした。

ウナギはウナギで買ってきて時々食べてもらうことにし、
普段の食事をもう少しなにかプラスしていただけないものなのか・・

原因がなんのか、をつきとめるのが一番と助言をいただきましたが、この方の原因は、いまひとつ分からずです。

7月になり、再度訪問し、ご本人にとにかくいろいろ食品名を挙げて、これなら食べれそうですか?と片っ端からお聞きしてみました。

すると、「カロリーメートなら前食べてたし食べれるかな」という回答。

よかった食べられそうなものがあった!
ご自分で近所のコンビニには行かれているので、カロリーメートを買ってきて1日に食事の時に1本ずつ食べていただくように約束しました。

これでしばらくおいてまたお電話しようと思います。
このご主人は結局補助食品の利用はなしですが、相談サポートは継続してさせていただきます。

サポートサービスのメインは補助食品を利用していただくことではなく、食生活の相談です。
相談の結果、その方に合った方法で、食生活が豊かになり、健康状態が維持できれば、これほどうれしいことはありません。

この方のように“食べない”方への相談は、配食サービスのご利用の方では、途中でサービスが停止してしまうので、あまりありませんでした。なので戸惑いました。

もっともっといろいろな方のそれぞれに異なる相談を重ね、経験を積みたいと感じています。

関係機関の方へもまだまだ十分に周知はできていないので、徐々にしていくつもりです★


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
先日、認知症あんしんサポーター講座を、御池地域包括センターで
はーとの社員対象に開いていただき、受けてきました。
認知症という病気を少しだとは思いますが理解でき、大変良い機会でした。

はーとの利用者様には認知症の方も多くおられます。
相談員として、本人やそのご家族と接することがありますが、
上辺だけになっていなかったかどうか、思い返し、反省しました。

認知症になると、ご家族が大変なのはもちろんですが、本人が一番辛い、というのが一番の気付きでした。
自分が認知症だったら・・、と置き換えて考えると、
大切な思い出、家族や友達の顔、仕事をすることや遊ぶこと、さらには食べることまで、忘れてしまい、何もない靄の中にポツンと1人置き去りにされてしまったら、どんなに悲しいかと思います。きっと助けてほしい、と思います。

今回の講座で、そういった認知症の方に、優しく温かい手を差し伸べられる人として、認知症あんしんサポーターとして、もっと認知症の方を知る努力をしなければならないと思いました!

さて、私の担当の方の中にも、認知症が徐々に進行している方がおられます。
80歳代の方でリウマチと糖尿病があり、介護認定を受けられています。

2年ほど前から、はーとの配食を利用してくださっています。
もと国語教師でたぶん厳しい先生だったんだろうな、、と思わせる方です。
食事にもこだわりが強くおありです。

自分で何でもできますし!とデイサービスは拒否、ヘルパーさんをやっと受け入れられたタイミングで次第があり、配食はケアマネさんが説得され、利用が開始しました。

当初は、
配食のご飯の量が足りないわ、
朝ごはんだけが楽しみなのでチーズはやめないわよ、
実は甘みがほしくて紅茶にはちみつを落としているの、
等々ご相談をよくお受けしました。

しかし、その後2~3回ご入院を繰り返され、認知症がでてきました。
入院の度、認知レベルがゆっくり落ちていかれ、ご相談や訴えも少なくなっていきました。

話される内容も、だんだん変わってきて、食事のことでなく、
ちょっと交番に行ってきてと配送員に伝えられたり、理解できかねる内容が出てきました。

あんなに食べることが好きで、ご飯の量も少ないと仰られたのに、今は朝ごはんも食べていなかったり、配食のご飯も残してしまわれることも。

担当のケアマネさんも、
「以前はあんなに食欲もあったのに・・。徐々に認知症が進行されてるので配送時に変わったことがあれば教えて」と、心配されています。クーラーの電源も入・切も分からなくなっておられます。
ご自分での服薬も忘れてしまうので、配送員から確認もさせていただくようになりました。

私達にできることは、お食事のお届け時に、この方に「今日もきましたよ」、と心からの声かけをして安心してもらうことや、少しでも様子がいつもと違えば関係機関に連絡をしたりすることです。
におい、服装、室内の温度、少しの気づきの情報が、重要な情報になることが多くあります。

1日でも長く家での生活を(この方は入院してもすぐに家に帰りたいといつも言われるくらい家での生活が好きな方です!)続けていただけるよう、見守らせていただきます。


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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