宮川曜子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
毎月ヘルシーブログが更新されているの、皆さん、ご存知ですか??
簡単に家で作れる、ヘルシーメニューのレシピを、はーとの管理栄養士が交替で紹介しています。よかったらクリックしてみてください。時々社長考案のメニューも紹介されています!

さて、今回12月は私が担当でした。
12月なので、クリスマスにちなんだメニューにしよう、と考えていました。
クリスマスパーティーといえば、鶏の丸焼き、グラタン、ピザ、パスタ、イチゴのケーキ(前回の大都さんのヨーグルトケーキおいしそうでした、クリスマスに作ろうかな)、シャンパンにワインに、・・・。おいしそうだけど、高カロリーです。
ヘルシーでないと!

気を取り直して冷蔵庫を見てみました。
ありがたいことに田舎から送ってくれた野菜が大量にありました。

大根、人参、白菜、パプリカ、じゃが芋、長芋、玉葱等々。

さっきあげたクリスマスメニューには、野菜が圧倒的に不足しています。
野菜は1日350gが目標とされていますが、国民一人当たりの野菜消費量は、300gにもいたっていません。
よし、この野菜たっぷり使おう。

まず、考えたのはデザートです。
野菜でデザートを作ろう。トマトのゼリーとか、カボチャのプリンとか、おいしいですよね。
家にあった長芋と買ってきたイチゴを、寒天でゼリーにしてみました。
予定では真っ白な長芋のすりおろしを雪に見立てて、イチゴの赤で、クリスマスカラーのかわいいゼリーができるはずでした。
しかし、味も見た目もまあまあ、長芋の白さもトロミも引き立たず、とても紹介できるものにはなりませんでした。

デザートからはずれて、もっと簡単に、この野菜達を使おうと思い、考えたのが、スープでした。
たっぷり野菜を摂るには加熱してかさを減らすのが1番。
今度は色もきれいに、味もおいしくできました。スープに野菜の旨みも溶け込んでいます。冷蔵庫もすっきりしました。

こうして、12月のヘルシーメニューが誕生しました。
レシピの詳細は、ヘルシーブログをご覧下さい♪


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。

先日ヘルパーさんの事業所で、勉強会を行いました。
毎週テーマを決めて勉強会をしておられます。

今回は食事がテーマで、利用者さんの家で調理をする時に、制限がある方だったらどんなことに気をつけて調理をしたらいいのか教えてほしいということでした。
食事療養の基本、大きくわけて3つ、糖尿病、高血圧、腎臓病の食事についてお話させていただきました。

業務の後だというのに、15人ほど参加してくださいました。

内容を少しご紹介します。
●糖尿病:高血糖が起こす合併症を予防する為、血糖値を正常に保つことが重要です。
ポイントは、食べ過ぎないこと、3食規則正しくバランスよく食べること。

野菜1日350gは意外に多いなぁという声や、ゼロカロリーの甘味料は知っているという声もありましたが、知らなかったという声もありました。

野菜は1食あたり火を通したもので、片手に1杯で100gとれ、低カロリー甘味料はスーパーでも手に入ります★

●高血圧:高血圧が引き起こす合併症を予防する為、血圧を正常に保つことが重要です。
ポイントは、塩分を控えること。肥満がある場合は、減量も有効です。

醤油は小さじ1杯で1gの塩分、コンソメは小さじ1杯で2gの塩分。
意外に含まれているのだなぁ、と感心されていました。

●腎臓病:機能の低下した腎臓を保護する為に、エネルギー、蛋白質、塩分、水分のコントロールが必要になります。場合によってはカリウムやリンの制限も必要になります。

腎臓食が必要な利用者さんは、今のところ1人だけとのことでしたが、今後の為にと、熱心に聴いてくださいました。

どの食事療養でも、効果をだす為には、継続することが一番です。

周りにいるヘルパーさんや、私達管理栄養士や、配送員からの声かけや励ましで、本人のやる気を継続できるよう応援することが大切です。

最後に、はーとの、カロリー調整食と塩分・蛋白質調整食を試食していただき、先輩の東川さんからも、工夫や、違いについてお話していただきました。

主食の量の目安や、腎臓食についてや、その他のことでも、知らないヘルパーさんが多く、こういった食事療養について、伝えることも、管理栄養士の大切な仕事であると感じました。

少しでも伝わるように話すには、今後も精進が必要だと感じました。

さて今週の週末は、50歳になる知り合いの誕生日会があり、お祝いに行き、幸せな気持ちをいっぱいわけてもらいました。

いつも変わらない笑顔で皆に接してくれる方です。
たくさんの方に祝ってもらい、とてもうれしそうでした。
こんなにもたくさんの人に祝福してもらえるのは、人徳だなぁと感じました。

この気持ちを、私も皆に感じてもらえるように、今週もがんばろうと思います★


はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
あったかい日が続いていたのに、今日は雨が降っていました。
冬の雨は寒い!
しかし、雨にも負けず、お世話になっている事業所の方々への年末の挨拶で、京都を駆け回っています。
「もう年末の挨拶?!」とケアマネさんに言われますが、もう年末です。
毎日駆け回っているからか、本当に早いなぁと感じています。

さて、先日、お食事を再開された方のお宅へご訪問してきました。
70歳台、男性、糖尿病から腎臓もお悪くなっていたため、カロリー・塩分・蛋白質調整食をご利用されていました。

歯が悪く食材が噛みにくいという理由で、2か月程前に、配食をストップしていました。
できるだけ相談にのりたいとは伝えていましたが、別の配食で腎臓食を利用されるとのことでした。

ちょうど再開のお電話があった日、朝の通勤中、
あの方はーとの配食のストップ後どうされてるかな・・と考えていました。

そしたら、偶然、夕方、宮川さんいるかな?とお電話をかけてきて下さいました。

こんなことってあるんだ、とびっくりしながらお電話を受けました。
話は食事を再開したいこと。理由は数値が上がってきてしまったこと。さらに今利用中の配食が口に合わないこと。まだ、歯はよくないが、はーとの食事で頑張りたいとのこと。

現在利用中の別の腎臓食も、はーとを利用されていた時と、ほぼ同じ栄養基準の食事です。

数値が上がってしまったのは、配食以外の食事なのでは・・?
と思い、お電話の翌々日に、ご訪問しました。

再会です。

検査の結果は悪化しており、とても気にされていました。
昼は配食、夕はヘルパーさんの調理されたものを召し上がっておられます。
朝もヘルパーさんの調理された残り物です。間食はされません。

腎疾患の食事療養の基本、蛋白質と塩分を摂りすぎないように、ということは、よーく分かっておられます。
分かっておられるんですが・・

蛋白質を控えるってなかなか難しいものです。蛋白質って、お肉とお魚だけではないんです。

お話しをお聞きしていたら、主菜のおかずのお魚(蛋白源)は1/2切れ程にしているけれど、
副菜の煮物に厚揚げや豆腐(これも蛋白源です!)を使っておられ、蛋白質が多くなっていました。

朝食のお粥も少ししか召し上がっておられなかったので、しっかり食べて下さいとお伝えしました。

糖尿もあるし、主食の食べすぎは良くないと思っておられたようです。
蛋白質を体内で効率的に利用するためには、十分なエネルギーをとる必要があります。

そうだったんですねぇ、
そうか~、
ちょっと多いですねぇ、
このくらいの量ならいいかぁ~味も見てくれへんか~?

といろいろ冷蔵庫から出して下さり、少し煮物の味見をさせていただき、
これなら大丈夫、はーとの食事より薄いくらいですね、と訪問を終えました。

今度は、ずっと食事療養のお手伝いができるよう応援させていただきたいと思います。
はーとはお食事をお届けするだけではないんです。
また、私を呼んで下さって、とてもうれしかったです。

こんな時、やりがいを感じます★

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
この三連休、京都は紅葉客ですごい人でしたね。
たまたま乗ったタクシーの運転手さんによると、丸太町から四条まで普段なら10分もかからないところ、30分もかかったようです。その点、バイクだと車たちの間を抜けていけるので、少しましかな、と思います。もう少し京都の秋は騒がしいかな。

先日、医院さんの栄養指導で、数値が上がってしまった方がいました。
70歳代、Y様、男性の方です。境界型の糖尿病です。3ヶ月に1回のペースで、栄養指導に来られています。
物静かな方で、ご自分からはあまり話されないので、こちらからお聞きして、お話をしていただくようにしています。

前回は7月末の栄養指導でした。それまで、お薬はなしで、血糖値の指標のヘモグロビンA1cは、7.5%前後をいったりきたりしていました。
ところが、今回、8%に上がってしまったんです。正常範囲は5.8%までです。

なんで!?どうしたの!?何食べられたんだろ、食生活が急に変わったんかな!?
いろいろ聞きたい気持ちを抑え、
「何か思い当たることはありますか?」とお聞きしました。
するとY様は、
「う~ん、何でかわからへんわぁ、運動は確かにしてなかったけどなぁ・・」と。

確かに運動は、仕事場まで徒歩での往復くらいでしたが、それは変わっていません。
もともとお野菜の嫌いな方ですが、トマトだけ3食中1食は必ず食べるようにされています。お食事は奥様が準備しており、内容も変わっていません。
風邪を引いたりもなかったので、やっぱり食べ物の影響です。

とすると・・??

確かY様、よく口寂しくなるって言われていたなぁ・・と考えていたら、
「間食やろなぁ・・」と、ポソっとY様。
思いあったってますやん!

思えば、今まで、週に1回くらい夜食のラーメンを食べておられました。
前回の指導時にも、カロリーが高いし夜はやめてくださいね、せめて春雨スープとかにしてくださいね、とお伝えしていました。
数値が維持できていたので、油断して週に2回くらいになっていたようです。

他にも、夏、暑かったときに、アイスを食べていたようです。
クリーム系はカロリーが高いので、シャーベット系の棒キャンディーにされていましたが、3本程食べておられたようです。
そして最近は、みかんの季節になってきたので、1日5個程食べておられるよう。

このままでは数値は上がってしまう一方!

合併症の怖さも、テレビで見て、よく理解しておられますので、
ラーメンはやめる、アイスももう寒いし食べない、これからの季節みかんに手が伸びるけれどみかんは2個までにする!!
こう約束し、栄養指導を終えました。

「ちょっと次までにがんばるわぁ」と、Y様。
「間食を減らしたら、数値は絶対下がりますよ」と私。
原因が分かってよかったよかった。さて。

と、最後に、「間食はパンくらいにしておくわな」と、ポソっとY様。
「パン・・ですか?」と私。
ちょっと待ってください、パン、初めて聞きます。

ふだんの主食はご飯のY様。よくよく聞きすると、夜食にラーメンじゃないときは、なんと、食パンにバターをたっぷり塗って食べておられました。

ご飯半分に相当するカロリー、バターでさらにカロリーオーバーです!
ラーメンや甘いものについては、カロリーが高いとよくいわれているので分かっておられたのですが、パンはまったく気にせず食べておられたようです。

「パンは、というか夜食と間食は、ちょっと気にしてやめてくださいね」と、今度こそ、原因が分かって、栄養指導を終えました。

大きな落とし穴でした。

ご自分からあまり話されない方は、こちらから食生活を、特にしっかりお聞きしないと、と肝に銘じられた栄養指導でした。
向こうから話していただけるような、雰囲気作り、話の進め方をしなければと思います。
次回の栄養指導時に、数値が下がって、一緒に、笑いたいなと思います。



冬の保存食、干し柿作りました。
おいしいけれど食べすぎには気をつけましょう。
ちなみに、1個(40g)で約100Kcalです。

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
紅葉も始まり、秋真っ盛りですね。寒さもレベルアップしてきました。
訪問で外出する時は、バイクに乗るのですが、夏でも日焼け防止の為にしていたあの薄い手袋では、もう、手が冷たくかじかみます。
ので、分厚いスキー用の手袋を押入れから引っ張り出してきました。
これでこれからくる冬を乗りこえ、利用者様や事業所の方に会いに行きます!

さて、先日、11月14日は、世界糖尿デーでした。
世界中の成人100人中、5~6人は糖尿病に罹患していることを受けて、3年前にこの日は世界中で、予防の啓発活動に取り組むよう呼びかけるようにと、国連で制定されました。
京都では、東寺の五重の塔がシンボルカラーの青色にライトアップされたようです。

その世界糖尿デーにちなんで、一般の方向けの糖尿病予防講座が開催されていましたので、辻本さんと参加してきました。

市民の方対象とあって、とても分かりやすい内容でした。
パネリストはドクターや、運動療法士の方、そして管理栄養士の方でしたので、糖尿病予防の運動や食事について、今後、仕事で利用者様の栄養相談でも為になりそうな情報をたくさん聞けました。
普段勉強会に参加する時は、栄養士や医療関係のスタッフ対象のものが多いので、角度をかえて聞くことができ、新鮮でした。

参加者の方から「ほ~」とため息のあがった内容をご紹介します。

Q 皆さん、この献立はヘルシーだと思いますか?
   玄米ご飯(中茶碗に1杯 200g)、
   さんまの塩焼き1匹、
   冷奴(豆腐1/2丁)、
   ほうれん草のお浸し(ごまをたっぷりふって)、
   オニオンスライス(オリーブオイルをたっぷり)

      主食、主菜、副菜と揃っていて、野菜も2皿あって、バランスよく思いますよね・・

    A 実はこれで1000Kcal以上です。
     低カロリーに思われがちな豆腐もたくさん食べるとカロリーはアップします。
     目安は1/4丁です。
     また体に良いといわれているゴマやオリーブオイルもかけすぎれば脂質もカロリーも上がってしまいます。

管理栄養士にはすぐに分かるのですが、参加者の方は、そうなんだ、なるほどといった表情で聞いていました。
栄養相談時にも、豆腐はヘルシーだから1/2丁くらい食べていたという方や、サラダにはマヨネーズをたっぷりという方がおられます。
良かれと思って実行していたことが、かえって良くなかったということにならないように、多くの人に知ってもらう為に、こういった予防講座って大切だなと思いました。

はーとの管理栄養士も時々、事業所の方からの依頼や医院さんの集団栄養指導で、勉強会を行うことがあります。テーマはいろいろですが、多くの人に正しい食事の知識をもらえるように、気合をいれて挑んでいます。

一般の方向けの予防講座でしたが、普段、食事の相談を受けたり勉強会を開催したりしている管理栄養士の側としても、とても参考になり、参加することができてよかったです。

こんなツールも展示してありました。

糖尿病の合併症はシ・メ・ジ!


神経障害・網膜症(目)・腎症です。

はーと&はあと 管理栄養士 宮川曜子

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