宮川曜子のブログの最近のブログ記事

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
早くも朝夕涼しくなってきました。暑い夏に外に出て関係機関をまわるのは、水分補給をしたり汗を拭いたりと何かと大変ですが、少し寂しい気分です。
地蔵盆(京都に来て知りました!)を過ぎると夏も終わりです。

さて、うれしいことがありました。
ある訪問看護ステーションの看護師様とお話している時、
偶然、はーとの利用者様のH様の担当ということが判明しました。
H様は昼間は家族様がお仕事で独居の為、安否確認をかねてお食事をお届けしている方です。

看護士様:「・・そういえばH様の配食って、もしかしてはーとさん?黒いお重の容器よね?」
私:「あ、そうです、3年程前から昼と夕とお届けしていますよ!」
看護士様:「やっぱりとそうだったのねぇ、いろいろ見てくれてるみたいねぇ!」
私:「??」
看護士様:「ご飯が残ってたりとか、体調が悪そうな時とか、ケアマネージャーさんから聞いてるわよぉ」
私:「あ、そうだったんですか!!H様のご体調どうですか?」
看護師:「今は順調よ、まぁ日によるけどねぇ、これからも何かあったらケアマネージャーさんから話が来ると思うわぁ、よろしくね」
私:「こちらこそ宜しくお願いします!」

この会話から、自分のお伝えした利用者様の情報が、ケアマネージャー様を通して、訪問看護の方にまで、伝わっていることを実感しました。

私達のお伝えした情報が、実際に動いており、
まさに利用者様を見守る関係機関の一員として他の関係機関の方々と連携がとれている、と感じた瞬間でした。

はーとの配食は、安否確認の為、利用者様の家族様やご担当のケアマネージャー様から新規のお申し込みがあることが多々あります。
利用者様にとって、関係機関の方にとって、一番ベストな方法を考えながら、今後も連携をとっていく為に、配食時に得られた必要な情報は、必要な方へ、お伝えするようにしていきたいと思います。

利用者様の家族様、ご担当のケアマネージャーの皆様、訪問看護や訪問介護のスタッフの皆様、
利用者様のことで、こんな声かけをしてほしい、ですとか、何か気にかけておくべき点等ございましたら、教えていただきたく思います!できるだけお力になれるよう努めます!

先日の休日、学生の時お世話になった先生に会いに岡山へ日帰りで行ってきました。
お元気そうで、向こうでもがんがん学生を指導していらっしゃるようでした。
そのお変わりない姿に元気をいただき、私も頑張って、前にすすんでいこう!と思いました。
よい休日でした。


曇っていましたが、岡山の空です!

はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
お盆を過ぎましたが、暑い日が続きますね。
冷たい飲み物や麺類ばかりに偏り食生活が乱れがちな夏場、ここで夏バテしてはいけないと、最近は、ゴーヤチャンプルーをよく食べます。
疲労回復効果のビタミンB1を多く含む豚肉と、食欲増進のにんにくとしょうがに、野菜を加え塩コショウで炒め、少々醤油をふります。あれば豆腐や玉子も一緒に炒めます。
野菜をたっぷり食べられる上に、作り方はとても簡単で、かつ美味です。お勧めです。

さて、暑くても寒くても年中無休でお食事を配達していますはーと&はあとは、利用者様と、関係機関や家族様との連携を大切にしています。
配達時の利用者様からのご要望やご相談、また普段と異なる様子で気になることがあれば、私達相談員やカスタマーセンター(お客様受付係り)から、本人や関係機関や家族様に連絡するようにしています。

その連携のもととなる連絡すべき情報はどこから来るのか?
実は、その大切な情報源は、毎日の配送員の報告やレポートから来ています。

例えば、ある配送員の日誌より。
“H様:夕食の配達時に、昼食の主食のお粥が残っていることが多い。”
この方は、昼間は家族様が仕事に行かれている為、独居です。軽度の認知症がおありです。お食事は昼夕のお届けです。
配送員に詳細を聞くと、お粥はほぼ毎日、一口程度食べられたくらいでほぼ残っているようです。

エネルギー不足が心配です。
担当のケアマネージャーさんに連絡します。
「そうだったの知らなかった、朝食を遅くに食べているからかしら・・」といったご様子。
そして、ヘルパーさんが残食のチェックをすることになりました。

また、別の配送員の日誌より。
“N様:お届けに伺ったときにスイカをたくさん食べておられた。”
腎臓食をご利用の方です。毎日の昼のお食事をお届けしています。カリウムが豊富なスイカをたくさん食べてカリウムの数値が上がってしまうのが心配です。

しかしこの方、食事療養を頑張っておられ、腎臓によくない控えるべき食べ物はよくご存知なはずです。
あれ?と思い、ご本人に連絡しご様子をお聞きします。
「皮をむいてカットしたスイカをタッパーに入れて、冷蔵庫にストックしているだけやよ、食べるのは四角にカットした2切れほど」
そのくらいにし食べ過ぎないで下さいね、また検査結果が分かればお聞かせ下さいね、とお伝えしました。

また、別の配送員の報告より。
“S様ですがご飯の量を増やしてほしいといってはりますが、認知もおありなので家族様に一度相談をお願いします。”
S様は、とても線の細い方で、ご飯を増やして食べられるのか、現在お届けしているご飯もすべて食べておられるのか、少し不安な方です。

家族様にご様子をお聞きします。
「あら、そんなことを言っていたのね・・ご飯はいつも残っているわよ、おそらく認知がすすんでいて満腹感がないのだと思うわ、ご飯は増やさなくていいですよ。」
この場合は、報告のみということになりました。
このように、変わらないこともあります。

このように、利用者様を取り巻く周囲が、連携をとり情報を共有することで、利用者様にとって一番よい方法を考えることができます。

よい結果になることも今までと変わらないこともありますが、ささいなことでも、必要であると判断すれば連絡をとるようにしています。


配食を利用してくださっている利用者様の在宅での生活を、配送員、相談員、カスタマーセンターともども、縁の下の力持ちになってサポートさせていただきます。

目指せ縁の下の力持ち!


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
長い梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。全力で鳴く蝉の声をききながら、私も負けまいと、バイクに乗り、利用者様や関係機関の事業所を目指します。
時々、小さな路地に入ると、打ち水をした後で、ひんやりとした風が吹いています。水をまくだけで、感じる気温が違います。昔からの、生活の知恵ですね。

7月末の新聞に、こんな記事が大きく載っていました。
「介護認定基準見直し 厚生労働省方針 軽度判定増加受け」。
何人かのケアマネジャー様に、お話をお聞きしました。
軽度の判定の期間に、軽度の判定を既に受けてしまっている利用者さんはどうするの・・、
また変えてうまくいくのかしら・・、でも見直された判定で使えるサービスが増えるのはうれしいけど・・、
といった感じです。皆反応は似ていました。
ご高齢者の現状を知っているのは、やはり、現場にいる人です。
介護の現場を実際に知った人が、国のえらいさんになったら良いのに、と思います。

ケアマネージャー様は、利用者様に一番あったサービスを提案する為、ひとりひとりの方の身体状況や性格や環境を、確実に把握しておられます。

さて、先日、あるケアマネージャー様と一緒に新規訪問に伺いました。
T様、80代、男性、脱水と栄養状態不良で先日までご入院されていました。
独居の為、食事をろくに食べておらず娘様が様子見に来られていた時に、部屋の中で倒れられたようです。
退院後の安否確認と食事確保の為に、ケアマネージャー様が今回配食利用を提案されました。

T様をかこみ、主に娘様が進行役となり、相談は進みます。
ご本人は口数が少なく少々頑固な方です。時々話をされます。

「じゃあヘルパーさんが入らない日の昼夕にもってきてもらおうか」とケアマネ様。
「安否確認も兼ねて、昼夕そのつどお届けしています」と私。
「食べへん、あまる」とT様。
娘様は、T様の仰ることには、何も言われません。「食べへんなら届けてもらってもねぇ」と言われます。

ケアマネ様は、昼夕そのつど安否確認の為に、配食を利用していただきたいのです。
T様は時々物忘れもあるようで、ケアマネ様は心配そうな声です。

最終的に、ヘルパーさんのはいらない日に昼のみのお届けということになりました。
ご本人の言うことが最優先になりました。

訪問後、ケアマネ様と少しお話をしました。
ケアマネ様は、
「T様は、頑固でとっつきにくい印象がありプライドも高いので、家族様も少し距離をおかれているの、私は本当は寂しいと感じておられるのではないかと思うんです。物忘れもでてきて・・。
うちで住み込みで働かへんか、とよくいわれるの」と言われました。

T様の心の微妙な動きまで考えて案じておられ、驚きました。
ケアマネ様のT様への思いやりの気持ちをひしひしと感じました。

私たちにできることは、配食時に、食事をお手渡しすることで、
T様のお顔を見、話しをして、しっかり安否確認することです。
気になること、T様からの訴えがあれば、小さなことでも連絡を、ケアマネ様や娘様にし、
連携をとらせていただくことです。

T様を取りまく関係機関の一員となり、T様の生活を応援していきます。

ケアマネージャー様の仕事も、私たちと同じ、思いやりの心をもって、ひとりひとりに一番良い方法を提案していくことが大切なのだと感じました。
ケアマネ様と利用者様の姿に、学ぶことは多いです。

今日も、真夏の日差しの中、いってきます!

マザーリーフですが、芽と根がでてきました♪

はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
先日、はーとの皆でボウリング大会をしました。
業務後ですが、皆元気に、ピンを倒すことだけを考えて、ボールを投げます。
意外に上手な人、いつもの調子が出ず不調な人、投げた後の顔が可愛い人、勝負にとても真剣な人、業務中には見られない顔がたくさん見られました。
私は思った以上に、下手でした!昔、子供会でやった時はもう少しまっすぐ転がすことができていた気がするのですが・・。見事にドベ賞をいただきました。次はドベから脱出したいです。親切に教えてくれた皆さん、ありがとうございました。

さて、先日、ある利用者様にお会いしてきました。
お電話で軽く栄養相談をさせていただいたのですが、直接お会いしたほうが、伝わるだろうと感じ、新規の訪問が私ではなかったこともあり、ご挨拶をかねてお伺いしました。

N様、92歳の女性の方です。病名は腎不全。栄養コントロール食の塩分蛋白調整食を利用してくださっています。病院の管理栄養士様から、退院後も自宅で蛋白制限を続けるように、とご紹介をいただきました。

とってもきれいな鉢植えが庭から玄関先まで続いています。
こんにちは、と声かけをすると、ゆっくりN様が出てこられました。

初めまして、担当の相談員の管理栄養士の宮川です。よろしくお願いします、と私。
まぁまぁ、わざわざ来てくださってありがとう、とN様。
初めてお目にかかるのに、うれしいお言葉です。
とても92歳には見えない、勉強熱心で溌剌とした方です。

挨拶を終え、お食事の話や、ご病状についての話に入ります。
よくよくお聞きすると、入院するまでは、朝に、蛋白質豊富な納豆やお豆腐、カリウム豊富な生のトマト等を食べておられたようです。体には良いのですが、腎臓には食べ過ぎると良くない食べ物です。
腎臓の食事療養の本や、病院の管理栄養士様からの栄養指導で勉強し、今は、よく分かっておられ、やめておられます。

でもなぁ、食べたい時もあるんやわぁ、とN様。
大丈夫、食べてはダメなのではなく、量を守ればいいんです、と私。
数字ばかり気になるけど、分かれへんわぁ、とN様。
大丈夫、私も全部の食材の蛋白質量やエネルギー量なんて覚えていません。

一緒に腎臓病の食品交換表を見ながら、N様が食べたい食品を、今の食事で食べておられる食品と交換しました。納豆、あずき、そうめん等々。食品交換表って本当に便利です。
一緒に勉強しましょう!
それぞれの食品の蛋白質の量を確認でき、この日、N様の“食べてはいけない”という思い込みを、少し和らげることができたのではないかと思います。

退院後の数値は、分かりませんがDrからは何も言われていないようですが、検査の結果がどうか気にしておられました。私も、気になります。やっぱり、蛋白制限がうまくいっているか、腎機能の数値見て、確認したいという気持ちがあります。

次の結果はDrに見せてもらうように言うてみるわぁ、とN様。
また教えてくださいね、と私。
そして頑張りましょう、またお電話しますね、と、訪問を終えました。

庭先のお花は、お独り暮らしなのですが、毎日ご自分で、水やりをされているそうです。
帰り際に、辞退する私に、いいのいいの皆にあげているのよ、と鮮やかな黄緑色の葉っぱをちぎって下さいました。ありがとうございます。


マザーリーフといって、水に浮かべておくと、芽と根がでてくるそうです。
今、家の小皿に浮かんで、毎日私を楽しませてくれています。



マザーリーフを見るたびN様を思い浮かべます。
N様の頑張りを、できる限り応援させていただきます★

はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

こんにちは。めでぃ京都の宮川です。
梅雨の晴間の休日、サッカー観戦に行ってきました。
大きな声を出して、観客皆で応援しました。
選手たちは、試合の前半でも、後半でも、ひたすら走り、戦略を駆使し、仲間にパスをつなぎました。
実際に目の前にする、サッカーのコートは広く、走り続ける90分(45分×2)は、疲れるだろうと思います。汗だくでボールを追う選手たちの一生懸命な姿に、元気と勇気をもらいました。
ちなみに応援していたチームは勝ちました♪

あきらめない、工夫する、チームで力を合わせる!

サッカー観戦でもこれらの事の大切さを実感しましたが、先日H様の担当者会議に参加させていただいた時にも実感しました。

H様、80歳台、女性、独居。リウマチと、リウマチの薬からくる軽度の糖尿病を患っておられます。ほぼ毎日、栄養コントロール食のカロリー調整食をお届けしています。
介護区分の変更に伴うサービス担当者会議です。

担当のケアマネージャー様は、H様へサービスを提供している全ての事業所の方に声をかけられました。訪問看護の看護士様、ヘルパー様、福祉用具の担当者様、以前H様の担当をされていたケアマネージャー様、等々。

「もう、しんどうてね、何もやる気がおきないのよ、
皆が充分助けてくださっているのでこれ以上のことは言えないわぁ」
H様、体調・気分ともにすぐれないようです。その原因は、進むリウマチです。
初回に訪問させていただいた時より、ややADLも下がったように見受けられました。

会議は、ケアマネージャー様が中心となり、各出席者からの報告に添って進みます。
看護士様からは現在の体調や血糖管理について、ヘルパー様からはどんな援助をしているかについて、福祉用具の担当者様からはベッドや手すりの使用状況について・・。
報告後、改善点や今後の方針をH様の意見を聞きながら話し合います。

配食に関しては、受け渡しの方法について、主に話し合いました。
血糖のコントロールは、朝食やヘルパー様のお食事も考えて調理しておられる為、問題なく管理できておられます。

問題はお食事の受け渡しです。今までは、配送員が声かけし、机の上に置いていました。
しかし、梅雨に入り、机の上に置いておくのは、傷んでしまう可能性があります。
配送員が、冷蔵庫に入れることもできるのですが、リウマチの為、ご自分で冷蔵庫を開けお食事を取り出すことも難しい・・・。

さて、どうしたものか。なんとかできないものか。H様とその場の皆で考えます。

結局、冷蔵庫に入れるのが難しいので、保冷ボックスを机の上に置き、その中にお食事を入れることになりました。

ボックスのフタも開けにくいだろうとのことで、フタは軽く閉める、ということになり、
それでもお食事がボックスの中から取り出せないようなら、ボックスに紐をつけたり、フタではない側のボックスをフタのようにしてかぶせたり、いろいろ試してみようということになりました。
様子を見ながら工夫です。

ケアマネージャー様、他の出席者様、皆が意見を出し合い、H様ができることを考え、少しでも生活しやすいような工夫ができないか、と最後まであきらめない姿勢に感動しました。

私も一緒に考え、話し合いに参加させていただくことができ、とてもうれしく思いました。

現在、保冷ボックスのフタは軽く閉めた状態で、開けられているようです。

あきらめない、工夫する、チームで力を合わせることは、どんな場面でも、忘れてはいけない大切なことなんですね。


はーと&はあと 管理栄養士 宮川 曜子

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