辻本実希のブログの最近のブログ記事

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
梅雨があけ、湿気と太陽の熱で、身体の水分が失われていくのがわかります。
セミの声が夏を感じさせますね!


さて先日、担当者会議+栄養相談訪問をしてきました。
退院直後のT様。今回の入院により、透析が開始されました。
入院前、糖尿病性腎症の時期をサポートさせていただいていましたが、血糖値の上下が激しい方でもあり、糖尿病・腎臓病以外に、心疾患・肝疾患なども患っておられました。
退院後は透析の方用の食事内容へと変更し、毎日の夕食を利用されることとなりました。

入院前はコンビニのお弁当になることが多かったT様。
病状の悪化を防ぐために、ヘルパーさんに食事準備してもらうことを、ケアマネージャーさんと一緒に勧めるも、断固拒否でした。
塩分の摂取が多く、蛋白源になる肉や魚などの摂取も多かったと考えられますし、糖尿病であるという意識も強かったため、カロリー不足もあったのではないかと思います。
残していただく方法や、コンビニで選んでいただく内容など、お伝えはしていたものの、もっとこの時期に伝えておくべきことはたくさんあったことだろうと思い、透析が開始された知らせを受けた時、反省の気持ちになりましたっ。

しかし、透析が開始されてから、T様の気持ちに少し変化があったように感じます。
自分の病状にはこんな食事が必要だったんだ、これからはこうしないといけないんだ、という発言がチラホラ。
今は退院直後だから、意識が持てているということも考えられますが、T様の口からそんな言葉が聞けるとは★

また、今回介護認定の更新をされ、要支援から要介護になられる予定です。
食べ過ぎることを気にしすぎて、数日間麺類で簡単に済まされていました。
カロリー不足が生じていたため、何とかヘルパーさんに介入していただき、カロリーアップのための間食準備や朝食の温野菜の準備などをしていただけることになりました。
T様も納得の上、ヘルパーさんが介入していただけることにもなり、今後またコンビニ弁当の摂取が増えてきた場合に備えて、ケアマネージャーさんやヘルパーさんとも連携をとっていきたいと思っています!

T様がヘルパーさん介入を受け入れて下さったこと自身が療養へ前向きだということの証★
透析になられてからも、食事の療養は必要です。
1日3食欠かせないものですから。
糖尿病性腎症の時期と療養の方法は異なりますが、より良い暮らしへと繋がるよう、T様を支えるサポート仲間で連携をとり、今後の療養のサポートをしていきたいと思っています。


暑い日は続きますが、花火にお祭りにプールにカキ氷!
夏を楽しんで乗り切りましょう~♪


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
蒸し暑い季節ですね。カラッと晴れた日には洗濯物もカラッと良い感じに乾いて嬉しいです♪


さて先日、高齢者の摂食・嚥下機能障害についての講習会に参加してきました。
実際の症例などを聞きながら、先日までデイサービスに食事見学に行ったことなどを思い返していました。

同じ食形態のものを食べていても、人によって、食べる量や速さが異なります。
また認知症の有無・麻痺の有無も異なります。
高齢者は特に個人差が激しいのです。

食べていただく食事そのものもそうなのですが、
食べる姿勢や食環境を整えること、介護者の協力、そして何よりも食事する本人様の『食べたい』の気持ち、
これらが重要なのではないかと感じます!

『食べる人は元気!』
そういえば、気分が落ち込んだ時は食べることもしんどいことがあります。
でも、例え胃ろうをしたとしても、また口から食べることもできるんです。
どうせなら“食べる楽しさ”を感じながら食べていただきたいものです★

また、『よく話す人は食べられる!』
食べる以外に、話すことも携わる口です。
しっかり口をあけて話すことができる人は、食べることができる可能性が高いようです。
何気ない毎日の会話が、とても重要なのですね!

そんな元気の源になる食事を扱う仕事です。
1つ1つ丁寧に取り組んで行き、『食べたい』の気持ちを増強できるようにサポートしていきたいと思います。


講習会では調理実習もありました。
最近では包丁を握ることも少ないですが、学生時代を懐かしく感じていました☆

  

(左手前から時計回りに)
まぐろのセレクル
おろし人参とカッテージチーズのサラダ
ミニトマトの甘酢漬け
コンビーフ缶のカレー
ささみのくずたたき緑和え ジュレ添え
やわらかごぼうの素揚げ
三度豆とズッキーニの素揚げ生姜醤油和え

切り方や調理方法により、どれもやわらかくする工夫を凝らした食事で、おいしく仕上がりました♪


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
暑いですねぇ、嫌でもこの言葉が出てきてしまいます。
体力作りをして、この夏を乗り切らないとっ!


さて先日、透析患者さんを対象に集団栄養指導をしてきました!
8年ほど前から、入院・外来の透析患者さんへ透析食を提供させていただいている医院さんで、年に数回栄養指導しています。

今回、導入期の方には、『透析中の食事療法の大切さ』を、
維持期の方には最近リンの過剰摂取が問題点だとお聞きし、『リンの管理の重要性』を、伝えてきました。
足元の悪い雨の中の栄養指導となりましたが、全員で12名の患者さんが参加して下さいました。

維持期の方にとっては復習となる内容でしたが、
『透析中の食事療法の大切さ』としては、透析治療+自己管理(服薬・食事)がとても大切であり、
合併症予防として
①食塩・水分のコントロール
②カリウムを摂り過ぎない
③3大栄養素の調った食事をする
をポイントにお話しました。

『リンの管理の重要性』としては、
リンを少しでも減少させるなら…、
この食材を食べるならこちらを選んだ方がリンが少ない…、
以外にこんなものにもリンがたくさん…、
などなど、私もリンについて勉強したり、管理栄養士のメンバーに相談したりして、お話しました。
十分な透析時間をかけることも1つの方法ではありますが、体内に入ってくるリンは全て食事からであるため、食事の管理が必要です。
どの食材にも含まれている、リンやカリウムの管理はなかなか難しいものがあります。

栄養指導の最後に、「ちょっと良いですか?」と後ろの方から。
患者さんからの質問かな?と思っていると、声の主は医師でした!
何を言われるのだろう…?と内心ドキドキしながら、お聞きすると、
入院患者さんはリンの数値が大変安定しているそうです。逆に低いくらいで安定しているとのこと。
外来患者さんになるとリンの過剰摂取が目立つようです。
それって配食を毎日昼・夕食べているから、安定されているんじゃないですか?と。

配食ってやっぱりスゴイ★と思えた瞬間でした。
透析以外の疾患であっても、退院後自宅に戻ると病状が悪化したりすることは多いにあります。
それを防ぐためにも、『目安量を自分自身で知っておく』『自分自身で調節する』ということはやはり自宅で食事療養していくにあたって必要不可欠です。

ぜひ、はーと&はあとからお届けするお食事で、ご自身の病状に適した目安量の確認を行って下さい。
そして一緒に病状の維持・改善につなげていきましょう★


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
カッパが活躍する季節になりましたね。
ジメジメの中、スカッと晴れた日は、心も晴れ晴れしますね♪


さて、先日ケアマネージャーY様からの紹介で、訪問させていただいたO様。
訪問前にY様から「食事の利用は希望されていないけど、食事療養は必要な方のため、栄養相談にだけ来てもらえないか?」と問い合わせがありました。

O様は少し頑固な部分もあり、病院も苦手。食事はご自身で準備したり、ヘルパーさんに準備してもらうことで問題ないと言われているようです。
かかりつけの医院さんには通院されているようですが、なかなか食事についての意見はいただけず、検査結果を手にしたY様が本当にこのままで良いのか?と、不安に感じてのご連絡でした。

せっかくなので「食事療養が必要なのであれば、見本の食事を持って栄養相談に伺うのはどうですか?」と提案しました。
「食事の利用の可能性としてはゼロに近いかもしれませんが…」と言われていましたが、とりあえず一緒に訪問しましょう!と、行ってきました。

お問い合わせの電話では具体的なことがわかりませんでしたが、訪問して検査表を確認させていただきました。
糖尿病のO様でしたが、腎機能の低下が始まり、尿たんぱくが3+(通常は-)。身体のだるさも感じておられます。

「食事は今のままで良いんです。十分できています。」と言われるO様。
普段の食事内容を聞いたり、見せていただいたりすると、問題点がたくさん…。
野菜の摂取は意識されていたのですが、1回の食事の全体量が多く、生野菜・生果物の摂取が目立ちます。
お米の摂取は少ないですが、同じ仲間の芋類の摂取がたくさん。
また、医院さんで「栄養不足」と指摘されたようで、プロテインを牛乳に入れて飲まれていました。

今は『糖尿病の食事療養』ではなく、『糖尿病性腎症の食事療養』を行わないといけない時期になっていますよ!!とお伝え。
O様のY様もビックリ!少し戸惑っておられる様子もありました。
でも、今気付いたんです。今から、今の病状に適した療養を行っていくことをお話ししました。

週に1回でも食事を利用していただければ、ご自身に適した食事内容を目で見て食べて感じることができ、療養の見直しを一緒に定期的に行えることなどを伝えると、
乗り気でなかったO様の口から「食事は週1回の利用でも良いの?」と。
ご自身から食事療養への取り組みに意欲を持ってもらえたことに、Y様と顔を合わせ、喜びの表情になりました★

週1回の食事の利用が始まり、Y様から「食事準備で関わりの多いヘルパーさんへ食事指導してもらえないか?」と。
O様初め、O様を支えるサポート仲間の意識が1つに◎
近々、ヘルパーさんへの勉強会を予定しています。

食事の利用の可能性としてはゼロに近いとも言われていたO様でしたが、他にもそんな方がたくさんおられることと思います。
周りのサポート仲間が初めから諦めモードではいけません!
まずはお電話下さい☆ご自身の病状と向き合い、正しい療養をしていただくため、お手伝いさせていただきます。


  
先日、両親と沖縄へ~♪
旅行続きですが、実は4年前からの企画☆少しは親孝行にもなったかな??
お天気は曇り。紫外線ばかり浴びて白いまま帰ってきたので、みんなに突っ込まれましたっ。


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

こんにちは、京都管理栄養士の辻本です。
もう、すっかり暑いですね!
バイクで橋を通っていると、温度計が「30℃」になっているのを目にする日が増えてきて、夏が近づいてきたのを実感しますっ。


さて先日、ケアマネージャーのA様よりご紹介いただいたK様。
いつも旦那様が食事準備をされています。そのため、旦那様は配食の利用に快く思っておられない様子でした。
しかし、旦那様の外出時には、食事を準備していただけていないのではないか、と感じ取れる点がありました。
詳しくは話していただけませんでしたが、K様はかなりの少食で、こだわりや好き嫌いも多い方です。旦那様も食事準備に困っておられたのかもしれません。

K様の口からは「なぜか食欲がわかない、どうしたら食べられるようになるんだろう?」と。
退院後も体重が減っているようで、しっかり「食事」をしないといけません。
そのためにも、しっかり生活リズムをつけ、「食事」の時間を作ることを提案しました!

ご訪問後に、ケアマネージャーのA様に訪問内容を報告に伺いました。
旦那様の外出時には、食事準備がままならない時があり、栄養の調わない食事内容になっていることお聞きできました。
提供しても食べないだろうと思ってのことなのか、実際に食事準備が大変でのことなのか、わからない部分もあるのですが、お食事をお届けすることで、目先の変わったものを見たり、食べたりすることで、食事量・食欲にも変化が出てくるかもしれません。

献立表を見ながら、食べてみたい食事内容の日にご利用いただくこととなりました。
さらに、ミニサイズ(通常の健康バランス食の2/3量)の食事提供にすることで、完食を目指していただきたいと思います。
きっと完食できれば、達成感を実感していただけることと思います!

A様とは、食事で栄養の確保ができない場合は、『サポート・サービス』の対応で栄養補助のための商品の提案を検討するのも良いのかもしれないとお話していました。
食事の利用が始まり、少し経ちます。またご様子を伺ってみたいと思います。


  
先日、出雲大社へお参りに行ってきました♪
ヒト・モノ・カネ、いろんなものとのご縁を結んでくれるそうです。
でも、旅行前日に自分の不注意から自転車を失くしてしまいました…。あの自転車とのご縁はなかったのでしょうか??何とか出てきますように★


はーと&はあと 管理栄養士  辻本 実希

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