宮川曜子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
朝夕は、すっかりすずしくなってきましたね。
急な気温の変化で体調を崩す人も多いようです。
「秋が赤くなると医者が青くなる」なんて言葉は昔の事みたいです。
(秋は良い季候なので病気になる人が減り、受診が少ないのが本当の理由らしいですが?受け売りです。)
ともかく体調管理には気をつけねば!

さて、はーとの利用者の中には、食事療養に大きな不安を抱えている人も少なくないです。
S様もその1人。

70歳代の女性、ご主人に先立たれ1人暮らしです。
猫ちゃんが好きで、おしゃれな方です。
慢性腎不全、CKDです。

ご主人もCKDでしたので、食事療養については、よくわかっておられます。
塩分があかんのやろ、たんぱく質も控えなあかんのやろ、と勉強されています。

透析になりたくないので、食事療養にしっかり取り組みたい、と、ケアマネージャーさんの紹介で毎日の昼食で利用がはじまりました。
現在6ヶ月ほど経過しています。
その間、いろいろ質問をいただきながら、食事療養のサポートをさせていただいています。

もともと食べる事がお好きです。
腎臓によくないと分かっているけど食べたい・・、これは食べてもいいのかな?という食品があると、配送員経由でいつも質問がきます。
すぐに私から連絡をさせていただきます。

「リンゴを7つももらったんやけど・・」
「このあんみつを通販で注文してみたいんやけど・・」
「CMでやってる餃子を食べたいんやけど・・」

1日に食べる分量や食べ方をお伝えすると、
「そうかぁ、ありがとう、これだけならたべていいんやな、あんたに聞いてからにしようと思ってなぁ」と喜んで下さいます。

やっぱり人間、好きなもの、食べたいですよね。
全くダメ、ではなく、塩分とたんぱくに気をつければ、食べて良い物も多いです。
回答に期待されている分責任もあるので電話の際は緊張しますが、喜んで下さり、うれしいです☆
気になる事があれば、また質問して下さい。

「また何かあれば配送員さんに言うわなぁ、いつもありがとう」とS様。
今後も、私、配送員、カスタマーセンター、皆でサポートさせていただきますね。


はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。
京都管理栄養士の宮川です。

朝晩、涼しくなってきましたね~。
ちょっとずつ秋の気配です。

さて、私たちは、通常の業務の他に、週に何度か担当のクリニックで栄養指導をしています。
今回はその患者様の話です。

A様、40歳代の男性の方です。
糖尿病になってから10年程。

今年にはいってから、ヘモグロビンA1cが急上昇。
初回、3月に来られた時は、8.3%(JDS)でした。
現役でばりばり仕事をされていて、家庭では中学生か小学生の子供さんがいらっしゃるよいお父さんです。

この数値が続くと、合併症の危険が高まります。
お父さんが倒れたら大変ですよ、と意識を持ってもらいました。

食生活をお聞きすると、
仕事柄、接待が多くてビールもよく飲まれるよう。
家での食事は、朝はパンとコーヒーでささっと。
昼は手作りのお弁当(冷凍食品が多いようです)。
夕はビールとご飯と子供さんに合わせたボリューム満点のおかず。
その後テレビを見ながら、スナック菓子を子供さんといっしょに・・。

これでは数値があがってしまいます。
問題はいろいろありますが、何ができそうか、いっしょに考えてみました。

接待を減らすことはできないし、夕食のビールも飲みたい・・
お父さん、それでは下がらないです・・

そこで簡単にできる、食べる順番療法を紹介しました。

これは、野菜から、毎食5分以上かけて先に食べるという方法です。
量は1日400gを目安。
最近はやっていて、効果を出されている人も多いですよね★

A様「う~ん、野菜を先に食べるくらいならできそうかな。」
私「そうですね、奥様にも協力していただいて、それで1回やってみましょう!」

ということで、3ヶ月後の6月、さらに3ヶ月後の9月に来ていただきました。
気になるヘモグロビンA1cは・・7.3%、6.7%!順調に下がってきていました。

こんなに順調にさがるなんて、驚きでした!すごいです。

様子を聞いてみました。
A様「夕食に、先に野菜を食べるようにしただけですよ~。
こんなに下がってびっくりです。」

詳しく聞くと、野菜を食べる事で、おなかがいっぱいになり、ご飯やおかずの量、スナックの量がかなり減らせたようです。

ストレスは全くなく、数値も下がって、とても喜んでおられました。
結果が出てきていることで、自然と朝昼の食事の内容にも少し気をつけるようになっておられます。
よい傾向です♪
食べる順で、こんなにも順調に効果が出たケースは初めてでした。

この調子で、続けていきましょう、
コントロール良好域の6.5%までもう一歩です、と3回目の指導を終えました。


喜んでくれる人が増えると、とてもうれしいです。
やっててよかった~と思う瞬間です。

在宅でも栄養指導の場でも、喜んでくれる人を増やせるように、日々精進しなければ!


管理栄養士
宮川曜子

こんにちは。
京都管理栄養士の宮川です。
残暑が続いていますね。
外に出る度にどかっとした熱気につつまれるのを感じます。
朝夕は、ほんの少し、涼しくなった気がしますが、まだまだ秋は遠く感じます。

さて、先日、利用者さんの息子さんから連絡がありました。
内容は、「医者によるとどうやら脂肪肝らしい、食事をなんとかしたいので相談にのってほしい」とのこと。

さっそくご自宅にお伺いしました。
N様、60歳代の方です。
以前ご利用いただいていたお母様の時にも、面談させていただきました。
私の事を覚えていて下さいました。
「母の時はお世話になって・・」と言って下さいました。喜んでいただけていて、うれしいことです。

N様の話をお聞きすると、先日の健診で、肝機能の数値の上昇を指摘されたのと、体重を減らすように指摘されたようです。
Drからは「メタボだ!」と言われ、N様自身は「メタボなものか!」と憤慨されていました。
健診結果を前に「うーん」と考え込んでおられました。
確かに腹囲は85cm未満、BMIも25以下ですので、メタボには該当しませんよ。

しかしながら、コレステロールや血圧は、薬をすでに使ってらっしゃいました。
メタボとは呼びませんが、りっぱな生活習慣病です。
脳血管疾患や心筋梗塞等のリスクは高いですよ・・!

Drに言われたこともあり、N様は生活習慣を改善して、肝機能の数値を下げたい、体重も減らしたい、とやる気でした。

配食は夕食に利用していただくので、朝と昼食を見直す事にします。
「朝は、パンとコーヒーかな、たまに果物。」
「昼は出かける事が多いので外食かな。」
「揚げ物も好きやな。」

全体的に野菜不足です。油の摂取量も多いかも。
でもまずは野菜を頑張ってもらうことにしました。トマトやきゅうりでもいいので、野菜を必ずつけて野菜から食べてもらうようにします。

運動では、ウォーキングにすでに取り組んでおられるので継続してもらいます。

よし、やってみるか、とN様。
検査結果を見ながら話しができて、やっぱりメタボ非該当だったので、少し安心していただけたようです(でも油断できない状況なのですよ・・!)。
次回は10月に検査です。

まずはそれまで頑張りましょう★

先週末、東京の浅草サンバカーニバルに太鼓で出場してきました。
これは、浅草から見たスカイツリーの写真です♪
サンバの写真はありません・・

管理栄養士
宮川曜子

こんにちは。
京都管理栄養士の宮川です。

お盆の大雨は皆さん大丈夫でしたか。
宇治市が大変だったようです・・。

宇治方面の配達は大丈夫かと心配しましたが、配送員からは地域の人の協力もあり無事配達することができたと報告を受けました。本当にありがとうございます。

さて、先週、新しくメンバーになられた配送員さん向けに、ミニ勉強会をしました。
物流センターで、お昼に30分程です。

第1回目、テーマは「糖尿病の食事療養について」。
参加して下さった皆さん、メモをとったり質問したり、真剣に聞いてくれました。

資料は、普段利用者に配っている、“導入資料”を用いました。
この“導入資料”、食事療養目的の新規利用者に、5回シリーズで配送員から配布させていただいているものです。

病気の基礎知識や合併症、食事療養の方法等が記載してあるこの資料を、シリーズで配布することで、療養意識を持ってもらえたらいいな、と思って管理栄養士で作成しました。

さてさて、この導入資料、配送員の皆さん、読んでくれていましたが、まだ配布した事がなかったり、読んでいるけど「しっかり」は読んでいない、という感じでした。

あらら・・。
この機会にしっかり読んでみましょう★

糖尿病の合併症について、症状について、食事療養のポイント、検査項目の血糖値とヘモグロビンエーワンシーの違いついて、配達時の注意点等、話しました。


導入資料はこんな感じです。↓

「糖尿の人で足を切るケースがあるがそうゆうことなんや~」
「果物とか食べてはったら注意しなあかんのやね~」
「ヘモグロビンエーワンシーは血糖の平均値なんか~」
「あ~そういえばあの人、あれ食べてはったけど、大丈夫かな~」

配送員の皆さん、この利用者さん糖尿病だけど、これ食べてて、大丈夫かな、というのがあれば教えて下さいね、管理栄養士からまたフォローします。

いろいろ質問や感想が出てきました。皆さん熱心です。
貫名MGからも助け舟を出してもらったり、わきあいあいとした感じですすめることができました。

配送員にしか気づけない事もあると思いますので、もっと利用者さんの役に立てるよう、連携をとっていければと思います♪

ミニ勉強回、第2回のテーマは何にしようかな~。

はーと&はあと
管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。
京都の管理栄養士の宮川です。
先日うれしいことがありました。
仕事で街を走っている時に、偶然3年ぶりの友人と再会したんです。
ちょっと話をしたんですが、元気にしていました。
仕事もがんばっているみたいでなにより。
私もがんばろう思いました★

さて先週、担当者会議に参加させていただきました。
M様、80歳、糖尿病があります。

以前、食事を利用されてたのですが、受け取りを忘れて外出されたり、うまく続かず、現在停止中です。

気になっていた方です。

今回地域包括支援センターの相談員さんより、
「ADLが下がっているし、区分変更をしました。食事も乱れています。担当者会議でサービスの見直しをしたい」とのことでした。

会議で、食事の事を聞いてみました。
すると、ほとんどインスタント麺か、外食、とのこと。
ご自分では調理ができないし、惣菜で野菜を買おうと思っていてもスーパーに行ったら忘れて帰ってきてしまうとのこと。
全く野菜がとれていません。

血糖値は大丈夫?!でもデータがなく分からない状態です。
上がってるのではないかと思います。
お薬も忘れて飲めていません。

かなり心配・・。

会議の中で、ヘルパーさんの調理の日と、デイサービスで食事をとる日と、配食を食べる日を、決めて、これを守っていくことになりました。

食事のお届けは週に2回です。
お渡しの時に、服薬の声かけもさせていただきます。
受け取りを忘れないように、ヘルパーさんやデイのスタッフさんからも声かけをしてもらいます。ありがとうございます。

M様の希望は、「今より元気になってサービスを減らしていきたい」。
今回、介護度が上がった事が、とてもショックだったよう。

「それならきちんとバランスのよい食事をして、デイでリハビリもして、良くしていきましょうね」、と相談員さんの言葉に、「そやな、任せるわ」と言われました。

また受診の結果を見ながら相談にのらせていただきます。
うまくサービスが流れにのったら、きっと血糖値も改善されるはず。

包括の相談員さん、他サービスのスタッフさんとも連携をとって、応援させていただきますよ!
今より良くするために、あらためて、がんばりましょう★


はーと&はあと 
管理栄養士 宮川曜子

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